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公開番号
2025070052
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-02
出願番号
2023180091
出願日
2023-10-19
発明の名称
流水殺菌装置および流水殺菌方法
出願人
日機装株式会社
代理人
個人
主分類
C02F
1/32 20230101AFI20250424BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約
【課題】流水殺菌装置の非稼働時における被処理水の凍結を防止する。
【解決手段】流水殺菌装置10は、流入口22および流出口24を備え、流入口22から流出口24に向けて流れる被処理水を収容する筐体12と、被処理水に面する窓部材32と、窓部材32越しに被処理水に向けて紫外光20を照射する発光素子26と、発光素子26の温度を検出する温度センサ28と、発光素子26の点灯時に生じる熱を被処理水に伝える伝熱部材34と、被処理水の流れがある稼働状態において、温度センサ28の検出結果が第1温度以下である場合に発光素子26を点灯させ、被処理水の流れがない非稼働状態において、温度センサ28の検出結果が第1温度よりも低い第2温度以下である場合に発光素子26を点灯させる制御装置16と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
流入口および流出口を備え、前記流入口から前記流出口に向けて流れる被処理水を収容する筐体と、
前記被処理水に面する窓部材と、
前記窓部材越しに前記被処理水に向けて紫外光を照射する発光素子と、
前記発光素子の温度を検出する温度センサと、
前記発光素子の点灯時に生じる熱を前記被処理水に伝える伝熱部材と、
前記被処理水の流れがある稼働状態において、前記温度センサの検出結果が第1温度以下である場合に前記発光素子を点灯させ、前記被処理水の流れがない非稼働状態において、前記温度センサの検出結果が前記第1温度よりも低い第2温度以下である場合に前記発光素子を点灯させる制御装置と、
を備える流水殺菌装置。
続きを表示(約 850 文字)
【請求項2】
前記制御装置は、前記非稼働状態において、前記温度センサの検出結果が前記第2温度よりも低い第3温度以下となることを契機に前記発光素子の点灯を開始させ、前記温度センサの検出結果が前記第2温度を超えることを契機に前記発光素子を消灯させる、
請求項1に記載の流水殺菌装置。
【請求項3】
前記制御装置は、前記非稼働状態において前記温度センサの検出結果が前記第2温度以下である場合に前記発光素子を間欠的に点灯させる、
請求項1に記載の流水殺菌装置。
【請求項4】
前記被処理水の流れを検出するフローセンサをさらに備える、
請求項1から3のいずれか一項に記載の流水殺菌装置。
【請求項5】
前記窓部材は、前記伝熱部材によって支持される、
請求項1から3のいずれか一項に記載の流水殺菌装置。
【請求項6】
前記伝熱部材は、前記発光素子および前記温度センサを収容する光源室を画定し、前記筐体の内部に配置される、
請求項1から3のいずれか一項に記載の流水殺菌装置。
【請求項7】
前記筐体の内部に配置され、前記窓部材と対向する開口端を有し、前記開口端から前記流出口に向かう処理流路を画定する仕切部材をさらに備える、
請求項1から3のいずれか一項に記載の流水殺菌装置。
【請求項8】
流入口から流出口に向かう被処理水の流れがあるか否かを示す流れ信号を取得するステップと、
前記被処理水に向けて窓部材越しに紫外光を照射する発光素子の温度を検出するステップと、
前記被処理水の流れがある稼働状態において、前記温度の検出結果が第1温度以下である場合に前記発光素子を点灯させ、前記被処理水の流れがない非稼働状態において、前記温度の検出結果が前記第1温度よりも低い第2温度以下である場合に前記発光素子を点灯させるステップと、
を備える流水殺菌方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
被処理水に紫外光を照射して殺菌処理をする流水殺菌装置が知られている。例えば、ヒートポンプを用いる給湯装置から出力される温水に紫外光を照射して殺菌する構成が知られている。温度検出部が検出した外気温に応じて、ヒートポンプに凍結防止運転がなされる(例えば、特許文献1参照)。
続きを表示(約 1,300 文字)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0002】
特開2020-151643号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上述の先行技術では、凍結防止のために被処理水を加熱または循環させる必要がある。流水殺菌装置の設置箇所によっては、流水殺菌装置の非稼働時に被処理水を加熱または循環させることが難しい場合がある。
【0004】
本発明はこうした課題に鑑みてなされたものであり、その例示的な目的のひとつは、流水殺菌装置の非稼働時における被処理水の凍結を防止する技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明のある態様の流水殺菌装置は、流入口および流出口を備え、流入口から流出口に向けて流れる被処理水を収容する筐体と、被処理水に面する窓部材と、窓部材越しに被処理水に向けて紫外光を照射する発光素子と、発光素子の温度を検出する温度センサと、発光素子の点灯時に生じる熱を被処理水に伝える伝熱部材と、被処理水の流れがある稼働状態において、温度センサの検出結果が第1温度以下である場合に発光素子を点灯させ、被処理水の流れがない非稼働状態において、温度センサの検出結果が第1温度よりも低い第2温度以下である場合に発光素子を点灯させる制御装置と、を備える。
【0006】
本発明の別の態様は、流水殺菌方法である。この方法は、流入口から流出口に向かう被処理水の流れがあるか否かを示す信号を取得するステップと、被処理水に向けて窓部材越しに紫外光を照射する発光素子の温度を検出するステップと、被処理水の流れがある稼働状態において、温度の検出結果が第1温度以下である場合に発光素子を点灯させ、被処理水の流れがない非稼働状態において、温度の検出結果が第1温度よりも低い第2温度以下である場合に発光素子を点灯させるステップと、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、流水殺菌装置の非稼働時における被処理水の凍結を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1の実施の形態に係る流水殺菌装置の構成を概略的に示す断面図である。
実施の形態に係る流水殺菌方法を示すフローチャートである。
第2の実施の形態に係る流水殺菌装置の構成を概略的に示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照しながら、本発明を実施するための形態について詳細に説明する。なお、説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を適宜省略する。説明の理解を助けるため、各図面における各構成要素の寸法比は、必ずしも実際の寸法比と一致しない。
【0010】
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態に係る流水殺菌装置10の構成を概略的に示す図である。流水殺菌装置10は、筐体12と、光源ユニット14と、制御装置16とを備える。流水殺菌装置10は、筐体12の内部の処理流路18を流れる被処理水に紫外光20を照射して殺菌処理を施す。
(【0011】以降は省略されています)
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