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公開番号
2025088255
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-11
出願番号
2023202836
出願日
2023-11-30
発明の名称
原水と循環冷却水との熱交換システム
出願人
リバーエレテック株式会社
代理人
個人
主分類
C02F
1/44 20230101AFI20250604BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約
【課題】 純水製造装置に供給する原水をボイラで所定温度まで加温する際の灯油の燃料費が大きな経済的負担となっていた他、燃焼時に発生する二酸化炭素の排出が環境に大きな影響を及ぼす。
【解決手段】 純水製造装置2に原水を供給するための原水供給経路3と、機械設備4を冷却するための冷却水循環経路5と、を備え、前記原水供給経路3と前記冷却水循環経路5との間に第1熱交換器6を設置し、前記原水と前記機械設備4を冷却した後の循環冷却水との間で熱交換を行い、前記原水を加温する一方、前記循環冷却水を冷却する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
純水製造装置に原水を供給するための原水供給経路と、機械設備を冷却するための冷却水循環経路と、を備え、
前記原水と前記機械設備を冷却した後の循環冷却水との間で熱交換を行う熱交換手段を有し、前記原水を加温する一方、前記循環冷却水を冷却する原水と循環冷却水との熱交換システム。
続きを表示(約 600 文字)
【請求項2】
前記熱交換手段が、前記原水供給経路と前記冷却水循環経路との間に配置される請求項1に記載の原水と循環冷却水との熱交換システム。
【請求項3】
前記原水供給経路の上流側に原水の貯留槽が設置されると共に、この貯留槽には原水を循環させる原水循環経路が設けられ、この原水循環経路と前記冷却水循環経路との間に前記熱交換手段が配置される請求項1に記載の原水と循環冷却水との熱交換システム。
【請求項4】
前記原水供給経路の上流側に原水の貯留槽が設置され、この貯留槽内に前記熱交換手段が配置される請求項1に記載の原水と循環冷却水との熱交換システム。
【請求項5】
前記冷却水循環経路には、前記熱交換手段の下流側に冷却水循環装置が設けられる請求項2又は3に記載の原水と循環冷却水との熱交換システム。
【請求項6】
前記原水供給経路には、前記熱交換手段の下流側に原水加熱装置が設けられる請求項2又は3に記載の原水と循環冷却水との熱交換システム。
【請求項7】
前記純水製造装置に供給される原水の水温は約24度である請求項1に記載の原水と循環冷却水との熱交換システム。
【請求項8】
前記原水供給経路には、地下水および水道水の少なくとも一方の水が供給される請求項1に記載の原水と循環冷却水との熱交換システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、原水と循環冷却水との熱交換システムに係り、特に純水製造装置に供給される原水と、機械設備を冷却するための循環冷却水との間で熱交換を行う熱交換システムに関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
水晶振動子や水晶発振器などの電子部品を製造する際、水晶基板の洗浄用水に多量の純水が用いられる。この純水は、豊富にある地下水や水道水などの原水を逆浸透膜(RO膜)に透過させることで製造されるが、RO膜を透過させる際に原水の温度が低いとRO膜が目詰まりを起こすおそれがあり、純水の製造効率が低下すると共に原水の廃棄量が増加する問題がある。そのため、従来にあっては、原水をボイラや熱交換器などで一定温度に加温してから、RO膜を透過させるようにしていた(特許文献1参照)。
【0003】
一方、前記水晶振動子や水晶発振器などの電子部品を製造するための機械設備は、その機械動作によって発熱し、誤動作や故障の原因にもなるため冷却する必要がある。従来にあっては、チラーユニットなどを備えた冷却水循環装置を設け、機械設備との間に冷却水の循環経路を形成し、冷却水循環装置で温度制御した循環冷却水によって機械設備を適切な温度にまで冷却していた(特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2009-183800号公報
特開2009-192088号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、原水をボイラで加温するような場合には、灯油などの化石燃料を用いるために燃料費が大きな経済的負担となっていた他、燃焼時に発生する二酸化炭素の排出による環境への大きな負荷も課題となっていた。
【0006】
一方、冷却水循環装置は、電気によって温度制御した循環冷却水を常時機械設備に供給し続けるために大きな電力量が必要となり、運転に掛かる電気代が大きな負担となっていた。
【0007】
そこで、本発明にあっては、機械設備を冷却した後の循環冷却水と原水とを熱交換することで、原水の水温を上げてボイラによる化石燃料の使用量を減らす一方、循環冷却水の水温を下げて冷却水循環装置の電力使用量を抑えた熱交換システムを提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の課題を解決するために、本発明の原水と循環冷却水との熱交換システムは、純水製造装置に原水を供給するための原水供給経路と、機械設備を冷却するための冷却水循環経路と、を備え、前記原水と前記機械設備を冷却した後の循環冷却水との間で熱交換を行う熱交換手段を有し、前記原水を加温する一方、前記循環冷却水を冷却する。
【0009】
また、本発明の原水と循環冷却水との熱交換システムは、前記熱交換手段が、前記原水供給経路と前記冷却水循環経路との間に配置されていてもよい。
【0010】
また、本発明の原水と循環冷却水との熱交換システムは、前記原水供給経路の上流側に原水の貯留槽が設置されると共に、この貯留槽には原水を循環させる原水循環経路が設けられ、この原水循環経路と前記冷却水循環経路との間に前記熱交換手段が配置されていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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