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公開番号
2025082896
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-30
出願番号
2023196427
出願日
2023-11-20
発明の名称
電解水生成装置
出願人
株式会社ノーリツ
代理人
個人
主分類
C02F
1/461 20230101AFI20250523BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約
【課題】流通する水の流量を大きくすることができる電解水生成装置を提供すること。
【解決手段】入水部2と吐水部とが形成されたケース4内に、各々が中央に開口部を有するシート状の第1電極15と第1メッシュ電極とイオン交換膜と第2メッシュ電極と第2電極18とを開口部が連通する状態に積層して形成された中央開口部10aを備えた電解部が固定され、入水部から導入されて第1電極と第2電極の間を流通する水を電気分解して生成した電解水を吐水部から供給する電解水生成装置1であって、第1電極と第2電極の間を中央開口部から外周に向かって又は外周から中央開口部に向かって水が流通する電解水生成装置において、中央開口部の一端側に中央開口部と連通するように入水部又は吐水部が形成され、中央開口部の他端側を閉塞する弁体21を備えた開閉弁20が、電解部10を介して入水部又は吐水部と対向するように配設された。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
入水部と吐水部とが形成されたケース内に、各々が中央に開口部を有するシート状の第1電極と第1メッシュ電極とイオン交換膜と第2メッシュ電極と第2電極とを前記開口部が連通する状態に積層して形成された中央開口部を備えた電解部が固定され、前記入水部から導入されて前記第1電極と前記第2電極の間を流通する水を電気分解して生成した電解水を前記吐水部から供給する電解水生成装置であって、前記第1電極と前記第2電極の間を前記中央開口部から外周に向かって又は外周から前記中央開口部に向かって水が流通する電解水生成装置において、
前記中央開口部の一端側に前記中央開口部と連通するように前記入水部又は前記吐水部が形成され、
前記中央開口部の他端側を閉塞する弁体を備えた開閉弁が、前記電解部を介して前記入水部又は前記吐水部と対向するように配設されたことを特徴とする電解水生成装置。
続きを表示(約 180 文字)
【請求項2】
前記開閉弁は常時開タイプであり、電解水生成時に前記弁体が前記中央開口部の他端側を閉塞することを特徴とする請求項1に記載の電解水生成装置。
【請求項3】
前記電解部への電力供給と連動して前記中央開口部の他端側を閉塞するように前記電解部と前記開閉弁とが電気的に接続されたことを特徴とする請求項2に記載の電解水生成装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電解部で水を電気分解して電解水を生成する電解水生成装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、例えば次亜塩素酸水やオゾン水のような殺菌作用を有する電解水を生成するために、水を電気分解する電解水生成装置が利用されている。この電解水生成装置を給湯装置に装備することによって、例えば浴槽の追焚きを行う配管内を電解水によって殺菌して清潔に保つように構成される。
【0003】
水の電気分解は、陽極と陰極からなる1対の電極間に水を流通させた状態で電圧を印加することによって行われる。例えば特許文献1には、1対の電極間に隔膜を配置した電解槽が記載されている。そして、この電解槽による電解水の生成量を増加させるため、電解槽に供給する水の流量を小さくして電気分解の効率を向上させ、電解槽で生成した電解水と電解槽をバイパスさせた水とを混合して、外部に供給している。
【0004】
また、例えば特許文献2のように、浴槽の湯水をろ過循環させる装置において、この湯水の殺菌のために、外気からオゾンガスを生成し、このオゾンガスを絞り部に流通させた湯水に混入させる技術が知られている。オゾンガスは、ベンチュリー効果によって吸引されて湯水に混入する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2002-361251号公報
実開平4-67441号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1では、電気分解のために水の流量を制限するが、1対の電極の間は狭く、電解槽の通水抵抗が大きいので、電気分解を行わない状態でも電解槽の流量を大きくすることは困難である。そのため、電解槽をバイパスする通路が併設されている。また、特許文献2では、オゾンガスの混入のため通路が絞られているので湯水の流量が制限されている。それ故、循環流量を大きくするために絞り部をバイパスする通路が併設されている。
【0007】
例えば電解水生成装置を追焚き機能付きの給湯装置に装備させる場合、上記のように電解水生成装置をバイパスするバイパス通路を併設し流量調整弁を配設することは、給湯装置の制御を複雑化すると共に、給湯装置の大型化が避けられない。そこで、本発明は、流通する水の流量を大きくすることができる電解水生成装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1の発明の電解水生成装置は、入水部と吐水部とが形成されたケース内に、各々が中央に開口部を有するシート状の第1電極と第1メッシュ電極とイオン交換膜と第2メッシュ電極と第2電極とを前記開口部が連通する状態に積層して形成された中央開口部を備えた電解部が固定され、前記入水部から導入されて前記第1電極と前記第2電極の間を流通する水を電気分解して生成した電解水を前記吐水部から供給する電解水生成装置であって、前記第1電極と前記第2電極の間を前記中央開口部から外周に向かって又は外周から前記中央開口部に向かって水が流通する電解水生成装置において、前記中央開口部の一端側に前記中央開口部と連通するように前記入水部又は前記吐水部が形成され、前記中央開口部の他端側を閉塞する弁体を備えた開閉弁が、前記電解部を介して前記入水部又は前記吐水部と対向するように配設されたことを特徴としている。
【0009】
上記構成によれば、電解水生成装置は、入水部と吐水部とを有するケースに、中央開口部を有する電解部が収容され、電解部の第1電極と第2電極の間を流動する水を電気分解して電解水を生成する。この電解水生成装置は、入水部又は吐水部の一方が電解部の中央開口部と連通するように中央開口部の一端側に形成され、その反対側に電解部を介して対向するよう開閉弁が装備されている。開閉弁は、電解部の中央開口部の他端側を閉塞するための弁体を有する。そして、この開閉弁の駆動によって中央開口部の他端側を開閉することにより、閉塞時には電解部の第1電極と第2電極の間に水を流通させ、開放時には第1電極と第2電極の間を流通する水を減少させて中央開口部を通り抜けるように水を流通させることができる。従って、開放時には入水部からの水の大部分が、通水抵抗が大きい第1電極と第2電極の間を通らずに中央開口部を通り抜けるので、電解水生成装置を流通する水の流量を増加させることができる。それ故、電解水生成装置をバイパスするバイパス通路を省略することが可能である。
【0010】
請求項2の発明の電解水生成装置は、請求項1の発明において、前記開閉弁は常時開タイプであり、電解水生成時に前記弁体が前記中央開口部の他端側を閉塞することを特徴としている。
上記構成によれば、通常は中央開口部を開放しておき、電解水生成時に開閉弁を駆動して中央開口部の他端側を閉塞する。従って、電解水生成時にのみ開閉弁が駆動されるので、通常時のエネルギー消費を抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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