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公開番号
2025086245
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-06
出願番号
2023200171
出願日
2023-11-27
発明の名称
硝化汚泥グラニュールの形成方法
出願人
学校法人 創価大学
代理人
デロイトトーマツ弁理士法人
主分類
C02F
3/10 20230101AFI20250530BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約
【課題】窒素含有排水の生物処理に有用なグラニュールを短期間で形成することができる硝化汚泥グラニュールの形成方法を提供する。
【解決手段】本発明の硝化汚泥グラニュールの形成方法は、密封容器に収容された所定の濃度の窒素含有人工基質中に硝化菌を分散させ、1G未満の範囲の重力下に、該硝化菌に該窒素含有人工基質を硝化処理させることを特徴とする。
【選択図】 図3
特許請求の範囲
【請求項1】
硝化菌のグラニュールを形成する硝化汚泥グラニュールの形成方法であって、
密封容器に収容された所定の濃度の窒素含有人工基質中に硝化菌を分散させ、1G未満の範囲の重力下に、該硝化菌に該窒素含有人工基質を硝化処理させることを特徴とする硝化汚泥グラニュールの形成方法。
続きを表示(約 370 文字)
【請求項2】
請求項1記載の硝化汚泥グラニュールの形成方法において、前記硝化処理は、0.001~0.3Gの範囲の重力下に行うことを特徴とする硝化汚泥グラニュールの形成方法。
【請求項3】
請求項1記載の硝化汚泥グラニュールの形成方法において、前記硝化処理は、12~96時間の範囲の時間行うことを特徴とする硝化汚泥グラニュールの形成方法。
【請求項4】
請求項1記載の硝化汚泥グラニュールの形成方法において、前記人工基質は、0~1000mg/Lの範囲の窒素を含むことを特徴とする硝化汚泥グラニュールの形成方法。
【請求項5】
請求項1記載の硝化汚泥グラニュールの形成方法において、形成されるグラニュールは0.8~1.6mmの範囲の粒径を備えることを特徴とする硝化汚泥グラニュールの形成方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、硝化汚泥グラニュールの形成方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、窒素含有排水の生物処理は、硝化槽においてアンモニア態窒素を硝酸態窒素とする処理と、窒化槽において前記硝酸態窒素を窒素とする処理との2工程により行うことが知られている。
【0003】
前記硝化槽における処理は、供給される窒素含有排水中のアンモニア態窒素を硝化菌の作用により硝酸態窒素とし、硝酸態窒素を含む排水を窒化槽に供給する。また、窒化槽における処理は、供給される排水中の硝酸態窒素を窒化菌の作用により窒素として大気中に放出する一方、浄化された排水を放流する。ところで、前記硝化槽では、硝化菌を含む硝化汚泥が排水と共に流出すると硝化性能が低下するという問題がある。
【0004】
前記問題を解決するために、硝化汚泥グラニュールを用いることが検討されている(例えば、非特許文献1参照)。非特許文献1によれば、微生物は特定の条件下で自己造粒してグラニュールと呼ばれる粒を形成することが知られており、このグラニュールは通常の活性汚泥フロックと比較して非常に高い沈降性を有し、固液分離が非常に良好であるとされている。そこで、硝化汚泥に含まれる硝化菌にグラニュールを形成させることにより、硝化槽内に該グラニュールを沈降させて高濃度で保持することが可能となり、硝化性能の低下しにくい排水処理システムを構築することができると考えられる。
【0005】
前記グラニュールの形成方法として、例えば、半回分式反応槽を用いて、有機物を含む有機物含有排水を流入させる流入工程と、有機物含有排水中の処理対象物質を微生物汚泥により生物学的に処理する生物処理工程と、微生物汚泥を沈降させる沈降工程と、生物学的に処理した生物処理水を排出させる排出工程とを繰り返して行ってグラニュールを形成する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2016-193384号公報
【非特許文献】
【0007】
長谷部吉昭ら「好気性グラニュール汚泥による窒素除去」、環境バイオテクノロジー学会誌、Vol15、No2。2016、p.57-61
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
前記グラニュールを用いて排水処理を行う際には、硝化槽内で該グラニュールを沈降させやすくするとともに、固液分離させやすくするために、該グラニュールは0.5~3.0mm程度の粒径を備えていることが有利であると考えられる。
【0009】
しかしながら、特許文献1に記載された方法では、所望の粒径を備えるグラニュールが形成されるまでに、数か月を要するという不都合がある。
【0010】
本発明は、かかる不都合を解消して、窒素含有排水の生物処理に有用なグラニュールを短期間で形成することができる硝化汚泥グラニュールの形成方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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