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公開番号2025086428
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-09
出願番号2023200367
出願日2023-11-28
発明の名称水浄化装置
出願人パナソニックIPマネジメント株式会社
代理人個人,個人
主分類C02F 1/78 20230101AFI20250602BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約【課題】安全に有機物の分解及び除菌を行うことができ、且つ、即時的に処理水を利用することができる、小型の水浄化装置を提供する。
【解決手段】水浄化装置1は、濾過材により被処理物を含む被処理水から被処理物を除去して浄水を生成する濾過部10と、水の電気分解によってオゾンガスを発生させるオゾン発生部7と、被処理水または浄水にオゾンガスを混合して洗浄水を生成する洗浄水生成部9と、濾過材の洗浄時に濾過部10に洗浄水を送水する制御部3と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
濾過材により被処理物を含む被処理水から前記被処理物を除去して浄水を生成する濾過部と、
水の電気分解によってオゾンガスを発生させるオゾン発生部と、
前記被処理水または前記浄水に前記オゾンガスを混合して洗浄水を生成する洗浄水生成部と、
前記濾過材の洗浄時に前記濾過部への前記洗浄水の送水を制御する制御部と、を備える水浄化装置。
続きを表示(約 710 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記洗浄水の送水前に前記濾過部へ前記被処理水を送水する請求項1に記載の水浄化装置。
【請求項3】
前記被処理水を前記濾過部の一端側に設けられた一端側開口へ送水する浄化流路と、
前記被処理水を前記濾過部の前記一端側に対応する他端側に設けられた他端側開口へ送水する洗浄流路と、を備え、
前記濾過部による前記浄水の生成時に、前記浄化流路を介して前記一端側開口から前記濾過部に前記被処理水を送水し、
前記濾過材の再生時に、前記洗浄流路を介して前記他端側開口から前記濾過部に前記被処理水を送水する請求項2に記載の水浄化装置。
【請求項4】
前記被処理水を前記濾過部の一端側に設けられた一端側開口へ送水する浄化流路と、
前記被処理水を前記濾過部の前記一端側に対応する他端側に設けられた他端側開口へ送水する洗浄流路と、を備え、
前記濾過部による前記浄水の生成時に、前記浄化流路を介して前記一端側開口から前記濾過部に前記被処理水を送水し、
前記濾過材の再生時に、前記洗浄流路を介して前記他端側開口から前記濾過部に前記洗浄水を送水する請求項1に記載の水浄化装置。
【請求項5】
前記一端側開口は、前記濾過部における鉛直上方に設けられ、
前記他端側開口は、前記一端側開口よりも鉛直下方に設けられる請求項3または4に記載の水浄化装置。
【請求項6】
前記濾過材の再生時に、
前記濾過材の体積に対して少なくとも同体積の前記洗浄水を前記濾過部に通水する請求項1に記載の水浄化装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、水浄化装置に関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、水中の不純物を除去する水処理方法として、活性炭や砂を濾過材とした物理濾過が知られている。濾過材を用いた水浄化装置では、不純物、特に有機物が濾過材内に蓄積しやすいため、定期的に洗浄を行い、有機物を外部に排出する必要がある。
【0003】
しかし、分子量が小さい有機物は、濾過材の細孔に吸着するために、洗浄を実施しても排出され難い。また、家庭用の水処理装置であれば、長期間の不在により洗浄操作が行われず、有機物の濾過材への蓄積時間が長くなる。蓄積時間が長くなると、吸着・蓄積した有機物が栄養源となることで、濾過材にレジオネラ菌等の菌が発生、繁殖し、人間へ感染することが問題となっている。このような、被処理水中や処理水中に含まれている有機物を分解したり、繁殖した菌を除菌したりするために、オゾンを利用した分解、除菌方法が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特公平6-59474号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に開示された水処理システムでは、オゾン供給装置と、水処理装置とを組み合わせることにより、有機物の分解及び除菌を行うことができる。しかし、オゾン供給装置は、放電式のため装置が大型化する傾向があり、また、オゾン除去を行うためのタイムバランスタンクを組み合わせる必要があるために、水処理システム全体がいっそう大型化するという課題がある。
【0006】
また、オゾン処理装置によるオゾン除去が行えない場合または不十分な場合、処理水にオゾンを含むことで、処理水の使用者に健康上の悪影響を及ぼす可能性がある。
【0007】
さらに、タイムバランスタンクでは、一時的に処理水を溜め、オゾン除去を行う必要があるため、即時的に処理水を利用することが出来ないという課題や、大量の水を使用したい場合には大型のタイムバランスタンクが必要となりさらに装置全体が大型化する、という課題がある。
【0008】
そこで、本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、安全に有機物の分解及び除菌を行うことができ、且つ、即時的に処理水を利用することができる、小型の水浄化装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
そして、この目的を達成するために、本発明に係る水浄化装置は、濾過材により被処理物を含む被処理水から前記被処理物を除去して浄水を生成する濾過部と、水の電気分解によりオゾンガスを発生させるオゾン発生部と、被処理水または前記浄水にオゾンガスを混合して洗浄水を生成する洗浄水生成部と、濾過材の洗浄時に濾過部に洗浄水を送水する制御部と、を備えるものであり、これにより所期の目的を達成するものである。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、安全に有機物の分解及び除菌を行うことができ、且つ、即時的に処理水を利用することができる、小型の水浄化装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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