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公開番号2025082185
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-28
出願番号2023195485
出願日2023-11-16
発明の名称水処理装置
出願人マクセルイズミ株式会社
代理人個人,個人
主分類C02F 1/461 20230101AFI20250521BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約【課題】ろ過材を通過した浄水または所定の処理を施すことにより所定の機能を獲得した機能水を周辺に噴霧することが可能な水処理装置を提供する。
【解決手段】水処理装置は、水栓101から供給される原水をろ過する浄水部と、水栓101に取り付けられる取付部11と、原水が浄水部を経由する浄水流路と浄水部を経由しない原水流路とに切り換える切換弁と、を有する本体部10と、機能水を生成する機能部と、浄水部でろ過された浄水または機能水をミスト化するミスト発生部と、ミスト発生部の動作を制御する制御部と、を備えた筐体20から構成されるものである。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
水栓から供給される原水をろ過する浄水部と、
前記水栓に取り付けられる取付部と、原水が前記浄水部を経由する浄水流路と前記浄水部を経由しない原水流路とに切り換える切換弁と、を有する本体部と、
前記浄水部でろ過された浄水をミスト化するミスト発生部と、
前記ミスト発生部の動作を制御する制御部と、
を備える水処理装置。
続きを表示(約 850 文字)【請求項2】
機能水を生成する機能部を備え、
前記ミスト発生部は、前記浄水部によりろ過された浄水の浄水出口とは異なる位置に設けられたミスト出口からミスト化した前記機能水を噴霧する、
ことを特徴とする請求項1に記載の水処理装置。
【請求項3】
前記浄水部の下流において、前記浄水流路を前記浄水出口に至る取水路と、前記ミスト発生部が接続されたミスト生成流路とに分岐する分岐部を有することを特徴とする請求項2に記載の水処理装置。
【請求項4】
前記ミスト生成流路は、前記取水路よりも流量が小さくなるように構成されていることを特徴とする請求項3に記載の水処理装置。
【請求項5】
前記ミスト生成流路には、前記ミスト発生部の上流に逆流阻止部が設けられていることを特徴とする請求項4に記載の水処理装置。
【請求項6】
前記逆流阻止部は逆止弁であることを特徴とする請求項5に記載の水処理装置。
【請求項7】
前記ミスト生成流路は、前記ミスト発生部に流入しなかった余剰水を排水する排水口を有する、
ことを特徴とする請求項3に記載の水処理装置。
【請求項8】
前記ミスト生成流路は、前記排水口側を下向きとして傾斜させた傾斜部を有し、
前記ミスト発生部が、前記傾斜部の中途に設けられている、
ことを特徴とする請求項7に記載の水処理装置。
【請求項9】
前記ミスト生成流路には、前記ミスト発生部よりも上流側に吸気弁が設けられていることを特徴とする請求項8に記載の水処理装置。
【請求項10】
前記浄水部または機能部への通水状態を検知する検知部を備え、
前記制御部は、前記検知部が通水状態を検知してから所定の時間経過後に前記ミスト発生部を駆動させることを特徴とする請求項2に記載の水処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、水処理装置に関する。
続きを表示(約 2,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来より水処理装置として、水道水(原水)をろ過材でろ過することで、水道水に含まれるトリハロメタンを除去する浄水器が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1に記載の浄水器は、ろ過材として活性炭を使用し、前活性炭層と、後活性炭層と、両者の間に配置した噴霧ノズルを有し、前活性炭層を通過した水が後活性炭層を通過する前に噴霧ノズルにより噴霧水とすることによりトリハロメタンを揮散させ、噴霧により減じられたトリハロメタンをさらに後活性炭層により吸着させるようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平5-146777号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、浄水器が設置される場所は、例えば、キッチンの流し台である。流し台の前には、調理する人および後片付けをする人等の使用者が立ち、食材の水洗い等の下準備、調理後の調理器具および食後の食器類の洗浄を行うために、一定時間そこに留まって作業をしている。
【0006】
このような流し台での作業において、室内の空気が乾燥している場合、水道の使用により使用者の手は濡れるが、使用者の顔にまで適度な水分が補給されるわけではない。
【0007】
前述した特許文献1に記載の浄水器では、活性炭を通過した水を噴霧ノズルから大気中に噴霧しているが、噴霧ノズルの水吐出口は、噴霧ノズルよりも下方に配置した後活性炭にのみ向けられており、浄水器の周辺、例えば、流し台で作業をする使用者の顔に届く程度に、霧状の水を飛散させるものではない。
【0008】
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであって、ろ過材を通過した浄水または所定の処理を施すことにより所定の機能を獲得した機能水を周辺に噴霧することが可能な水処理装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記従来の課題を解決するために、本発明に係る水処理装置は、(1)水栓から供給される原水をろ過する浄水部と、前記水栓に取り付けられる取付部と、原水が前記浄水部を経由する浄水流路と前記浄水部を経由しない原水流路とに切り換える切換弁と、を有する本体部と、前記浄水部でろ過された浄水をミスト化するミスト発生部と、前記ミスト発生部の動作を制御する制御部と、を備えるものである。
【0010】
また、本発明に係る水処理装置では、以下の点にも特徴を有する。
(2)機能水を生成する機能部を備え、前記ミスト発生部は、前記浄水部によりろ過された浄水の浄水出口とは異なる位置に設けられたミスト出口からミスト化した前記機能水を噴霧すること。
(3)前記浄水部の下流において、前記浄水流路を前記浄水出口に至る取水路と、前記ミスト発生部が接続されたミスト生成流路とに分岐する分岐部を有すること。
(4)前記ミスト生成流路は、前記取水路よりも流量が小さくなるように構成されていること。
(5)前記ミスト生成流路には、前記ミスト発生部の上流に逆流阻止部が設けられていること。
(6)前記逆流阻止部は逆止弁であること。
(7)前記ミスト生成流路は、前記排水口側を下向きとして傾斜させた傾斜部を有し、前記ミスト発生部が、前記傾斜部の中途に設けられているものあること。
(8)前記ミスト生成流路は、前記排水口側を下向きとして傾斜させた傾斜部を有し、前記ミスト発生部が、前記傾斜部の中途に設けられているものであること。
(9)前記ミスト生成流路には、前記ミスト発生部よりも上流側に吸気弁が設けられていること。
(10)前記浄水部または機能部への通水状態を検知する検知部を備え、前記制御部は、前記検知部が通水状態を検知してから所定の時間経過後に前記ミスト発生部を駆動させることとしたこと。
(11)前記ミスト生成流路の前記ミスト発生部との連結部位には、貯留部が設けられていること。
(12)前記貯留部には、ヒータが設けられていること。
(13)前記制御部は、前記ミスト発生部を駆動させているときと駆動させていないときとで、異なる出力で前記ヒータを駆動させることとしたこと。
(14)前記貯留部には、冷却手段が設けられていること。
(15)前記制御部は、前記ミスト発生部を駆動させているときと駆動させていないときとで、異なる出力で前記冷却手段を駆動させることとしたこと。
(16)前記機能部は、水素を発生させるための電極を含む水素水生成部であり、前記水素水生成部は、前記浄水部よりも上流に設けられていること。
(17)前記機能部は、陽極と、陰極と、内部を陽極側と陰極側とに仕切る隔膜とを有するイオン水生成部であり、前記イオン水生成部を前記分岐部とし、前記イオン水生成部の前記陽極側から電解水を流出させる流路が前記ミスト生成流路であること。
(18)前記機能部は、オゾンを発生させるための電極を含むオゾン水生成部であり、前記オゾン水生成部は、前記ミスト生成流路の前記ミスト発生部より上流に設けられていること。
(19)前記ミスト生成流路の前記ミスト発生部より上流に、前記ミスト生成流路からオゾン水出口に向かうオゾン水流路を分岐させる分岐部を有すること。
(20)前記ミスト生成流路は、前記ミスト発生部よりも下流において前記ミスト発生部に流入しなかった余剰水を前記オゾン水流路に還流させるよう構成されていること。
(21)前記機能部は、次亜塩素水を生成する電極を含む次亜塩素水生成部であり、前記次亜塩素水生成部の上流に、塩を投入する投入部を有すること。
(22)前記ミスト出口を、前記本体部の上面および/または前記浄水部を収容する筐体の上面に設けたこと。
(23)前記ミスト出口は、前記本体部において前記取付部よりも前方に設けられていること。
(24)前記ミスト生成流路における前記排水口は、前記本体部において前記取付部よりも後方の下面に設けられていること。
(25)前記浄水出口は、前記本体部において前記取付部の位置に対して左右の何れか一方側に設けられており、前記ミスト出口は、前記本体部において前記取付部の位置に対して前記浄水出口が設けられている側に設けられていること。
(26)前記ミスト出口は、前記本体部の下面および/または側面に設けられていること。
(27)前記オゾン水流路は、オゾン水の少なくとも一部を前記浄水流路に還流させるよう構成されていること。
(28)前記本体部には、前記浄水部、前記機能部、前記制御部および電源部が一体的に設けられており、前記取付部の位置に対して一方に前記浄水部を、他方に前記電源部を配置したこと。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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