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公開番号2025078804
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-20
出願番号2025035983,2021080164
出願日2025-03-07,2021-05-11
発明の名称真空二重配管と流体機器との接続構造
出願人株式会社ササクラ
代理人弁理士法人アローレインターナショナル
主分類F16L 59/075 20060101AFI20250513BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】 真空二重配管に接続された流体機器のメンテナンスを迅速容易に行うことができる真空二重配管と流体機器との接続構造を提供する。
【解決手段】 真空二重配管1と流体機器100との接続構造であって、真空二重配管1は、低温流体が通過する内管10と、内管10を覆う外管20とを備え、内管10と外管20との間に真空層30が形成されており、真空層30は、流路に沿って設けられた上流側隔壁部材32aおよび下流側隔壁部材32bの間に隔離部33が形成され、開閉弁35a,35bを有するバイパス流路34a,34bによって、隔離部33が真空層30の隔離部33以外の部分と連通可能とされており、隔離部33において、内管10に流体機器100が設けられると共に外管20の少なくとも一部が取り外し可能に構成されている。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
真空二重配管と流体機器との接続構造であって、
前記真空二重配管は、低温流体が通過する内管と、前記内管を覆う外管とを備え、前記内管と前記外管との間に真空層が形成されており、
前記真空層は、流路に沿って設けられた上流側隔壁部材および下流側隔壁部材の間に隔離部が形成され、開閉弁を有するバイパス流路によって、前記隔離部が前記真空層の前記隔離部以外の部分と連通可能とされており、
前記隔離部において、前記内管に前記流体機器が設けられると共に前記外管の少なくとも一部が取り外し可能に構成されており、
前記上流側隔壁部材および下流側隔壁部材は、前記真空二重配管の径方向および長手方向に伸縮可能となるように、それぞれ前記内管および前記外管の双方に支持されており、
前記上流側隔壁部材および下流側隔壁部材の少なくとも一方は、前記内管および前記外管のそれぞれから長手方向に間隔をあけてリング状に突出する内管側取付部および外管側取付部と、前記内管側取付部および外管側取付部間に取り付けられたベローズ管とを備えており、
前記ベローズ管の少なくとも一方端における開口縁部には、径方向に延びる複数の長孔が形成された取付リングが設けられている真空二重配管と流体機器との接続構造。
続きを表示(約 210 文字)【請求項2】
前記外管は、前記隔離部における少なくとも一部が、半筒状に形成された一対の分割体を円筒状に組み合わせて構成され、前記分割体を径方向に取り外すことができる請求項1に記載の真空二重配管と流体機器との接続構造。
【請求項3】
前記流体機器はバルブであり、前記流体機器の下流側において前記外管の少なくとも一部が取り外し可能とされている請求項1または2に記載の真空二重配管と流体機器との接続構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、真空二重配管と流体機器との接続構造に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
液化水素などの低温流体を輸送するため、低温流体が通過する内管および内管を覆う外管の間に真空層を形成した真空二重配管が、従来から使用されている。真空二重配管には、バルブ等の流体機器を接続する場合があり、特許文献1には、このような真空二重配管により輸送される低温流体の流路を開閉する真空断熱形バルブが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実開平4-62498号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の特許文献1に開示された真空断熱形バルブは、真空二重配管との接続がねじの螺合によって行われており、メンテナンスの際には真空二重配管から取り外すことができる。
【0005】
ところが、これによって真空二重配管の真空層が大気に開放されるため、メンテンナンスの終了時に真空層をもとの真空状態に戻すのに時間がかかるという問題があった。
【0006】
そこで、本発明は、真空二重配管に接続された流体機器のメンテナンスを迅速容易に行うことができる真空二重配管と流体機器との接続構造の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の前記目的は、真空二重配管と流体機器との接続構造であって、前記真空二重配管は、低温流体が通過する内管と、前記内管を覆う外管とを備え、前記内管と前記外管との間に真空層が形成されており、前記真空層は、流路に沿って設けられた上流側隔壁部材および下流側隔壁部材の間に隔離部が形成され、開閉弁を有するバイパス流路によって、前記隔離部が前記真空層の前記隔離部以外の部分と連通可能とされており、前記隔離部において、前記内管に前記流体機器が設けられると共に前記外管の少なくとも一部が取り外し可能に構成されており、前記上流側隔壁部材および下流側隔壁部材は、前記真空二重配管の径方向および長手方向に伸縮可能となるように、それぞれ前記内管および前記外管の双方に支持されており、前記上流側隔壁部材および下流側隔壁部材の少なくとも一方は、前記内管および前記外管のそれぞれから長手方向に間隔をあけてリング状に突出する内管側取付部および外管側取付部と、前記内管側取付部および外管側取付部間に取り付けられたベローズ管とを備えており、前記ベローズ管の少なくとも一方端における開口縁部には、径方向に延びる複数の長孔が形成された取付リングが設けられている真空二重配管と流体機器との接続構造により達成される。
【0008】
この真空二重配管と流体機器との接続構造において、前記外管は、前記隔離部における少なくとも一部が、半筒状に形成された一対の分割体を円筒状に組み合わせて構成されていることが好ましく、前記分割体を径方向に取り外すことができる。
【0009】
前記流体機器はバルブとすることができ、前記流体機器の下流側において前記外管の少なくとも一部が取り外し可能とされていることが好ましい。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、真空二重配管に接続された流体機器のメンテナンスを迅速容易に行うことができる真空二重配管と流体機器との接続構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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