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公開番号2025073592
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-13
出願番号2023184515
出願日2023-10-27
発明の名称メタン低減装置
出願人日本特殊陶業株式会社
代理人個人,個人
主分類C02F 11/00 20060101AFI20250502BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約【課題】メタン発生源から発生したメタンの量をその場で減らすことのできるメタン低減装置を提供する。
【解決手段】メタン低減装置1は、メタンセンサ11と、メタン低減部12と、外気供給経路40とを備えている。メタンセンサ11は、大気中のメタンの有無を検知する。メタン低減部12は、大気中のメタンの濃度を低下させる。外気供給経路40は、大気及びメタン低減部12に連通している。メタン低減装置1は、メタンセンサ11がメタンを検知したときに、外気供給経路40を通じてメタン低減部12に大気を供給する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
大気中のメタンの有無を検知するメタンセンサと、
大気中のメタンの濃度を低下させるメタン低減部と、
前記大気及び前記メタン低減部に連通する外気供給経路と
を備え、
前記メタンセンサがメタンを検知したときに、前記外気供給経路を通じて前記メタン低減部に前記大気を供給する、メタン低減装置。
続きを表示(約 420 文字)【請求項2】
前記メタン低減部は、メタンを二酸化炭素に転換させる触媒を有している、請求項1に記載のメタン低減装置。
【請求項3】
前記外気供給経路は、
前記メタンセンサが配置されている第1の経路と、
前記第1の経路から分岐し、前記メタン低減部が配置されている第2の経路と、
前記第1の経路と前記第2の経路との分岐部に配置され、前記第2の経路への入口を開閉するバルブと
を有し、
前記メタンセンサがメタンを検知したときに、前記バルブが解放され、前記第2の経路へ外気が供給される、
請求項1に記載のメタン低減装置。
【請求項4】
前記メタン低減装置は、水上で使用されるものであり、
前記水上に浮くための浮体部と、
水面上を移動するための駆動部と
をさらに備えている、
請求項1から3の何れか1項に記載のメタン低減装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、農地、牧場などから発生するメタンの量を低減させるメタン低減装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
メタンガスは、温室効果ガスの一つとして知られている。メタンガスの発生源としては、湿地土壌、海洋などの自然発生源の他に、水田土壌や家畜排泄物などの人為的発生源が知られている。メタンガスは、全ての温室効果ガスが地球温暖化に与える影響の約23%分を担っており、二酸化炭素よりも平均寿命が短い(大気中で約10年)にもかかわらず、同じ重量で比較すると二酸化炭素より強い温室効果を持っていることが知られている。
【0003】
そのため、例えば、水田土壌、湿地土壌などからのメタンガスの発生を抑制するための試みが検討されている。
【0004】
例えば、特許文献1には、酸化マグネシウム粉末及び/又は水酸化マグネシウム粉末からなるメタンガスの発生抑制剤が開示されている。このメタンガスの発生抑制剤は、粒子径が0.75mm以下の粉末であり、湿地土壌、水田土壌もしくは家畜排泄物などの腐敗性有機物水性混合物に該粉末を添加してメタンガスの発生を抑制する。
【0005】
また、特許文献2には、牧草地、畑、水田、湖沼又は水産養殖池において発生する、メタン、窒素化合物、硫化物等の有害ガスの生成を抑制し、地球規模で温室効果ガスを低減するための有害ガス生成抑制用の微生物製剤が開示されている。この微生物製剤は、バチルス(Bacillus)属、ラクトバチルス(Lactobacillus)属、ストレプトコッカス(Strptococcus)属、キャンディダ(Candida)属及びピキア(Pichia)属に属する微生物を含有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2010-115572号公報
特開2009-201354号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
このように、メタン発生源からのメタンガスの発生を抑制するために、発生源に対してメタン発生抑制製剤を添加することが提案されている。しかし、水田、湿地などから発生したメタンをその場で低減させるという方法および装置は、提案されていない。
【0008】
本発明では、メタン発生源から発生したメタンの量をその場で減らすことのできるメタン低減装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一局面にかかるメタン低減装置は、大気中のメタンの有無を検知するメタンセンサと、大気中のメタンの濃度を低下させるメタン低減部と、前記大気及び前記メタン低減部に連通する外気供給経路とを備えている。前記メタン低減装置は、前記メタンセンサがメタンを検知したときに、前記外気供給経路を通じて前記メタン低減部に前記大気を供給する。
【0010】
上記の構成によれば、メタンセンサがメタンの発生を検知したタイミングで、メタン低減部に対して外気を供給することができる。このようなメタン低減装置をメタン発生場所で使用することで、当該場所の外気中に含まれるメタンの量をその場で低減させることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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