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公開番号
2025084240
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-03
出願番号
2023197988
出願日
2023-11-22
発明の名称
水処理システムの運転方法および水処理システム
出願人
オルガノ株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
C02F
1/00 20230101AFI20250527BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約
【課題】実運転に影響を与えることなく、充填剤のより正確な交換時期を迅速に提示する。
【解決手段】互いに並列に設置され、充填剤が充填された複数の充填塔10-1~10-4と、1つの供給元から複数の充填塔10-1~10-4に被処理水を供給するポンプ410と、あらかじめ決められた使用期間、複数の充填塔10-1~10-4のうち第1の充填塔に被処理水を供給した後、第1の充填塔に充填されていた充填剤の少なくとも一部が充填され、被処理水が供給される評価用充填塔20と、評価用充填塔20で処理された処理水の水質に基づいて、充填剤の交換推奨期間を算出する算出部30とを有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
互いに並列に設置され、充填剤が充填された複数の充填部に、1つの供給元から被処理水を供給し、
あらかじめ決められた使用期間、前記複数の充填部のうち第1の充填部に前記被処理水を供給した後、該第1の充填部に充填されていた充填剤の少なくとも一部を、前記複数の充填部以外の評価用充填部に充填して、前記充填剤が充填された前記評価用充填部に前記被処理水を供給し、
前記評価用充填部で処理された処理水の水質を測定し、
前記測定された水質を示す値に基づいて、前記充填剤の交換推奨期間を算出する水処理システムの運転方法。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の運転方法において、
前記評価用充填部に前記被処理水が供給されてから前記測定された水質を示す値が所定の閾値に達するまでの到達期間を算出し、
前記使用期間と前記到達期間とに基づいて、前記充填剤の交換推奨期間を算出する水処理システムの運転方法。
【請求項3】
請求項2に記載の運転方法において、
前記使用期間と前記到達期間と所定の係数とに基づいて、前記充填剤の交換推奨期間を算出する水処理システムの運転方法。
【請求項4】
請求項1に記載の運転方法において、
前記評価用充填部への空塔速度が前記充填部への空塔速度と同等となるように前記被処理水を前記評価用充填部へ供給する運転方法。
【請求項5】
請求項2に記載の運転方法において、
前記使用期間における、前記複数の充填部に供給される被処理水の導電率と、TOC(Total Organic Carbon)と、残留塩素濃度と、濁度と、pHとの少なくとも1つの値に基づいた原水負荷を算出し、
前記使用期間における前記複数の充填部に充填された充填剤にかかる前記原水負荷と、前記到達期間における前記評価用充填部に充填された充填剤にかかる前記原水負荷とに基づいて、前記交換推奨期間を算出する運転方法。
【請求項6】
請求項1または請求項2に記載の運転方法において、
前記評価用充填部に充填される充填剤は、前記第1の充填部の入口側から所定の領域に充填されていた充填剤である運転方法。
【請求項7】
請求項1または請求項2に記載の運転方法において、
前記評価用充填部に充填される充填剤は、前記第1の充填部の入口側から第1の領域に充填されていた充填剤と、前記第1の充填部の出口側から第2の領域に充填されていた充填剤と、前記第1の領域と前記第2の領域との間の第3の領域に充填されていた充填剤とを混合させた充填剤である運転方法。
【請求項8】
請求項1に記載の運転方法において、
前記測定された水質を示す値に基づいて、前記複数の充填部に充填された充填剤の交換推奨期間を算出する水処理システムの運転方法。
【請求項9】
互いに並列に設置され、充填剤が充填された複数の充填部と、
1つの供給元から前記複数の充填部に被処理水を供給する供給部と、
あらかじめ決められた使用期間、前記複数の充填部のうち第1の充填部に前記被処理水を供給した後、該第1の充填部に充填されていた充填剤の少なくとも一部が充填され、前記被処理水が供給される評価用充填部と、
前記評価用充填部に前記被処理水が供給されてから、前記評価用充填部で処理された処理水の水質を示す値が所定の閾値に達するまでの到達期間を算出し、前記使用期間と前記到達期間とに基づいて、前記充填剤の交換推奨期間を算出する算出部とを有する水処理システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、水処理システムの運転方法および水処理システムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
活性炭や樹脂等の充填剤が充填された充填塔に被処理水を通水し、被処理水から不純物を除去する水処理システムにおいては、使用された充填剤を定期的に交換する必要がある。交換時期が充填剤の寿命に近いほど、充填剤を効率的に使用できることは言うまでもない。そこで、並列に設置された水処理器のうちの一部の水処理器への通水の負荷を他の水処理器への通水の負荷よりも高負荷として、当該一部の水処理器で処理された処理水の水質悪化の状況に基づいて、水処理器の寿命を予測する技術が考えられている(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-111058号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一般的に、水処理システムから純水や超純水を安定して供給する必要があるという観点から、各系列を構成する水処理設備の運転条件は同一とする方が好ましい。例えば、特許文献1に記載されたように、1つの系列にかかる負荷だけをそれ以外の系列にかかる負荷とは異なるように運転することは、水質の安定性確保や装置管理を困難にしてしまうおそれがある。
【0005】
本発明の目的は、実運転に影響を与えることなく、充填剤のより正確な交換時期を迅速に提示することができる水処理システムの運転方法および水処理システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の水処理システムの運転方法は、
互いに並列に設置され、充填剤が充填された複数の充填部に、1つの供給元から被処理水を供給し、
あらかじめ決められた使用期間、前記複数の充填部のうち第1の充填部に前記被処理水を供給した後、該第1の充填部に充填されていた充填剤の少なくとも一部を、前記複数の充填部以外の評価用充填部に充填して、前記充填剤が充填された前記評価用充填部に前記被処理水を供給し、
前記評価用充填部で処理された処理水の水質を測定し、
前記測定された水質を示す値に基づいて、前記充填剤の交換推奨期間を算出する。
【0007】
また、本発明の水処理システムは、
互いに並列に設置され、充填剤が充填された複数の充填部と、
1つの供給元から前記複数の充填部に被処理水を供給する供給部と、
あらかじめ決められた使用期間、前記複数の充填部のうち第1の充填部に前記被処理水を供給した後、該第1の充填部に充填されていた充填剤の少なくとも一部が充填され、前記被処理水が供給される評価用充填部と、
前記評価用充填部に前記被処理水が供給されてから、前記評価用充填部で処理された処理水の水質を示す値が所定の閾値に達するまでの到達期間を算出し、前記使用期間と前記到達期間とに基づいて、前記充填剤の交換推奨期間を算出する算出部とを有する。
【発明の効果】
【0008】
本発明においては、実運転に影響を与えることなく、充填剤のより正確な交換時期を迅速に提示することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の水処理システムの第1の実施の形態を示す図である。
図1に示した評価用充填塔に被処理水が供給されてから測定器が測定した水質の時間的変化の一例を示すグラフである。
本発明の水処理システムの第2の実施の形態を示す図である。
図3に示した評価用充填塔に被処理水が供給されてから測定器300が測定した水質の原水負荷に応じた変化の一例を示すグラフである。
図1に示した充填塔から評価用充填塔へ移す活性炭の領域の一例を示す図である。
図1に示した充填塔から評価用充填塔へ移す活性炭の領域の他の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
(【0011】以降は省略されています)
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