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公開番号2024136499
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-04
出願番号2023047633
出願日2023-03-24
発明の名称化粧板
出願人アイカ工業株式会社
代理人
主分類B32B 27/10 20060101AFI20240927BHJP(積層体)
要約【課題】 本発明が解決しようとする課題は、当板の汚染が抑制されており、化学物質に対する耐汚染性が良好で、寸法安定性が向上している化粧板を提供することである。
【解決手段】 コア層と、化粧層と、表面保護層と、を含み、表面保護層は、樹脂含浸表面紙を含み、樹脂含浸表面紙は、繊維質基材に、熱硬化性樹脂とブロックイソシアネートを含む樹脂液を含浸し乾燥させてなることを特徴とする化粧板であり、ブロックイソシアネートとしては、オキシム系又はアミン系ブロックイソシアネートを用いることが好ましい。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
コア層と、化粧層と、表面保護層と、を含み、
表面保護層は、樹脂含浸表面紙を含み、
樹脂含浸表面紙は、繊維質基材に、熱硬化性樹脂とブロックイソシアネートを含む樹脂液を含浸し乾燥させてなることを特徴とする化粧板。
続きを表示(約 330 文字)【請求項2】
ブロックイソシアネートのブロック剤が、アミン系化合物であることを特徴とする請求項1記載の化粧板。
【請求項3】
ブロックイソシアネートの解離温度が、100℃~140℃であることを特徴とする請求項1記載の化粧板。
【請求項4】
熱硬化性樹脂が、アミノ-ホルムアルデヒド樹脂、フェノール-ホルムアルデヒド樹脂、ラジカル重合型熱硬化性樹脂からなる群から選ばれる1種以上の化合物であることを特徴とする請求項1記載の化粧板。
【請求項5】
床材として用いることを特徴とする請求項1~4のいずれか記載の化粧板。
【請求項6】
基材層に、請求項1~4のいずれか記載の化粧板を積層してなる床材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、化粧板に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
熱硬化性樹脂化粧板は豊富な色柄と、耐衝撃性、曲げ強度、耐汚染性等の物理・化学的性能、メンテナンス性など優れた特徴を有することから店舗、医療福祉施設など公共施設の家具・什器から住宅家具まで幅広い用途で使用されている。
【0003】
一般に、熱硬化性樹脂化粧板は、化粧層、コア層などを積層し、熱圧成形することにより製造することができる。この内、化粧層は、繊維質基材に、メラミン樹脂などの熱硬化性樹脂を含む樹脂液を含浸し乾燥させた樹脂含浸化粧紙を用い、コア層は、繊維質基材に、バインダー樹脂(例えば、フェノール樹脂)などを含む樹脂液を含浸し乾燥させたプリプレグを1枚以上用いることにより製造することができる。その他、必要に応じて、裏打層や表面保護層が設けられている。
【0004】
過去に、出願人は、クッション性に優れ、柔軟性に富む化粧積層材を発明した。具体的には、塩化ビニル樹脂製のシートを基材層として、不飽和ポリエステル樹脂とメラミン樹脂を必須成分とする混合樹脂液を含浸した樹脂含浸コア紙、メラミン樹脂を主成分とする樹脂液を含浸した樹脂含浸化粧紙並びに樹脂含浸表面紙を順次積層してなることを特徴とする化粧積層材を得た(特許文献1)。この化粧積層材は、歩行時や重量物の落下時の衝撃を吸収することができ、常温での曲げ性が良好で、表層との密着性が高いものであった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平09-300553号公報
【0006】
一般に、化粧板を製造する際には、熱圧成形用の当板により挟み込み、熱圧成形するが、含浸させた樹脂液の種類によっては、これらが外部へ染み出し、当板が汚染される現象が発生することがあり、化粧板の生産性に影響していた。さらに、化粧板は家具・什器などの表面材として用いられることから、日用品に含まれている化学物質に対する耐汚染性も必要とされていた。
【0007】
また、化粧板の用途には、特許文献1に記載されているように、基材層として、例えば、塩化ビニル樹脂製シートを用いて、表面材として化粧板を積層し、床材とする手法が知られている。ここで、特許文献1に記載された化粧積層材は、耐衝撃性には優れている一方で、寸法安定性にやや欠ける傾向があった。特に、床用として化粧板を用いる場合、その厚みをなるべく薄くすることから、寸法変化の影響がより大きいという傾向がみられていた。そのため、施工現場の温度・湿度により、化粧板が伸縮して、施工時の作業性や、施工後の不良につながる可能性があり、改善の余地があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明が解決しようとする課題は、当板の汚染が抑制されており、化学物質に対する耐汚染性が良好で、寸法安定性が向上している化粧板を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、コア層と、化粧層と、表面保護層と、を含み、表面保護層は、樹脂含浸表面紙を含み、樹脂含浸表面紙は、繊維質基材に、熱硬化性樹脂とブロックイソシアネートを含む樹脂液を含浸し乾燥させてなることを特徴とする化粧板である。
【発明の効果】
【0010】
本発明にかかる化粧板は、当板の汚染が抑制されており、化学物質に対する耐汚染性が良好で、寸法安定性が向上しているという効果がある。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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