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公開番号
2025075142
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-15
出願番号
2023186100
出願日
2023-10-31
発明の名称
積層体
出願人
artience株式会社
代理人
主分類
B32B
25/06 20060101AFI20250508BHJP(積層体)
要約
【課題】本発明は、耐突き刺し性、耐ブロッキング性、光沢、耐水性、及び耐水摩擦性に優れた積層体を提供することを目的とする。
【解決手段】上記課題は、サイズ剤を含む紙基材、及び印刷層を有する積層体であり、前記紙基材と前記印刷層が接してなり、前記印刷層が、セルロース系樹脂及び可塑剤を含み、好ましくは、前記サイズ剤が、ロジン樹脂、アルケニルコハク酸塩、アルキルケテンダイマー、ポリビニルアルコール樹脂、及びデンプン樹脂からなる群から選ばれる少なくとも1種である、積層体によって解決される。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
サイズ剤を含む紙基材、及び印刷層を有する積層体であり、
前記紙基材と前記印刷層とが接してなり、
前記印刷層が、セルロース系樹脂及び可塑剤を含む、積層体。
続きを表示(約 770 文字)
【請求項2】
サイズ剤が、ロジン樹脂、アルケニルコハク酸塩、アルキルケテンダイマー、ポリビニルアルコール樹脂、及びデンプン樹脂からなる群から選ばれる少なくとも1種である、請求項1に記載の積層体。
【請求項3】
可塑剤が、クエン酸エステル、フタル酸エステル、リン酸エステル、トリメリット酸エステル、脂肪族二塩基酸エステル、グリコールエーテル、スルホン酸アミド、及びひまし油からなる群より選ばれる少なくとも一種である、請求項1又は2に記載の積層体。
【請求項4】
紙基材中のサイズ剤の単位面積あたりの含有量と、印刷層中の可塑剤の単位面積あたりの含有量との質量比率が、0.1:99.9~50:50である、請求項1又は2に記載の積層体。
【請求項5】
印刷層が含む、セルロース系樹脂と可塑剤との質量比率が、99:1~50:50である、請求項1又は2に記載の積層体。
【請求項6】
印刷層のJIS Z 8741によって測定された光沢値が、15~60である、請求項1又は2に記載の積層体。
【請求項7】
印刷層が、更に、ウレタン樹脂、ポリアミド樹脂、アクリル樹脂、及びスチレン-マレイン酸共重合樹脂からなる群より選ばれる少なくとも1種を含む、請求項1又は2に記載の積層体。
【請求項8】
印刷層が、表面保護層を含む、請求項1又は2に記載の積層体。
【請求項9】
紙基材上の印刷層を有さない側に、更に、ヒートシール層を有する、請求項1又は2に記載の積層体。
【請求項10】
ヒートシール層が、ポリオレフィン樹脂、及び/又はアクリル樹脂である、請求項1又は2に記載の積層体。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は積層体及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、商品パッケージその他の包装物には装飾や表面保護のために印刷が施されているのが一般的である。また、印刷物の意匠性、美粧性、高級感等の印刷品質は、そのでき如何によって、消費者の購入意欲を促進させるものであり、産業上の価値は大きい。
【0003】
一般的に、パッケージの構成には主にプラスチックフィルムが用いられ、透明であるため中身を視認できる使用方法もあり、特にラミネート包装材が用いられることが多かった。例えば、特許文献1においては、基材、印刷層、接着剤層及びシーラント層からなるラミネート包装材であって、印刷層及び接着剤層にバイオマス樹脂が使用された発明が記載されている。しかし、そもそもラミネート包装材は、石油由来プラスチックフィルムの使用量が多い。そのため、環境対応、カーボンニュートラルであり、更にプラスチックの使用量を削減可能な紙化包装材が望まれている。紙化包装材は、ラミネート包装材と比較して、基材の影響により耐水性等の各種耐性に課題があり、技術開発が行われている。
【0004】
例えば、特許文献2、3、及び4には、サイズ剤を含む紙基材とセルロース系樹脂を含む印刷層とを有する積層体に関する発明が記載されている。しかしながら、記印刷層は、可塑剤を含んでおらず、耐突き刺し性、耐ブロッキング性、及び耐水摩擦性については一切記載がない。また、特許文献5には、ヒートシール層、紙基材、セルロース系樹脂を含むインキ層、及びセルロース系樹脂を含む表面保護層を順次有する積層体に関する発明が記載されている。しかしながら、上記紙基材がサイズ剤を含んでおらず、かつ、インキ層及び表面保護層は可塑剤を含まず、耐突き刺し性、耐ブロッキング性、光沢、耐水性、及び耐水摩擦性について一切記載がない。
【0005】
従って、紙化包材において耐突き刺し性、耐ブロッキング性、光沢、耐水性、及び耐水摩擦性に優れた積層体として満足できるものは未だ見出されていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2018-051796号公報
特開2021-075827号公報
特表2023-524453号公報
特開平01-040697号公報
特開2020-5517号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、耐突き刺し性、耐ブロッキング性、光沢、耐水性、及び耐水摩擦性に優れた積層体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者は前記課題に対して鋭意研究を重ねた結果、以下に記載の積層体を用いることで上記課題を解決することを見出し、本発明を成すに至った。
【0009】
すなわち本発明は、サイズ剤を含む紙基材、及び印刷層を有する積層体であって、前記紙基材と前記印刷層とが接してなり、前記印刷層が、セルロース系樹脂及び可塑剤を含む、積層体に関する。
【0010】
また本発明は、サイズ剤が、ロジン樹脂、アルケニルコハク酸塩、アルキルケテンダイマー、ポリビニルアルコール樹脂、及びデンプン樹脂からなる群から選ばれる少なくとも1種である、上記の積層体に関する。
(【0011】以降は省略されています)
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