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公開番号2025068676
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-30
出願番号2023178611
出願日2023-10-17
発明の名称光学積層体
出願人アイカ工業株式会社
代理人
主分類B32B 7/023 20190101AFI20250422BHJP(積層体)
要約【課題】低反射性であると共に耐擦傷性に優れた3層構造の光学積層体を提供する。
【解決手段】光透過性を有する基材フィルムにハードコート層、光学調整層1、光学調整層2がこの順番で積層されており、前記光学調整層2が、重合性官能基を有する化合物と、光重合開始剤と、アミン変性(メタ)アクリレートと、中空シリカ微粒子と、アルミナ微粒子と、フッ素系レベリング剤を含み、前記フッ素系レベリング剤単体での水接触角が112°以上である樹脂組成物の硬化物であることを特徴とする光学積層体である。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
光透過性を有する基材フィルムにハードコート層、光学調整層1、光学調整層2がこの順番で積層されており、
ハードコート層が、重合性官能基を有する化合物(A)と、光重合開始剤(B)を含むハードコート樹脂組成物(但し(C)を含まず)の硬化物であり、
光学調整層1が、前記(A)と、前記(B)と、高屈折率無機微粒子(C)を含む樹脂組成物の硬化物であり、
光学調整層2が、前記(A)と、前記(B)と、アミン変性(メタ)アクリレート(D)と、中空シリカ微粒子(E)と、アルミナ微粒子(F)と、フッ素系レベリング剤(G)を含み、前記(G)単体での水接触角が112°以上である樹脂組成物の硬化物であることを特徴とする光学積層体。
続きを表示(約 210 文字)【請求項2】
前記光学調整層2における(F)の配合量が固形物全量に対し3~35重量%であることを特徴とする請求項1記載の光学積層体。
【請求項3】
前記光学調整層2における(G)の配合量が固形物全量に対し10~25重量%であることを特徴とする請求項1記載の光学積層体。
【請求項4】
前記光学調整層1の屈折率が1.58~1.70であることを特徴とする請求項1~3いずれか記載の光学積層体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、外部光源の反射が少なく耐摩耗性に優れる3層構造の光学積層体に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
反射防止フィルムは、蛍光灯などの外部光源の反射が少なく視認性が良好であるという特徴から、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイなどに代表される画像表示装置で広く使用されている。特に、タッチパネルなどのような画像表示面をタッチペンで入力するデバイスの場合は、より高い耐摩耗性や耐擦傷性を要求されるようになってきている。
【0003】
反射防止フィルムとしては、反射防止層(低屈折率層)の表面で反射する光と、反射防止層と反射防止層に隣接する層(例えばハードコート層や高屈折率層)との界面で反射する光とを打消し合わせることによって、反射光自体を低減させる積層構成が良く知られている。また反射防止層は通常、バインダー樹脂と共に、屈折率を低くすることを目的に中空シリカ微粒子を含むことが多い。例えば、多官能(メタ)アクリレートと、中空シリカと、π共役系導電性高分子とドーパントからなる複合体とを含有する低屈折率層の反射防止フィルムが提案されている(特許文献1)。
【0004】
こうした積層構成を採用することで、反射防止フィルムは身近で広く採用されるようになっている。しかしながら、より低い反射率を求められる場合は、低屈折率層に含まれる中空シリカの配合量を上げる等が必要となり、この場合、低屈折率層の耐摩耗性や耐擦傷性が低下するという課題があった。そのため、低い反射率である共に、より優れた耐擦傷性を両立できる反射防止フィルムとするには改善の余地があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2012-48195
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の課題は、低反射性であると共に耐擦傷性に優れた3層構造の光学積層体を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するため請求項1の発明は、光透過性を有する基材フィルムにハードコート層、光学調整層1、光学調整層2がこの順番で積層されており、ハードコート層が、重合性官能基を有する化合物(A)と、光重合開始剤(B)を含むハードコート樹脂組成物の硬化物(但し(C)を含まず)であり、光学調整層1が、前記(A)と、前記(B)と、高屈折率無機微粒子(C)を含む樹脂組成物の硬化物であり、
光学調整層2が、前記(A)と、前記(B)と、アミン変性(メタ)アクリレート(D)と、中空シリカ微粒子(E)と、アルミナ微粒子(F)と、フッ素系レベリング剤(G)を含み、前記(G)単体での水接触角が112°以上である樹脂組成物の硬化物であることを特徴とする光学積層体を提供する。
【0008】
請求項2の発明は、前記光学調整層2における(F)の配合量が固形物全量に対し3~35重量%であることを特徴とする請求項1記載の光学積層体を提供する。
【0009】
請求項3の発明は、前記光学調整層2における(G)の配合量が固形物全量に対し10~25重量%であることを特徴とする請求項1記載の光学積層体を提供する。
【0010】
請求項4の発明は、前記光学調整層1の屈折率が1.58~1.70であることを特徴とする請求項1~3いずれか記載の光学積層体を提供する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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