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公開番号
2025073275
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-13
出願番号
2023183910
出願日
2023-10-26
発明の名称
軟水化装置
出願人
パナソニックIPマネジメント株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C02F
1/42 20230101AFI20250502BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約
【課題】陽イオン交換樹脂のイオン交換の能力の低下を検知可能な軟水化装置を提供する。
【解決手段】軟水化装置1は、陽イオン交換樹脂4を有しイオン交換により硬度成分を含む原水から軟水を生成する軟水化室3と、軟水化室3を通過した軟水の導電率を測定する測定部5と、測定部5が測定した導電率に基づいて軟水の硬度を算出する算出部10と、を備え、測定部5は、測定部5に流入した軟水を測定する上流測定部6と、強酸性陽イオン交換樹脂8を有し、上流測定部6を通過した軟水に含まれる硬度成分を吸着し陽イオンを放出することで置換軟水を生成するイオン交換部7と、イオン交換部7により生成された置換軟水の導電率を測定する下流測定部9と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
陽イオン交換樹脂を有しイオン交換により硬度成分を含む原水から軟水を生成する軟水化室と、
前記軟水化室を通過した前記軟水の導電率を測定する測定部と、
前記測定部が測定した前記導電率に基づいて前記軟水の硬度を算出する算出部と、を備え、
前記測定部は、
当該測定部に流入した前記軟水の導電率を測定する上流測定部と、
強酸性陽イオン交換樹脂を有し前記上流測定部を通過した前記軟水に含まれる硬度成分を吸着し陽イオンを放出することで置換軟水を生成するイオン交換部と、
前記イオン交換部により生成された前記置換軟水の導電率を測定する下流測定部と、を備える軟水化装置。
続きを表示(約 470 文字)
【請求項2】
前記イオン交換部が有する前記強酸性陽イオン交換樹脂は、前記陽イオンとしてカリウムイオンを放出する請求項1に記載の軟水化装置。
【請求項3】
前記軟水化室が有する前記陽イオン交換樹脂は、前記イオン交換の際にナトリウムイオンを放出する請求項1または2に記載の軟水化装置。
【請求項4】
前記軟水化室に流入する前記原水の導電率を測定する原水測定部を備え、
前記原水測定部は、
当該原水測定部に流入した前記原水の導電率を測定する原水上流測定部と、
前記強酸性陽イオン交換樹脂を有し前記原水上流測定部を通過した前記原水に含まれる硬度成分を吸着し陽イオンを放出することで置換原水を生成する原水イオン交換部と、
前記原水イオン交換部により生成された前記置換原水の導電率を測定する原水下流測定部と、を備え、
前記算出部は、前記原水測定部が測定した前記原水の導電率及び前記測定部が測定した前記軟水の導電率に基づいて前記軟水の硬度を算出する請求項1に記載の軟水化装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、軟水化装置に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来の軟水化装置では、官能基の末端にナトリウムイオンを有している陽イオン交換樹脂を用いて、原水中の硬度成分(例えば、カルシウムイオン、マグネシウムイオン)をナトリウムイオンに交換して原水を軟水化している。陽イオン交換樹脂は、使用を続けるとイオン交換能力が低下又は消失する。このため、再びイオン交換を可能とするために、陽イオン交換樹脂の再生を行う必要がある。再生処理としては、飽和食塩水等の再生水を陽イオン交換樹脂に通水するといった処理が行われる。(例えば、特許文献1参照)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平8-1155号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このような従来の軟水化装置では、陽イオン交換樹脂のイオン交換能力が低下しているにもかかわらず、その低下を確認することができないため、適切なタイミングで再生処理を実施することができず、軟水化装置から得られる水に硬度成分が含まれてしまうという課題がある。
【0005】
本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、陽イオン交換樹脂におけるイオン交換の能力低下を検知可能な軟水化装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
そして、この目的を達成するために、本発明に係る軟水化装置は、陽イオン交換樹脂を有しイオン交換により硬度成分を含む原水から軟水を生成する軟水化室と、軟水化室を通過した軟水の導電率を測定する測定部と、測定部が測定した導電率に基づいて軟水の硬度を算出する算出部と、を備え、測定部は、測定部に流入した軟水の導電率を測定する上流測定部と、強酸性陽イオン交換樹脂を有し、上流測定部を通過した軟水に含まれる硬度成分を吸着し陽イオンを放出することで置換軟水を生成するイオン交換部と、イオン交換部により生成された置換軟水の導電率を測定する下流測定部と、を備える。これにより所期の目的を達成するものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、陽イオン交換樹脂におけるイオン交換の能力低下を検知可能な軟水化装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施の形態1に係る軟水化装置の構成を示す概念図である。
図2は、実施の形態1に係る軟水化装置の軟水化流路を示す構成図である。
図3は、実施の形態2に係る軟水化装置の構成を示す概念図である。
図4は、実施の形態2に係る軟水化装置の軟水化流路を示す構成図である。
図5は、実施の形態1の変形例に係る軟水化装置の構成を示す構成図である。
図6は、実施の形態1の変形例に係る軟水化装置の軟水化流路を示す構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施の形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。また、実施形態において説明する各図は、模式的な図であり、各図中の構成要素の大きさ及び厚さそれぞれの比が、必ずしも実際の寸法比を反映しているとは限らない。
【0010】
(実施の形態1)
図1を参照して、本実施の形態に係る軟水化装置1について説明する。図1は、本実施の形態に係る軟水化装置1の構成を示す概念図である。なお、図1では、軟水化装置1の各要素を概念的に示している。
(【0011】以降は省略されています)
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