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公開番号
2025084188
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-03
出願番号
2023197873
出願日
2023-11-22
発明の名称
ナノバブル利用の生物処理装置
出願人
株式会社ナノバブル研究所
代理人
個人
主分類
C02F
3/12 20230101AFI20250527BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約
【課題】 本発明はバクテリアによる生物分解処理を使用した汚水処理に酸素ナノバブルを利用し、汚水処理を効率良く行うナノバブル利用の生物処理装置に関する。
【解決手段】
家庭や工場からの汚水が排出され、汚水に含まれる固形物を沈殿除去する原水槽と、原水槽によって汚水に含まれる固形物が除去された汚水が供給され、バクテリアによって生物分解を行い汚水を浄化する曝気槽と、曝気槽に酸素ナノバブル水を供給し、上記バクテリアに多量の酸素を供給し、上記バクテリアによる汚水の生物分解処理を補助するナノバブル発生手段と、曝気槽において上記バクテリアによって浄化処理された液体の殺菌処理を行う電気分解処理槽と、を備えたナノバブル利用の生物処理装置を提供することによって達成できる。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
家庭や工場からの汚水が排出され、前記汚水に含まれる固形物を沈殿除去する原水槽と、
該原水槽によって汚水に含まれる固形物が除去された汚水が供給され、バクテリアによって生物分解を行い汚水を浄化する曝気槽と、
該曝気槽に酸素ナノバブル水を供給し、前記バクテリアに多量の酸素を供給し、前記バクテリアによる汚水の生物分解処理を補助するナノバブル発生手段と、
を備えることを特徴とするナノバブル利用の生物処理装置。
続きを表示(約 420 文字)
【請求項2】
家庭や工場からの汚水が排出され、前記汚水に含まれる固形物を沈殿除去する原水槽と、
該原水槽によって汚水に含まれる固形物が除去された汚水が供給され、好気性のバクテリアによって生物分解を行い汚水を浄化する曝気槽と、
該曝気槽に酸素ナノバブル水を供給し、前記バクテリアに多量の酸素を供給し、前記バクテリアによる汚水の生物分解処理を補助するナノバブル発生手段と、
前記曝気槽において前記バクテリアによって浄化処理された液体の殺菌処理を行う電気分解処理槽と、
を備えることを特徴とするナノバブル利用の生物処理装置。
【請求項3】
前記バクテリアは好気性のバクテリアであることを特徴とする請求項1、又は2に記載のナノバブル利用の生物処理装置。
【請求項4】
前記バクテリアは嫌気性のバクテリアであることを特徴とする請求項1、又は2に記載のナノバブル利用の生物処理装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明はバクテリアによる生物分解を使用した汚水処理において、酸素ナノバブルを利用し、汚水処理を効率良く行い、装置を大型化することなく、より環境にやさしい汚水処理を行うナノバブル利用の生物処理装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
ナノレベルの微細気泡について、その物性や発生のメカニズム、具体的な用途及びその実用化に関して研究が急速に進んでいる。例えば、ナノオーダの微細気泡を含有する微細バブル含有水を用いた水性生物の育成、水田に微細バブルの含有水を供給して水質の向上を図る等の研究が行われ、今日特に汚水の浄化処理や殺菌等の研究が注目されている。
【0003】
従来、汚水の浄化処理は、排水管を通して排出された家庭や工場からの汚水を原水槽に入れ、汚水の中の固形物を原水槽の底部に沈殿させて取り除き、固形物が取り除かれた汚水を曝気槽に送り、曝気槽においてアメーバ、クマムシ等のバクテリアによって生物分解し、浄化して放出する処理が行われている。
【0004】
特許文献1の発明は、バクテリアを用いて汚水中の炭素、窒素汚染物を除去する方法を提案する。この方法はバクテリアの生理的特徴と炭素、窒素の併合酸化の代謝原理に基づき、例えば6℃~40℃の温度範囲において理想的な浄化処理を行い、かつ除去処理中に汚泥の排出を必要としない発明である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特表2010-533572号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記特許文献1に記載された発明では所定温度に曝気槽を制如する為の装置が必要であり、設備が大型化する。また、特許文献1に記載された発明では、例えばフェノールナトリウム溶液等の薬剤を使用する必要があり、薬剤を一切使用しない汚水処理を行うことはできない。
【0007】
そこで、本発明はバクテリアを使用した生物分解による汚水処理の際、酸素ナノバブル水を利用し、効率良く汚水の浄化処理を行い、装置を大型化することなく、大容量の汚水処理を可能とし、かつ薬剤を一切使用することなく、環境にやさしいナノバブル利用の生物処理装置を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題は本発明によれば、家庭や工場からの汚水が排出され、この汚水に含まれる固形物を沈殿除去する原水槽と、原水槽によって汚水に含まれる固形物が除去された汚水が供給され、バクテリアによって生物分解を行い汚水を浄化する曝気槽と、この曝気槽に酸素ナノバブル水を供給し、上記バクテリアに多量の酸素を供給し、バクテリアによる汚水の生物分解処理を効率よく行わせる酸素ナノバブル水発生手段と、上記曝気槽においてバクテリアによって浄化処理された液体の殺菌処理を行う電気分解処理槽と、を備えるナノバブル利用の生物処理装置を提供することによって達成できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施形態のナノバブル利用の生物処理装置の全体構成図である。
曝気槽に酸素ナノバブル水を供給する酸素ナノバブル水発生装置を説明する図である。
バクテリアによる生物分解処理が活性化される様子を示す図である。
酸化還元槽の模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本実施形態のナノバブル利用の生物処理装置の全体構成図である。同図において、1は家庭や工場からの汚水2が排出される原水槽であり、例えば家庭からは糞尿を含む汚水が排出され、工場からは各種有機性炭素、窒素、無機性窒素、リン素などの酸素消耗汚染物が排出される。
(【0011】以降は省略されています)
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