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公開番号
2025057046
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-09
出願番号
2023166675
出願日
2023-09-28
発明の名称
排水処理槽及び越流堰
出願人
株式会社クリーンテックサービス東京
代理人
個人
主分類
C02F
3/08 20230101AFI20250402BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約
【課題】 好気処理槽、分離槽及び放流ポンプ槽の間での処理水の流れを滞らせることなく、且つ破損した担体が放流ポンプ槽に流入することを適切に回避できる排水処理槽及び越流堰を提供する。
【解決手段】 越流堰25は、中空体(筒状)をしており、分離槽13側の一端には処理水の流入を防ぐキャップ41が固定されている。越流堰25の周面125には、スクリーン21を介して分離槽13に流入された処理水に含まれる破損した担体を通さないサイズの複数の越流孔51が周面の約60~90%の領域に形成されている。また、スクリーン21は、垂直方向に対して傾斜した傾斜面213を有している。傾斜面213の略前面に、複数のスクリーン孔215が形成されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
担体流動槽であって、
汚水の処理水を生物的処理するための流動する担体が収容された好気処理槽と、
分離槽と、
前記好気処理槽から前記分離槽に流入する処理水を、当該処理水に含まれる前記担体を除去して前記分離槽に流すスクリーンと、
放流ポンプ槽と、
前記分離槽から前記放流ポンプ槽に流入する処理水が連通する越流堰と、
を有し、
前記越流堰は、
前記分離槽からの処理水を、当該処理水に含まれる破損した前記担体を通さないサイズの複数の越流孔を通じて前記放流ポンプ槽に流出させる
排水処理槽。
続きを表示(約 680 文字)
【請求項2】
前記越流堰の形状は、一端が塞がれた水平方向に延びる円筒、断面多角形の中空体である
請求項1に記載の排水処理槽。
【請求項3】
前記越流堰に対して、前記越流孔を塞ぐ前記担体を除去する散気を行う散気部
をさらに有する請求項2に記載の排水処理槽。
【請求項4】
前記スクリーンは、水平方向に対して傾斜した傾斜面を有し、当該傾斜面に複数のスクリーン孔が形成されており、
当該スクリーン孔は、前記越流孔に比べて大きい、
請求項3に記載の排水処理槽。
【請求項5】
前記複数の越流孔は、略円形である
請求項4に記載の排水処理槽。
【請求項6】
前記越流孔は、Φ4~Φ10である
請求項5に記載の排水処理槽。
【請求項7】
前記複数の越流孔は、矩形である
請求項4に記載の排水処理槽。
【請求項8】
汚水の処理水を生物的処理するための流動する担体が収容された好気処理槽と、
分離槽と、
前記好気処理槽から前記分離槽に流入する処理水を、当該処理水に含まれる前記担体を除去して前記分離槽に流すスクリーンと、
放流ポンプ槽と、
を有する排水処理槽に用いられる越流堰であって、
前記処理水に含まれる破損した担前記体を通さないサイズの複数の越流孔
を有し、
前記分離槽からの処理水を前記複数の越流孔を通じて前記放流ポンプ槽に流出させる
越流堰。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、生活用水等の排水を処理する排水処理槽及び越流堰に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
生活用水等の排水処理する排水処理槽がある。
図7は、比較例に係る排水処理槽を説明するための図である。
図7に示すように、比較例に係る排水処理槽は、好気処理槽11からの処理水がスクリーン121を通過して分離槽13に流入する。
スクリーン121は、例えば、図8に示すように、複数のストライプ部材125を並べた構造をしており、好気処理槽11で分解された処理水がストライプ部材(金網)125の間を通過して分離槽13に流入する。分離槽13に流入した処理水内の重い物は沈下し、軽い物は浮上する。沈下物は、ポンプで好気処理槽11に戻す。
このとき、処理水内の担体は、スクリーン121を通過しないが、破損した担体がスクリーン121を通過して分離槽13に流入する。また、スクリーン121が破損して分離槽13に流入することもある。
【0003】
分離槽13内の処理水は、バックル123を介して放流ポンプ槽15に流入する。
バックル123は、例えば、図9に示す構図を有していて分離槽13から放流ポンプ槽15に流出する処理水のうち浮上したスカムを除去して澄水だけを越流する構造になっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-203066号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、好気処理槽11から分離槽13に処理水が流入する過程で、処理水内の担体や、スクリーン121を通過しないが、破損した担体がスクリーン121を通過して分離槽13に流入してしまうことがある。
また、当該破損した担体がバックル125を越流して放流ポンプ槽15に流れ、ポンプが閉塞してしまうことがあるという問題がある。
また、スクリーン121のストライプ部材125の間隔を狭すると、スクリーン121が詰まり、好気処理槽11から分離槽13への処理水の流れが悪くなる。
【0006】
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、好気処理槽、分離槽及び放流ポンプ槽の間での処理水の流れを滞らせることなく、且つ破損した担体が放流ポンプ槽に流入することを適切に回避できる排水処理槽及び越流堰を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、担体流動槽であって、汚水の処理水を生物的処理するための流動する担体が収容された好気処理槽と、分離槽と、前記好気処理槽から前記分離槽に流入する処理水を、当該処理水に含まれる流動する前記担体を除去して前記分離槽に流すスクリーンと、放流ポンプ槽と、前記分離槽から前記放流ポンプ槽に流入する処理水が連通する越流堰と、を有し、前記越流堰は、前記分離槽からの処理水を、当該処理水に含まれる破損した担前記体を通さないサイズの複数の越流孔を通じて前記放流ポンプ槽に流出させる、排水処理槽である。
【0008】
好適には、前記越流堰の形状は、一端が塞がれた水平方向に延びる円筒、断面多角形の中空体である。
【0009】
好適には、前記越流堰に対して、前記越流孔を塞ぐ前記担体を除去する散気を行う散気部をさらに有する。
【0010】
好適には前記スクリーンは、水平方向に対して傾斜した傾斜面を有し、当該傾斜面に複数のスクリーン孔が形成されている。
(【0011】以降は省略されています)
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