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公開番号2025093809
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-24
出願番号2023209695
出願日2023-12-12
発明の名称薬液供給装置、薬液希釈方法
出願人日機装株式会社
代理人弁護士法人クレオ国際法律特許事務所
主分類A61M 1/36 20060101AFI20250617BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】 ヘパリンなどの薬液の包材に制限されにくく、また、梱包単位の薬液で複数回の治療に用いることができる薬液供給装置を提供する。
【解決手段】 薬液供給装置は、血液を浄化する血液浄化装置が有する血液回路に薬液を供給する薬液供給装置であって、容器に収容された抗凝血剤が前記容器から導入可能であり、導入された抗凝血剤を少なくとも含む組成物を保持する組成物保持部と、前記組成物保持部を前記血液回路に連結し、前記組成物を前記組成物保持部から前記血液回路へ導出可能にする連結部と、を備える。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
血液を浄化する血液浄化装置が有する血液回路に薬液を供給する薬液供給装置であって、
容器に収容された抗凝血剤が前記容器から導入可能であり、導入された抗凝血剤を少なくとも含む組成物を保持する組成物保持部と、
前記組成物保持部を前記血液回路に連結し、前記組成物を前記組成物保持部から前記血液回路へ導出可能にする連結部と、
を備える、薬液供給装置。
続きを表示(約 970 文字)【請求項2】
前記組成物保持部に保持されている前記組成物の液面を、液面検出装置を用いて検出する、請求項1に記載の薬液供給装置。
【請求項3】
前記組成物保持部において前記組成物が空となったことを、空検出装置を用いて検出する、請求項1に記載の薬液供給装置。
【請求項4】
前記組成物保持部に希釈剤が導入可能であり、
導入された希釈剤で希釈された前記組成物を前記組成物保持部に保持可能である、請求項1に記載の薬液供給装置。
【請求項5】
前記容器と前記組成物保持部とを連通する第1連通部であって、容器に収容された抗凝血剤を前記組成物保持部に導入可能にする第1連通部と、
前記組成物保持部と前記連結部とを連通する第2連通部であって、前記組成物保持部に保持された前記組成物を前記連結部に導出可能にする第2連通部とを、さらに備える請求項1に記載の薬液供給装置。
【請求項6】
前記第2連通部は、
希釈剤を前記組成物保持部に導入する希釈剤導入状態と、
前記組成物を前記連結部に導出する組成物導出状態と、
を有する、請求項5に記載の薬液供給装置。
【請求項7】
前記血液回路は、ダイアフラムの変形により、前記血液回路内の液体の流動を制御するダイアフラムポンプを更に備える、請求項1に記載の薬液供給装置。
【請求項8】
連続的に流下する前記組成物を、独立した滴状に分離して重力の作用によって滴下する滴下チャンバをさらに備え、
前記滴下チャンバから滴下された組成物を、滴下センサを用いて検出する、請求項1に記載の薬液供給装置。
【請求項9】
前記組成物保持部から離隔する延出部が、ダイアフラムの変形により、前記延出部内の空気の流動を制御するダイアフラムポンプを有する、請求項1に記載の薬液供給装置。
【請求項10】
前記第1連通部は、長尺な円筒形状を有する突出部を有し、
前記突出部は、前記容器が有する貫通孔に挿通可能な開口であって、前記組成物保持部から最も離隔した先端部に設けられた開口を有する、請求項5に記載の薬液供給装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、薬液供給装置、薬液希釈方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
透析装置などで血液の抗凝血剤としてヘパリンが用いられることがある。一般に、ヘパリンは、バイアルなどに収容されて納品される。バイアルに収容されたヘパリンを用いるシステムでは、バイアルを装置にセットすることで、バイアルから直ちにヘパリンを使用できる(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-118944号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来のシステムでは、バイアルを装置にセットするものであった。このため、システムに使用可能な一定の形状や大きさを有するバイアルのみを使用せざるを得なかった。このため、ヘパリンの包材がバイアルに制限されていた。さらに、梱包単位のヘパリンを使って治療できるのみで、複数回に亘って治療することが困難であった。
【0005】
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものである。ヘパリンなどの薬液の包材に制限されにくく、また、梱包単位の薬液で複数回の治療に用いることができる薬液供給装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明による薬液供給装置の特徴は、
血液を浄化する血液浄化装置が有する血液回路に薬液を供給する薬液供給装置であって、
容器に収容された抗凝血剤が前記容器から導入可能であり、導入された抗凝血剤を少なくとも含む組成物を保持する組成物保持部と、
前記組成物保持部を前記血液回路に連結し、前記組成物を前記組成物保持部から前記血液回路へ導出可能にする連結部と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
ヘパリンなどの薬液の包材に制限されにくく、また、梱包単位の薬液で複数回の治療に用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1の実施の形態による薬液供給装置の構成を示す模式図である。
第1の実施の形態による薬液供給装置での充填工程を示す模式図である。
第1の実施の形態による薬液供給装置での希釈工程を示す模式図である。
第1の実施の形態による薬液供給装置での投与準備工程を示す模式図である。
第2の実施の形態による薬液供給装置での希釈工程(a)と投与準備工程(b)とを示す模式図である。
第3の実施の形態による薬液供給装置の構成を示す模式図である。
第3の実施の形態による薬液供給装置での充填工程を示す模式図である。
第3の実施の形態による薬液供給装置での希釈工程を示す模式図である。
第3の実施の形態による薬液供給装置での投与準備工程を示す模式図である。
制御装置66の機能を説明する機能ブロック図である。
制御装置66の全体的な処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
<<<<<本実施の形態の概要>>>>>
従来、透析治療では、血液の抗凝血剤としてヘパリンが用いられる。ヘパリンは、バイアルに収容されたり、シリンジに充填されたりして納品される場合が多い。
【0010】
バイアルに収容されたヘパリンを用いる場合には、バイアルを装置に直接にセットしてヘパリンを投与する。しかしながら、その装置に対応したバイアル以外の包材を使用することは困難であった。また、一般のバイアルでは、1回の治療で、収容されているヘパリンの全てを使いきらねばならず、複数回の治療に亘ってヘパリンを使用することが困難であった。
(【0011】以降は省略されています)

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