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公開番号
2025109603
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-25
出願番号
2024003596
出願日
2024-01-12
発明の名称
情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
出願人
日機装株式会社
代理人
弁理士法人MSウィード
主分類
A61M
1/36 20060101AFI20250717BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】
血液浄化装置のプライミング時間をより正確に推定すること。
【解決手段】
患者の血液を浄化する血液浄化装置のプライミング時間を推定する情報処理装置であって、前記血液浄化装置に装着される血液浄化器及び体外循環回路の種別に応じて設定された識別データを取得し、前記血液浄化装置のプライミングに必要となる残時間を前記識別データに基づいて推定する推定部と、前記血液浄化装置の前記プライミング時間を表示するための表示データを前記残時間に基づいて生成する制御部と、を有すること。
【選択図】 図7
特許請求の範囲
【請求項1】
患者の血液を浄化する血液浄化装置のプライミング時間を推定する情報処理装置であって、
前記血液浄化装置に装着される血液浄化器及び体外循環回路の種別に応じて設定された識別データを取得し、前記血液浄化装置のプライミングに必要となる残時間を前記識別データに基づいて推定する推定部と、
前記血液浄化装置の前記プライミング時間を表示するための表示データを前記残時間に基づいて生成する制御部と、を有する情報処理装置。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記推定部は、前記血液浄化装置の本体に設けられ、前記体外循環回路内の気泡を検出する気泡検出器から受信する気泡データに基づいて前記残時間を修正する、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記推定部は、前記プライミング時間を推定するための機械学習を行った学習済み推定モデルに前記識別データを入力して、前記プライミング時間の初期表示時間を取得し、前記初期表示時間を前記残時間とする、請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記学習済み推定モデルは、前記血液浄化器の種別データ、前記体外循環回路の種別データ、及び基本プライミング時間データを関連付けて機械学習することによって生成されている、請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記学習済み推定モデルは、前記血液浄化装置のプライミングの開始から所定時間の経過後における前記体外循環回路の気泡減少量を、前記血液浄化器の種別データ、前記体外循環回路の種別データ、及び基本プライミング時間データに関連付けて機械学習することによって生成され、
前記推定部は、前記識別データとともに前記気泡データを前記学習済み推定モデルに入力する、請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記推定部は、前記血液浄化装置のプライミングの開始から所定時間の経過後の前記気泡データを前記学習済み推定モデルに入力し、
前記学習済み推定モデルは、前記気泡データに基づいて、前記所定時間の経過後における前記残時間を再出力する、請求項5に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記推定部は、前記血液浄化装置のプライミングの開始から所定時間の経過後の前記気泡データを前記学習済み推定モデルに追加入力して、取得した前記初期表示時間を前記残時間とする、請求項5に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記学習済み推定モデルは、前記血液浄化装置の温度データ及び圧力データを、前記血液浄化器の種別データ、前記体外循環回路の種別データ、及び基本プライミング時間データに関連付けて機械学習することによって生成され、
前記推定部は、前記識別データとともに前記温度データ及び前記圧力データを前記学習済み推定モデルに入力する、請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記推定部は、前記血液浄化装置の前記プライミングが完了すると、完了したプライミングに係るデータを使用し、前記学習済み推定モデルの追加学習を行う、請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項10】
前記推定部は、前記血液浄化器及び前記体外循環回路の種別に対応して前記プライミング時間が設定されているテーブルデータと前記識別データとの照合によって前記プライミング時間の初期表示時間を抽出し、前記初期表示時間を前記残時間とする、請求項2に記載の情報処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、血液浄化装置のプライミング時間の推定に係る情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、血液浄化による治療として、中空糸膜を有するダイアライザを用いた透析治療が知られている。当該透析治療においては、患者から取り出した血液を血液回路によって体外循環させつつ、血液回路に接続されたダイアライザを用いて血液浄化を行い、浄化後の血液を患者の体内に戻す処理が行われる。
【0003】
一般に、当該透析治療を行う前段階として、血液回路及びダイアライザの血液側に存在する汚れ又は気泡を除去する必要がある。このため、透析液又は生理食塩水等のプライミング液を血液回路内に充填して循環させ、血液回路及びダイアライザの血液側における洗浄及び気泡除去といったプライミングが、当該透析治療の前段階に行われている。このようなプライミングに係る時間(以下、プライミング時間とも称する)は、血液浄化装置において表示され、血液浄化装置の操作者(医師又は看護師等の医療従事者)が当該時間を把握することが可能である。
【0004】
特許文献1には、プライミングの効率化及びプライミング時間の短縮を図るための血液浄化装置が開示されている。特に、特許文献1の血液浄化装置においては、ウエット型の血液浄化手段又はドライ型の血液浄化手段のいずれかであるかが判定され、血液浄化手段の型に対応させたプライミングである液充填が行われる。
【0005】
また、特許文献2には、プライミングの完了を正確に判定するための体外循環装置が開示されている。特に、特許文献2の体外循環装置においては、プライミングの完了の判定を操作者が行わず、プライミングの動作中に、気泡が検出されない時間が所定時間以上になると、プライミングが完了したと判定する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2016-36536号公報
国際公開第2013/187055号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、血液浄化装置に表示されるプライミングの完了までの時間は、標準的な血液回路及びダイアライザを想定した固定値となっている。このため、血液回路内の気泡量によってプライミングが完了したか否かの判定が行われると、血液回路及びダイアライザの種類及び状態によって気泡の抜け方が通常とは異なる場合、表示された時間と実際にプライミングが完了するまでの時間にずれが生じることがある。すなわち、血液浄化装置の操作者が、プライミングの開始段階で表示された時間を目安にして別の場所での作業を行った後に戻っても、プライミングが完了しておらず、作業の待ちが生じる問題がある。
【0008】
本開示はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、血液浄化装置のプライミング時間をより正確に推定するための情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示の一態様によれば、「患者の血液を浄化する血液浄化装置のプライミング時間を推定する情報処理装置であって、前記血液浄化装置に装着される血液浄化器及び体外循環回路の種別に応じて設定された識別データを取得し、前記血液浄化装置のプライミングに必要となる残時間を前記識別データに基づいて推定する推定部と、前記血液浄化装置の前記プライミング時間を表示するための表示データを前記残時間に基づいて生成する制御部と、を有する情報処理装置。」が提供される。
【0010】
本開示の一態様によれば、「患者の血液を浄化する血液浄化装置のプライミング時間を推定する情報処理方法であって、前記血液浄化装置に装着される血液浄化器及び体外循環回路の種別に応じて設定された識別データを取得する工程と、前記血液浄化装置のプライミングに必要となる残時間を前記識別データに基づいて推定する工程と、前記血液浄化装置の前記プライミング時間を表示するための表示データを前記残時間に基づいて生成する工程と、を有する情報処理方法。」が提供される。
(【0011】以降は省略されています)
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