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公開番号2025021407
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-13
出願番号2024028295
出願日2024-02-28
発明の名称積層フィルム
出願人東レ株式会社
代理人
主分類B32B 27/18 20060101AFI20250205BHJP(積層体)
要約【課題】本発明は、係る従来技術の欠点を改良し、積層フィルムとして用いるために必要な機械特性を備え、布等に対する密着性、ハンドリング性、および触感に優れる積層フィルムを提供することを、その課題とする。
【解決手段】両面で布に対する剥離強度が異なる積層フィルムであって布に対する剥離強度が相対的に大きい面側の最外層をA層としたときに、A層が樹脂と粒子を含み、前記A層の表面粗さであるスキューネス(Rsk)が1.00以上4.00以下であり、粒子の露出不良率が0%以上30%以下であることを特徴とする、積層フィルム。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
両面で布に対する剥離強度が異なる積層フィルムであって布に対する剥離強度が相対的に大きい面側の最外層をA層としたときに、A層が樹脂と粒子を含み、前記A層の表面粗さであるスキューネス(Rsk)が1.00以上4.00以下であり、粒子の露出不良率が0%以上30%以下であることを特徴とする、積層フィルム。
続きを表示(約 300 文字)【請求項2】
前記A層の粒子の露出率が50%以上80%以下であることを特徴とする請求項1に記載の積層フィルム。
【請求項3】
前記A層の厚みをXμm、前期A層に含まれる粒子の平均粒径をYμmとしたときに、Y/Xが5.0以上20.0以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載の積層フィルム。
【請求項4】
前記A層に含まれる粒子の平均粒径が20umから80umであることを特徴とする、請求項1に記載の積層フィルム。
【請求項5】
前記A層に含まれる粒子の含有量が30質量%から60質量%であることを特徴とする、請求項1に記載の積層フィルム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、布や不織布のように表面に凹凸を有する材料に対する密着性および触感に優れる積層フィルムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
近年、フィルムとして用いるために必要な機械特性を備えつつ、さらに別の機能を有する単体のフィルムが要求されている。例えば、医療・衛生材料の分野では、フィルムとしての機械特性を備え、かつ表面の凹凸形状、伸縮性、および柔軟性を有する、布や不織布のような材料(以下、布等ということがある。)に対する密着性および触感に優れるフィルムが望まれている。
【0003】
これまでに、これらの特性を向上させるために種々の開発がなされており、例えば特許文献1には、粒子と粘着性を有する樹脂で表面が形成され、粒子が粘着性を有する樹脂の層の表面上に載置されている態様のフィルムが開示されている。このような態様とすることにより、表面に触れた際に、粒子によって、粘着層と肌との接触が抑えられるため、フィルムの触感が向上する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-31596号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1の技術では、布等に対する密着性とハンドリング性との両立はできるものの、最表面が粘着層となって触感が低下する課題があった。
【0006】
本発明は、係る従来技術の欠点を改良し、積層フィルムとして用いるために必要な機械特性を備え、布等に対する密着性および触感に優れ、かつ、本発明のフィルムをロールtoロールで加工するときに、搬送ロール等への粘着を防ぐことができる積層フィルムを提供することを、その課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、本発明は、下記の構成からなる。
(1)両面で布に対する剥離強度が異なる積層フィルムであって、布に対する剥離強度が相対的に大きい面側の最外層をA層としたときに、A層が樹脂と粒子を含み、前記A層の表面粗さであるスキューネス(Rsk)が1.00以上4.00以下であり、粒子の露出不良率が0%以上30%以下であることを特徴とする、積層フィルム。
(2)前記A層の粒子の露出率が50%以上80%以下であることを特徴とする(1)に記載の積層フィルム。
【0008】
(3)前記A層の厚みをXμm、前期A層に含まれる粒子の平均粒径をYμmとしたときに、Y/Xが5.0以上20.0以下であることを特徴とする(1)又は(2)に記載の積層フィルム。
(4)前記A層に含まれる粒子の平均粒径が20umから80umであることを特徴とする、(1)に記載の積層フィルム。
(5) 前記A層に含まれる粒子の含有量が30質量%から60質量%であることを特徴とする、(1)に記載の積層フィルム。
【発明の効果】
【0009】
本発明により、積層フィルムとして用いるために必要な機械特性を備え、かつ、布等に対する密着性および触感に優れ、さらに、積層フィルムをロールtoロールで加工するときに搬送ロール等への貼り付きを抑制する積層フィルムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の一実施態様に係る積層フィルムをA層側から観察したときの拡大上面図である。
図1の積層フィルムのI-I’断面図である。
本発明の積層フィルムの凸部をA層側から観察した画像である。
本発明の積層フィルムの粒子の露出部分をA層側から観察した画像である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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