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公開番号
2025098910
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-02
出願番号
2024013359,2023214803
出願日
2024-01-31,2023-12-20
発明の名称
細胞培養装置
出願人
日機装株式会社
代理人
弁護士法人クレオ国際法律特許事務所
,
個人
主分類
C12M
1/00 20060101AFI20250625BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約
【課題】異なる機能の操作部をより最適化された環境下で動作させることが可能な細胞培養装置を提供する。
【解決手段】空気清浄度の規格基準として第1基準(ISOによるクラス5など)を満たす第1空間(培地交換部22の内部空間など)と、空気清浄度の規格基準として第1基準よりも低い第2基準(ISOによるクラス6~7など)を満たす第2空間(培地交換部22以外の部分の内部空間など)と、第1空間に設置され、培地交換に係る操作を実行可能な培地交換ロボット42と、第2空間に設置され、培地が格納されたウェルプレート52の移動操作を実行可能な搬送ロボット40と、培地交換ロボット42が培地交換に係る操作を行う場合の可動範囲を第1空間内とし、搬送ロボット40がウェルプレート52を移動させる場合の可動範囲を第2空間及び第1空間とする制御部とを備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
空気清浄度の規格基準として第1基準を満たす第1空間と、
前記空気清浄度の規格基準として前記第1基準よりも低い第2基準を満たす第2空間と、
前記第1空間に設置され、培地交換に係る操作を実行可能な第1操作部と、
前記第2空間に設置され、培地が格納された細胞培養容器の移動操作を実行可能な第2操作部と、
前記第1操作部が前記培地交換に係る操作を行う場合の可動範囲を前記第1空間内とし、前記第2操作部が前記細胞培養容器を移動させる場合の可動範囲を前記第2空間及び前記第1空間とする操作部制御手段と
を備える、細胞培養装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記操作部制御手段は、
前記第2操作部によって前記細胞培養容器を前記第2空間から前記第1空間に移動させるよう制御し、前記第1操作部によって前記細胞培養容器に対して前記培地交換に係る操作が行われるよう制御する、請求項1に記載の細胞培養装置。
【請求項3】
前記細胞培養容器は前記第2操作部により着脱される防塵部を有する、請求項2に記載の細胞培養装置。
【請求項4】
前記第2操作部には、前記細胞培養容器を把持可能な把持機構が設けられており、
前記第1操作部には、前記培地交換に係る操作の内容に対応した複数種類の操作装置間で共通化された装着機構が設けられている、請求項1~3のいずれか1項に記載の細胞培養装置。
【請求項5】
前記第2空間には、
前記細胞培養容器の搬入及び搬出が行われる供給排出部と、前記細胞培養容器に収容された細胞の培養が行われる細胞培養部と、前記細胞培養容器に対する検査が行われる検査部とが設置され、
前記操作部制御手段は、
前記第2操作部によって、前記供給排出部に対する前記細胞培養容器の移動操作、前記細胞培養部に対する前記細胞培養容器の移動操作、及び前記検査部に対する前記細胞培養容器の移動操作が行われるよう制御する、請求項1に記載の細胞培養装置。
【請求項6】
平面視における前記第2操作部を中心とした直交座標系において、前記第1空間、前記供給排出部、前記細胞培養部、及び前記検査部におけるそれぞれの中心部は、少なくとも3つの象限に分かれて配置されている、請求項5に記載の細胞培養装置。
【請求項7】
前記第1空間内の殺菌を行う殺菌光源部を備えた請求項1~3のいずれか1項に記載の細胞培養装置。
【請求項8】
前記第2操作部を移動させることが可能な移動部を備えた請求項1~3のいずれか1項に記載の細胞培養装置。
【請求項9】
前記細胞培養容器が載置される容器載置部を備え、
前記把持機構が、間隔の変更が可能なツメ部を有し、前記ツメ部の間隔を変更させて前記細胞培養容器と前記容器載置部との持ち替えが可能である、請求項4に記載の細胞培養装置。
【請求項10】
前記細胞培養容器が、前記容器載置部の上に積み重ねられて積層体を構成し、複数の前記積層体が前記容器載置部に並べられた状態で、前記容器載置部が前記把持機構により把持される、請求項9に記載の細胞培養装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、複数の操作ロボットを備えた細胞培養装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
後掲の特許文献1(請求項1など)には、作業室内に、第1ロボットと第2ロボットとを、互いの可動範囲の一部が重複するように配置した自動培養操作装置に係る発明が開示されている。特許文献1においては、第1ロボットと第2ロボットの重複した可動範囲に、液体供給手段や仮置き部が設けられる。そして、液体供給手段が、ロボットにより保持された容器類に培地や薬液等の液体類を供給し、第1ロボットと第2ロボットが、仮置き部において、容器類の受け渡しを行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6358429号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1には、浄化された空気を流通させて、作業室内を陽圧に維持する点が記載されている。しかし、特許文献1には、第1ロボットと第2ロボットのように異なる機能を有する操作部の設置環境や作業環境について、より最適化する点については記載されていない。
【0005】
本発明は、異なる機能の操作部をより最適化された環境下で動作させることが可能な細胞培養装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る一実施形態の細胞培養装置は、
空気清浄度の規格基準として第1基準を満たす第1空間と、
前記空気清浄度の規格基準として前記第1基準よりも低い第2基準を満たす第2空間と、
前記第1空間に設置され、培地交換に係る操作を実行可能な第1操作部と、
前記第2空間に設置され、培地が格納された細胞培養容器の移動操作を実行可能な第2操作部と、
前記第1操作部が前記培地交換に係る操作を行う場合の可動範囲を前記第1空間内とし、前記第2操作部が前記細胞培養容器を移動させる場合の可動範囲を前記第2空間及び前記第1空間とする操作部制御手段と
を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、異なる機能の操作部をより最適化された環境下で動作させることが可能な細胞培養装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態の細胞培養装置を示す斜視図である。
壁部を取り外した状態の細胞培養装置を示す斜視図である。
各部のレイアウトを示す説明図である。
(a)はレイアウトの他の説明態様を示す説明図、(b)はレイアウトのさらに他の説明態様を示す説明図である。
各部の基本的な構成を示す説明図である。
ウェルプレート及びストッカーを示す斜視図である。
(a)はエアグリッパーを示す斜視図、(b)は把持部がストッカーを把持する操作を示す説明図である。
ストッカーの配向を示す説明図である。
(a)は画像検査部を平面視して示す説明図、(b)は画像検査部を側面視して示す説明図である。
培地交換部を示す説明図である。
培地交換部と搬送ロボットとの関係を示す説明図である。
各部のレイアウトの変形例を示す説明図である。
培地交換ロボットの配置に係る変形例を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
<細胞培養装置10の基本構成>
以下に、実施形態に係る細胞培養装置10について、図面に基づき説明する。図1は実施形態に係る細胞培養装置10を示している。細胞培養装置10は、インキュベータ部12、画像検査部14、ストッカー供給部16、製品取出し部18、搬送ロボット部20、及び、培地交換部22を備えている。以下では、これらを包括して「各部」と総称する場合がある。
【0010】
また、本実施形態において、ストッカー供給部16と製品取出し部18は一体化されている。このため、例えば、両者を包括して「ストッカー供給取出し部」や「ストッカー供給排出部」などと称することが可能である。
(【0011】以降は省略されています)
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