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公開番号
2025068739
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-30
出願番号
2023178711
出願日
2023-10-17
発明の名称
被処理水の濃縮方法および濃縮装置
出願人
株式会社ササクラ
代理人
弁理士法人アローレインターナショナル
主分類
C02F
1/44 20230101AFI20250422BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約
【課題】 被処理水に含まれる小サイズの物質を効率良く濃縮することができる被処理水の濃縮方法および濃縮装置を提供する。
【解決手段】 半透膜3aを通過する物質を有する被処理水を、半透膜3aにより透過水と非透過水とに分離する半透膜ユニット3を備え、透過水を濃縮水として排出する被処理水の濃縮装置1であって、半透膜ユニット3に供給される被処理水に感温性ポリマーを添加するポリマー添加部20を備える被処理水の濃縮装置1である。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
半透膜を通過する物質を有する被処理水を、前記半透膜を備える半透膜ユニットに供給して透過水と非透過水とに分離し、透過水を濃縮水として排出する被処理水の濃縮方法であって、
転移温度を境界として親水性から疎水性に変化する感温性ポリマーを被処理水に添加するポリマー添加工程と、
感温性ポリマーが添加された被処理水を、感温性ポリマーが親水性の状態で前記半透膜ユニットに供給する供給工程と、
感温性ポリマーを含む非透過水を回収する回収工程とを備える被処理水の濃縮方法。
続きを表示(約 490 文字)
【請求項2】
前記回収工程で回収された非透過水に含まれる感温性ポリマーを、温度変化により疎水性にして非透過水から分離するポリマー分離工程を更に備え、
前記ポリマー添加工程は、前記ポリマー分離工程で分離された感温性ポリマーを被処理水に添加する請求項1に記載の被処理水の濃縮方法。
【請求項3】
感温性ポリマーは、下限臨界溶液温度を有しており、
前記供給工程は、感温性ポリマーが添加された被処理水を、感温性ポリマーの下限臨界溶液温度よりも低い温度で前記半透膜ユニットに供給する請求項1または2に記載の被処理水の濃縮方法。
【請求項4】
被処理水に含まれる低級アルコールを濃縮する請求項1に記載の被処理水の濃縮方法。
【請求項5】
半透膜を通過する物質を有する被処理水を、前記半透膜により透過水と非透過水とに分離する半透膜ユニットを備え、透過水を濃縮水として排出する被処理水の濃縮装置であって、
前記半透膜ユニットに供給される被処理水に感温性ポリマーを添加するポリマー添加部を備える被処理水の濃縮装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、被処理水の濃縮方法および濃縮装置に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来の被処理水の濃縮方法として、感温性ポリマー水溶液からなるドロー溶液を、半透膜を介して被処理水と接触させて、被処理水を濃縮する方法が知られている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-170954号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来の濃縮方法は、被処理水を、ドロー溶液との浸透圧差を利用して正浸透処理により濃縮するものであるため、例えば低級アルコールのように市販の半透膜を通過可能な低分子量の物質の濃縮には、適用が困難である。
【0005】
そこで、本発明は、被処理水に含まれる小サイズの物質を効率良く濃縮することができる被処理水の濃縮方法および濃縮装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の前記目的は、半透膜を通過する物質を有する被処理水を、前記半透膜を備える半透膜ユニットに供給して透過水と非透過水とに分離し、透過水を濃縮水として排出する被処理水の濃縮方法であって、転移温度を境界として親水性から疎水性に変化する感温性ポリマーを被処理水に添加するポリマー添加工程と、感温性ポリマーが添加された被処理水を、感温性ポリマーが親水性の状態で前記半透膜ユニットに供給する供給工程と、感温性ポリマーを含む非透過水を回収する回収工程とを備える被処理水の濃縮方法により達成される。
【0007】
この被処理水の濃縮方法は、前記回収工程で回収された非透過水に含まれる感温性ポリマーを、温度変化により疎水性にして非透過水から分離するポリマー分離工程を更に備えることが好ましく、前記ポリマー添加工程は、前記ポリマー分離工程で分離された感温性ポリマーを被処理水に添加することができる。
【0008】
感温性ポリマーは、下限臨界溶液温度を有するものを使用することができ、 前記供給工程は、感温性ポリマーが添加された被処理水を、感温性ポリマーの下限臨界溶液温度よりも低い温度で前記半透膜ユニットに供給することができる。
【0009】
また、本発明の前記目的は、半透膜を通過する物質を有する被処理水を、前記半透膜により透過水と非透過水とに分離する半透膜ユニットを備え、透過水を濃縮水として排出する被処理水の濃縮装置であって、前記半透膜ユニットに供給される被処理水に感温性ポリマーを添加するポリマー添加部を備える被処理水の濃縮装置により達成される。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、被処理水に含まれる小サイズの物質を効率良く濃縮することができる被処理水の濃縮方法および濃縮装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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