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公開番号2025061251
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2025004745,2023134923
出願日2025-01-14,2020-12-11
発明の名称磁気記録媒体基板用または磁気記録再生装置用ガラススペーサ用のガラス、磁気記録媒体基板、磁気記録媒体、磁気記録再生装置用ガラススペーサおよび磁気記録再生装置
出願人HOYA株式会社
代理人弁理士法人特許事務所サイクス
主分類C03C 3/087 20060101AFI20250403BHJP(ガラス;鉱物またはスラグウール)
要約【課題】優れた耐熱性および生産性を有する磁気記録媒体基板用ガラスを提供する。
【解決手段】Li2O、Na2O、K2O、B2O3およびZnOの合計含有量(Li2O+Na2O+K2O+B2O3+ZnO)が0モル%以上3モル%以下、SiO2とCaOとの合計含有量に対するAl2O3とMgOとの合計含有量のモル比[(Al2O3+MgO)/(SiO2+CaO)]が0.30以上0.6以下、SiO2とAl2O3との合計含有量(SiO2+Al2O3)が64モル%以上85モル%以下、かつSiO2、Al2O3、MgOおよびCaOの合計含有量(SiO2+Al2O3+MgO+CaO)が87モル%以上98モル%以下である磁気記録媒体基板用または磁気記録再生装置用ガラススペーサ用のガラスが提供される。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
SiO

とCaOとの合計含有量に対するAl



とMgOとの合計含有量のモル比[(Al



+MgO)/(SiO

+CaO)]が0.30以上0.6以下、
SiO

とAl



との合計含有量(SiO

+Al



)が64モル%以上85モル%以下、
MgO含有量が13.2モル%以上、
Li

O含有量が3%以下、
Al



含有量に対するMgO、CaO、Li

O、Na

OおよびK

Oの合計含有量のモル比[(MgO+CaO+Li

O+Na

O+K

O)/Al



]が2以下、
SiO

、Al



、MgOおよびCaOの合計含有量(SiO

+Al



+MgO+CaO)が87モル%以上98モル%以下、かつ
100~300℃における平均線膨張係数αが68×10
-7
/℃以下、
である磁気記録媒体基板用または磁気記録再生装置用ガラススペーサ用のガラス。
続きを表示(約 810 文字)【請求項2】
ガラス転移温度が740℃以上である、請求項1に記載のガラス。
【請求項3】
SiO

とCaOとの合計含有量に対するAl



とMgOとの合計含有量のモル比[(Al



+MgO)/(SiO

+CaO)]が0.30以上0.6以下、
SiO

とAl



との合計含有量(SiO

+Al



)が64モル%以上85モル%以下、
MgO含有量が13.2モル%以上、
SiO

、Al



、MgOおよびCaOの合計含有量(SiO

+Al



+MgO+CaO)が87モル%以上98モル%以下、
100~300℃における平均線膨張係数αが68×10
-7
/℃以下、かつ
ガラス転移温度が740℃以上、
である磁気記録媒体基板用または磁気記録再生装置用ガラススペーサ用のガラス。
【請求項4】
Al



含有量が10モル%以上18モル%以下である、請求項1~3のいずれか1項に記載のガラス。
【請求項5】
CaO含有量が0モル%以上7モル%以下である、請求項1~4のいずれか1項に記載のガラス。
【請求項6】
請求項1~5のいずれか1項に記載のガラスからなる磁気記録媒体基板。
【請求項7】
請求項6に記載の磁気記録媒体基板と磁気記録層とを有する磁気記録媒体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、磁気記録媒体基板用または磁気記録再生装置用ガラススペーサ用のガラス、磁気記録媒体基板、磁気記録媒体、磁気記録再生装置用ガラススペーサおよび磁気記録再生装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
ハードディスク等の磁気記録媒体用の基板(磁気記録媒体基板)としては、従来、アルミニウム合金製の基板が用いられていた。しかし、アルミニウム合金製基板については、変形しやすい等の点が指摘されている。そのため現在では、ガラス製の磁気記録媒体基板が広く用いられている。
【0003】
特許文献1には、無アルカリガラスが開示されている。同文献には、この文献に記載のガラスは磁気ディスク用ガラス基板としても使用できると記載されている(特許文献1の段落0014参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015-224150号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
磁気記録媒体基板上に磁気記録層を形成する工程では、通常、高温での成膜が行われるか、または成膜後に高温で熱処理が行われる。したがって、磁気記録媒体基板用のガラスには、高温処理に耐え得る高い耐熱性を有すること、具体的には高いガラス転移温度を有することが求められる。
【0006】
更に、磁気記録媒体基板用のガラスは、生産し易いこと、即ち生産性に優れることも求められる。
【0007】
以上の通り、磁気記録媒体基板用のガラスには、耐熱性および生産性に優れることが望まれる。しかし、本発明者の検討の結果、特許文献1には、ガラス転移温度が高いガラスが開示されているものの、生産性の点では改善が望まれることが明らかとなった。
【0008】
本発明の一態様は、耐熱性および生産性が共に優れる磁気記録媒体基板用ガラスを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一態様は、
Li

O、Na

O、K

O、B



およびZnOの合計含有量(Li

O+Na

O+K

O+B



+ZnO)が0モル%以上3モル%以下、
SiO

とCaOとの合計含有量に対するAl



とMgOとの合計含有量のモル比[(Al



+MgO)/(SiO

+CaO)]が0.30以上0.6以下、
SiO

とAl



との合計含有量(SiO

+Al



)が64モル%以上85モル%以下、かつ
SiO

、Al



、MgOおよびCaOの合計含有量(SiO

+Al



+MgO+CaO)が87モル%以上98モル%以下、
である磁気記録媒体基板用または磁気記録再生装置用ガラススペーサ用のガラス(以下、「ガラスA」とも記載する。)、
に関する。
【0010】
また、本発明の他の一態様は、
SiO

とCaOとの合計含有量に対するAl



とMgOとの合計含有量のモル比[(Al



+MgO)/(SiO

+CaO)]が0.30以上0.6以下、
SiO

とAl



との合計含有量(SiO

+Al



)が64モル%以上85モル%以下、
SiO

、Al



、MgOおよびCaOの合計含有量(SiO

+Al



+MgO+CaO)が87モル%以上98モル%以下、かつ
ガラス転移温度が740℃以上、
である磁気記録媒体基板用または磁気記録再生装置用ガラススペーサ用のガラス(以下、「ガラスB」とも記載する。)、
に関する。
(【0011】以降は省略されています)

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