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公開番号2025115273
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-06
出願番号2024009738
出願日2024-01-25
発明の名称流水殺菌装置
出願人日機装株式会社
代理人個人
主分類A61L 2/10 20060101AFI20250730BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】流水殺菌装置の信頼性を向上させる。
【解決手段】流水殺菌装置10は、流入口および流出口を有し、流入口から流出口に向けて流れる被処理水を収容する流路筐体12と、流路筐体12の内部に配置され、被処理水に紫外光18を照射する光源ユニット14と、流路筐体12の内面から所定の軸方向に延びて、光源ユニットを支持する少なくとも一つの支持部材50と、流路筐体12から軸方向に突出し、光源ユニット14と対向する上面56を有し、光源ユニット14と上面56の間にシール部材が配置される台座54と、光源ユニット14に接続される配線28が通されるケーブルガイド62と、を備える。ケーブルガイド62は、台座54から光源ユニット14に向けて軸方向に延びて、光源ユニット14に設けられる配線口44の内側に挿入される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
流入口および流出口を有し、前記流入口から前記流出口に向けて流れる被処理水を収容する流路筐体と、
前記流路筐体の内部に配置され、前記被処理水に紫外光を照射する光源ユニットと、
前記流路筐体の内面から所定の軸方向に延びて、前記光源ユニットを支持する少なくとも一つの支持部材と、
前記流路筐体から前記軸方向に突出し、前記光源ユニットと対向する上面を有し、前記光源ユニットと前記上面の間にシール部材が配置される台座と、
前記光源ユニットに接続される配線が通されるケーブルガイドと、を備え、
前記ケーブルガイドは、前記台座から前記光源ユニットに向けて前記軸方向に延びて、前記光源ユニットに設けられる配線口の内側に挿入され、または、
前記ケーブルガイドは、前記光源ユニットから前記軸方向に延びて、前記台座に設けられる配線口の内側に挿入される、
流水殺菌装置。
続きを表示（約 930 文字）【請求項２】
前記少なくとも一つの支持部材は、三つ以上の支持部材を含み、
前記三つ以上の支持部材のそれぞれの上端の前記軸方向の高さ位置は、前記台座の前記上面から所定距離だけ上側にある、
請求項１に記載の流水殺菌装置。
【請求項３】
前記三つ以上の支持部材は、前記光源ユニットの中心から等距離に配置される、
請求項２に記載の流水殺菌装置。
【請求項４】
前記シール部材と前記台座の間に配置され、前記光源ユニットの前記シール部材と接触する部分と同じ材料から構成されるワッシャをさらに備える、請求項１から３のいずれか一項に記載の流水殺菌装置。
【請求項５】
前記光源ユニットの外周に沿って周方向に間隔をあけて配置され、前記流路筐体に対する前記光源ユニットの径方向の変位を規制する複数の規制部材をさらに備える、
請求項１から３のいずれか一項に記載の流水殺菌装置。
【請求項６】
前記台座の前記上面の径方向の幅は、前記複数の規制部材と前記光源ユニットの間の径方向のクリアランスよりも大きい、
請求項５に記載の流水殺菌装置。
【請求項７】
前記台座の前記上面の径方向の幅は、前記ケーブルガイドと前記配線口の間の径方向のクリアランスよりも大きい、
請求項１から３のいずれか一項に記載の流水殺菌装置。
【請求項８】
前記シール部材は、前記光源ユニットと前記台座の間に配置される第１部分と、前記ケーブルガイドの外周面と前記配線口の内周面の間を延びる第２部分とを有する、
請求項１から３のいずれか一項に記載の流水殺菌装置。
【請求項９】
前記シール部材は、前記ケーブルガイドの内周面に沿って延びる第３部分をさらに有する、
請求項８に記載の流水殺菌装置。
【請求項１０】
前記光源ユニットを前記少なくとも一つの支持部材に向けて押圧し、前記流路筐体に対する前記光源ユニットの前記軸方向の変位を規制する保持部材をさらに備える、
請求項１から３のいずれか一項に記載の流水殺菌装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、流水殺菌装置に関する。
続きを表示（約 1,700 文字）【背景技術】
【０００２】
被処理水に紫外光を照射して殺菌処理をする流水殺菌装置が知られている。例えば、筐体の中央に被処理水の滞留空間が設けられ、筐体内部の中心軸上に配置されるＬＥＤから被処理水に紫外光が照射される。ＬＥＤを駆動するための配線は、中心軸から外れた位置に設けられる配線用管を通して外部に取り出される（例えば、特許文献１参照）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２２－１６３６４４号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
上述の先行技術では、ＬＥＤを封止する封止部と配線用管の間の封止方法について言及されていない。例えば、被処理水の圧力変動等によってＬＥＤを封止する封止部に力が加わる場合、筐体内部で封止部が動くことによって封止部と配線用管の間のシールが破れ、封止部の内部のＬＥＤに向けて被処理水が浸入したり、配線用管を通じて筐体の外部に被処理水が漏れ出したりするおそれがある。被処理水の浸入や漏出は、流水殺菌装置の信頼性を低下させる。
【０００５】
本発明はこうした課題に鑑みてなされたものであり、その例示的な目的のひとつは、流水殺菌装置の信頼性を向上させる技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明のある態様の流水殺菌装置は、流入口および流出口を有し、流入口から流出口に向けて流れる被処理水を収容する流路筐体と、流路筐体の内部に配置され、被処理水に紫外光を照射する光源ユニットと、流路筐体の内面から所定の軸方向に延びて、光源ユニットを支持する少なくとも一つの支持部材と、流路筐体から軸方向に突出し、光源ユニットと対向する上面を有し、光源ユニットと上面の間にシール部材が配置される台座と、光源ユニットに接続される配線が通されるケーブルガイドと、を備える。ケーブルガイドは、台座から光源ユニットに向けて軸方向に延びて、光源ユニットに設けられる配線口の内側に挿入され、または、ケーブルガイドは、光源ユニットから軸方向に延びて、台座に設けられる配線口の内側に挿入される。
【発明の効果】
【０００７】
本発明によれば、流水殺菌装置の信頼性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
第１の実施の形態に係る流水殺菌装置の構成を概略的に示す断面図である。
流水殺菌装置の内部構造を概略的に示す上面図である。
流水殺菌装置の内部構造を概略的に示す上面図である。
流水殺菌装置の内部構造を概略的に示す上面図である。
第２の実施の形態に係る流水殺菌装置の構成を概略的に示す断面図である。
第３の実施の形態に係る流水殺菌装置の構成を概略的に示す断面図である。
第４の実施の形態に係る流水殺菌装置の構成を概略的に示す断面図である。
第５の実施の形態に係る流水殺菌装置の構成を概略的に示す断面図である。
仕切部材の開口端の構成を概略的に示す下面図である。
第６の実施の形態に係る流水殺菌装置の構成を概略的に示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下、図面を参照しながら、本発明を実施するための形態について詳細に説明する。なお、説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を適宜省略する。説明の理解を助けるため、各図面における各構成要素の寸法比は、必ずしも実際の寸法比と一致しない。
【００１０】
（第１の実施の形態）
図１は、第１の実施の形態に係る流水殺菌装置１０の構成を概略的に示す図である。流水殺菌装置１０は、流路筐体１２と、光源ユニット１４とを備える。流水殺菌装置１０は、流路筐体１２の内部空間１６を流れる被処理水に紫外光１８を照射して殺菌処理を施す。
（【００１１】以降は省略されています）

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