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公開番号
2025092958
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-23
出願番号
2023208394
出願日
2023-12-11
発明の名称
複合基材、及び複合基材の製造方法
出願人
日本特殊陶業株式会社
代理人
弁理士法人暁合同特許事務所
主分類
C04B
35/50 20060101AFI20250616BHJP(セメント;コンクリート;人造石;セラミックス;耐火物)
要約
【課題】セラミックス粒子が母材にしっかりと保持されつつ、そのセラミックス粒子が備える抗菌性・抗ウイルス性能が十分に発揮される複合基材等の提供。
【解決手段】本発明の複合基材は、抗菌性・抗ウイルス性を有するセラミックス粒子と、第1表面と、前記第1表面の反対側に配される第2表面とを有し、前記セラミックス粒子を含有する母材と、を備え、前記セラミックス粒子は、前記母材の内部において、前記第1表面側よりも前記第2表面側に多く存在し、前記第2表面における前記セラミックス粒子の露出面積割合が30%以上であり、前記第2表面の前記露出面積割合に対する、下記剥離試験方法に基づく剥離試験後の前記第2表面の前記露出面積割合の減少率(%)が、50%以下である。剥離試験方法:JIS Z 1522に規定された粘着テープを前記第2表面に貼り付けた後に、前記粘着テープを急速かつ強く引き剥がす。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
抗菌性・抗ウイルス性を有するセラミックス粒子と、
第1表面と、前記第1表面の反対側に配される第2表面とを有し、前記セラミックス粒子を含有する母材と、を備え、
前記セラミックス粒子は、前記母材の内部において、前記第1表面側よりも前記第2表面側に多く存在し、
前記第2表面における前記セラミックス粒子の露出面積割合が3%以上であり、
前記第2表面の前記露出面積割合に対する、下記剥離試験方法に基づく剥離試験後の前記第2表面の前記露出面積割合の減少率(%)が、50%以下である複合基材。
剥離試験方法:JIS Z 1522に規定された粘着テープを前記第2表面に貼り付けた後に、前記粘着テープを急速かつ強く引き剥がす。
続きを表示(約 410 文字)
【請求項2】
前記第1表面における前記セラミックス粒子の前記露出面積割合は、前記第2表面における前記セラミックス粒子の前記露出面積割合の30%以下である請求項1に記載の複合基材。
【請求項3】
前記第2表面における前記セラミックス粒子の前記露出面積割合が80%以下である請求項1又は請求項2に記載の複合基材。
【請求項4】
前記母材100質量部に対する前記セラミックス粒子の配合量が、0.5質量部以上10質量部以下である請求項1又は請求項2に記載の複合基材。
【請求項5】
未硬化状態の母材に、前記母材との比重差が1以上である抗菌性・抗ウイルス性を有するセラミックス粒子を配合して、前記セラミックス粒子を沈降させる工程と、
前記母材を硬化させて、前記セラミックス粒子が沈降した側の前記母材の表面に前記セラミックス粒子を露出させる工程とを備える複合基材の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、複合基材、及び複合基材の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に示されるように、抗菌性及び抗ウイルス性を備えた新しいタイプの無機系材料として、希土類と、モリブデン(Mo)等とを含む複合酸化物からなるセラミックスが知られている。そのようなセラミックスの中でも、希土類としてセリウム(Ce)を含む複合酸化物(例えば、Ce
2
Mo
3
O
13
)からなるものは、工業的生産に有利である等の理由により、特に注目されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開2020/017493号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述したセラミックスからなる粒子を、樹脂やゴム等の母材に混ぜて複合化を行うと、前記粒子の表面を母材が覆ってしまい、前記粒子の添加量に見合った抗菌性・抗ウイルス性能(効果)が得らないことがあった。
【0005】
また、母材の表面に前記粒子を押し付ける形で付着させることで複合基材を製造することも考えられる。しかしながら、このようにして得られた複合基材の場合、前記粒子の付着力(密着性)が十分ではなく、外部から力(例えば、摩擦力)を受けると、前記粒子が母材側から容易に剥がれ落ちてしまう。
【0006】
本発明の目的は、セラミックス粒子が母材にしっかりと保持されつつ、そのセラミックス粒子が備える抗菌性・抗ウイルス性能が十分に発揮される複合基材、及びその製造方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題を解決するための手段は、以下の通りである。即ち、
<1> 抗菌性・抗ウイルス性を有するセラミックス粒子と、第1表面と、前記第1表面の反対側に配される第2表面とを有し、前記セラミックス粒子を含有する母材と、を備え、前記セラミックス粒子は、前記母材の内部において、前記第1表面側よりも前記第2表面側に多く存在し、前記第2表面における前記セラミックス粒子の露出面積割合が3%以上であり、前記第2表面の前記露出面積割合に対する、下記剥離試験方法に基づく剥離試験後の前記第2表面の前記露出面積割合の減少率(%)が、50%以下である複合基材。剥離試験方法:JIS Z 1522に規定された粘着テープを前記第2表面に貼り付けた後に、前記粘着テープを急速かつ強く引き剥がす。
【0008】
<2> 前記第1表面における前記セラミックス粒子の前記露出面積割合は、前記第2表面における前記セラミックス粒子の前記露出面積割合の30%以下である前記<1>に記載の複合基材。
【0009】
<3> 前記第2表面における前記セラミックス粒子の前記露出面積割合が80%以下である前記<1>又は<2>に記載の複合基材。
【0010】
<4> 前記母材100質量部に対する前記セラミックス粒子の配合量が、0.5質量部以上10質量部以下である前記<1>又は<2>に記載の複合基材。
(【0011】以降は省略されています)
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