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公開番号
2025074777
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-14
出願番号
2023185808
出願日
2023-10-30
発明の名称
紙容器基材、紙容器、及び紙容器基材製造システム
出願人
日本製紙株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B65D
5/74 20060101AFI20250507BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】易剥離領域の剥離剤の塗布の検査を自動で連続チェックを行うことができる紙容器基材、この紙容器基材からなる紙容器、及び、この紙容器基材を製造する製造システムを提供する。
【解決手段】切妻屋根形成パネル5,6間に折り込まれる妻壁形成パネル7が有する内側トップシールパネル17の内面に、易剥離領域21が設けられ、その両側に位置する切妻屋根形成パネルが有する外側トップシールパネル13,14の内面における横長さ方向のほぼ半分で内側トップシールパネル17寄りの部分に、内側トップシールパネル17寄りに所定の横幅の端部シール25,26域を残して易剥離領域22,23が設けられており、易剥離領域21、22、23は蛍光材料を有する紙容器基材9である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
両面に熱可塑性樹脂を積層した板紙素材からなり、4つの胴部パネルを備え、縦方向シールパネルによって縁部が接合されて横断面が方形の筒状体に形成され、前記胴部パネルの上端に、上部に帯状の外側トップシールパネルを有し互いに対向する一対の切妻屋根形成パネルと、前記外側トップシールパネルよりも低い高さの帯状の内側トップシールパネルを有し互いに対向する一対の妻壁形成パネルとが連設され、前記切妻屋根形成パネル間に前記妻壁形成パネルが折り込まれて、対向する前記外側トップシールパネルと前記内側トップシールパネルとの対向面同士が、加熱シールされると共に、前記外側トップシールパネルの対向面同士および前記内側トップシールパネルの対向面同士も加熱シールされることによって切妻屋根形頂部が形成され、
前記切妻屋根形成パネル間に折り込まれる前記妻壁形成パネルのうちの一方の妻壁形成パネルが有する前記内側トップシールパネルの内面に、横長さ方向の両端に所定の横幅の端部シール域を残して易剥離領域が設けられ、その両側に位置する一対の切妻屋根形成パネルが有する前記外側トップシールパネルの内面における横長さ方向のほぼ半分で前記内側トップシールパネル寄りの部分に、前記内側トップシールパネル寄りに所定の横幅の端部シール域を残して易剥離領域が設けられており、開封時、前記易剥離領域が設けられた前記内側トップシールパネルを有する側の前記妻壁形成パネルを引き出して開口部とする紙容器が組み立てられる紙容器基材であって、
前記易剥離領域は蛍光材料を有する、紙容器基材。
続きを表示(約 620 文字)
【請求項2】
前記蛍光材料が、リボフラビン、リボフラビンリン酸エステルナトリウム、及びリボフラビン酪酸エステルのいずれか1つである、請求項1に記載の紙容器基材。
【請求項3】
前記蛍光材料を、前記易剥離領域の単位面積あたり、4×10
-4
g/m
2
以下含有する、請求項1又は2に記載の紙容器基材。
【請求項4】
請求項1又は2に記載の紙容器基材からなる紙容器。
【請求項5】
請求項1又は2に記載の紙容器基材を製造する紙容器基材製造システムであって、
前記紙容器基材の易剥離領域に蛍光材料を含む剥離剤を塗布する塗布手段と、
前記易剥離領域に紫外線を照射する照射手段と、
前記易剥離領域に塗布された前記蛍光材料を検出する検出手段と、
前記検出手段で前記易剥離領域に前記蛍光材料が検出されなかった前記紙容器基材を除去する除去手段と、を備える、紙容器基材製造システム。
【請求項6】
前記除去手段は、前記検出手段で前記易剥離領域に前記蛍光材料が検出され、さらに、前記易剥離領域以外にも前記蛍光材料が検出された前記紙容器基材を除去する、請求項5に記載の紙容器基材製造システム。
【請求項7】
前記剥離剤中の前記蛍光材料の濃度が1~1000ppmである、請求項5に記載の紙容器基材製造システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、紙容器基材、紙容器、及び紙容器基材製造システムに関する。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、牛乳やジュースなどの液状内容物を収容する紙容器として、表裏面に熱可塑性樹脂を積層した板紙素材からなり、4つの胴部パネルを備え、縦方向シールパネルによって縁部が接合されて四角の筒状胴部が形成され、胴部パネルの上端に、上部に外側トップシールパネルを有し互いに対向する一対の切妻屋根形成パネルと、上部に内側トップシールパネルを有し互いに対向して何れか一方が注出口となり開封される一対の妻壁形成パネルが連設され、一対の切妻屋根形成パネルの間に一対の妻壁形成パネルが折り込まれて、外側トップシールパネルおよび内側トップシールパネルが所定の位置で加熱されシールされて密封されることによって頂部が形成される切妻屋根型の紙容器が広く用いられている。
【0003】
このような切妻屋根型の紙容器の開封は、開封を容易に行えるようにするため、例えば、下記の特許文献1に示すように、一方の妻壁形成パネルが有する内側トップシールパネルと、内側トップシールパネルと対向する一対の切妻屋根形成パネルが有する外側トップシールパネルとの対向面に、それぞれ剥離剤が塗布された易剥離領域を設けることが行われている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-47119号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
易剥離領域への剥離剤の塗布の検査は、従来、任意にサンプリングした紙容器基材に手動で専用の薬品を塗布して発色チェックすることで行われていた。しかしながら、現状のサンプリング検査は手動での検査であり、検査人員の確保の点から、すべての製品について検査が難しい、もしくは各製品について検査頻度を上げることが難しく異常を見逃してしまう可能性があり、検査の自動化が長年の課題となっていた。
【0006】
以上から、本発明は、易剥離領域の剥離剤の塗布の検査を自動で連続チェックを行うことができる紙容器基材、この紙容器基材からなる紙容器、及び、この紙容器基材を製造する製造システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために鋭意検討したところ、本発明者らは下記本発明に想到し、当該課題を解決できることを見出した。すなわち、本発明は下記のとおりである。
[1]両面に熱可塑性樹脂を積層した板紙素材からなり、4つの胴部パネルを備え、縦方向シールパネルによって縁部が接合されて横断面が方形の筒状体に形成され、前記胴部パネルの上端に、上部に帯状の外側トップシールパネルを有し互いに対向する一対の切妻屋根形成パネルと、前記外側トップシールパネルよりも低い高さの帯状の内側トップシールパネルを有し互いに対向する一対の妻壁形成パネルとが連設され、前記切妻屋根形成パネル間に前記妻壁形成パネルが折り込まれて、対向する前記外側トップシールパネルと前記内側トップシールパネルとの対向面同士が、加熱シールされると共に、前記外側トップシールパネルの対向面同士および前記内側トップシールパネルの対向面同士も加熱シールされることによって切妻屋根形頂部が形成され、前記切妻屋根形成パネル間に折り込まれる前記妻壁形成パネルのうちの一方の妻壁形成パネルが有する前記内側トップシールパネルの内面に、横長さ方向の両端に所定の横幅の端部シール域を残して易剥離領域が設けられ、その両側に位置する一対の切妻屋根形成パネルが有する前記外側トップシールパネルの内面における横長さ方向のほぼ半分で前記内側トップシールパネル寄りの部分に、前記内側トップシールパネル寄りに所定の横幅の端部シール域を残して易剥離領域が設けられており、開封時、前記易剥離領域が設けられた前記内側トップシールパネルを有する側の前記妻壁形成パネルを引き出して開口部とする紙容器が組み立てられる紙容器基材であって、前記易剥離領域は蛍光材料を有する、紙容器基材。
[2]前記蛍光材料が、リボフラビン、リボフラビンリン酸エステルナトリウム、及びリボフラビン酪酸エステルのいずれか1つである、[1]に記載の紙容器基材。
[3]前記蛍光材料を、前記易剥離領域の単位面積あたり、4×10
-4
g/m
2
以下含有する、[1]又は[2]に記載の紙容器基材。
[4][1]から[3]のいずれかに記載の紙容器基材からなる紙容器
[5][1]から[3]のいずれかに記載の紙容器基材を製造する紙容器基材製造システムであって、前記紙容器基材の易剥離領域に蛍光材料を含む剥離剤を塗布する塗布手段と、前記易剥離領域に紫外線を照射する照射手段と、前記易剥離領域に塗布された前記蛍光材料を検出する検出手段と、前記検出手段で前記易剥離領域に前記蛍光材料が検出されなかった前記紙容器基材を除去する除去手段と、を備える、紙容器基材製造システム。
[6]前記除去手段は、前記検出手段で前記易剥離領域に前記蛍光材料が検出され、さらに、前記易剥離領域以外にも前記蛍光材料が検出された前記紙容器基材を除去する、[5]に記載の紙容器基材製造システム。
[7]前記剥離剤中の前記蛍光材料の濃度が1~1000ppmである、[5]又は[6]に記載の紙容器基材製造システム。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、易剥離領域の剥離剤の塗布の検査を自動で連続チェックを行うことができる紙容器基材、この紙容器基材からなる紙容器、及び、この紙容器基材を製造する製造システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明に係る紙容器基材の一実施形態を示す内部要部展開図である。
図1に示す紙容器基材からなる紙容器の要部を示す斜視図である。
図2に示す紙容器の開封状態を示す説明図である。
本発明の紙容器基材製造システムの一例を示すブロック図である。
検査ユニットの一例を示す概念図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面に従って、本発明に係る紙容器基材、この紙容器基材からなる紙容器、及び、この紙容器基材を製造する製造システムについて説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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