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公開番号
2025068598
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-28
出願番号
2024173231
出願日
2024-10-02
発明の名称
ガラス板の製造方法及び製造装置
出願人
日本電気硝子株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C03B
33/02 20060101AFI20250421BHJP(ガラス;鉱物またはスラグウール)
要約
【課題】ガラスリボンを長期間にわたって安定して切断する。
【解決手段】成形炉2でガラスリボンGrを成形する成形工程と、徐冷炉3でガラスリボンGrを徐冷する徐冷工程と、切断室5でガラスリボンGrにスクライブ線Sを形成するスクライブ工程と、切断室5でスクライブ線Sに沿ってガラスリボンGrを折り割って所定サイズのガラス板Gpを得る折割工程と、スクライブ工程の実行前に、冷却室4でガラスリボンGrに冷却気体C1を吹き付ける冷却工程を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
ガラスリボンを成形する成形工程と、前記ガラスリボンを徐冷炉内で徐冷する徐冷工程と、前記ガラスリボンにスクライブ線を形成するスクライブ工程と、前記スクライブ線に沿って前記ガラスリボンを折り割って所定サイズのガラス板を得る折割工程と、を備えるガラス板の製造方法であって、
前記スクライブ工程の実行前に、前記ガラスリボンに第一冷却気体を吹き付ける冷却工程を備えることを特徴とするガラス板の製造方法。
続きを表示(約 720 文字)
【請求項2】
前記第一冷却気体は、前記ガラスリボンの両面に吹き付けられる請求項1に記載のガラス板の製造方法。
【請求項3】
前記第一冷却気体の温度は、25℃以下である請求項1又は2に記載のガラス板の製造方法。
【請求項4】
前記スクライブ工程及び前記折割工程は、切断室内で実行し、前記冷却工程は、前記切断室の上流側かつ前記徐冷炉の下流側に設けられ、前記切断室と連通する冷却室内で実行する請求項1又は2に記載のガラス板の製造方法。
【請求項5】
前記冷却工程では、前記第一冷却気体が、前記ガラスリボンに沿って前記冷却室から前記切断室へ向かう流れを有する請求項4に記載のガラス板の製造方法。
【請求項6】
前記第一冷却気体は、前記冷却室内の前記切断室寄りの位置で前記ガラスリボンに吹き付けられる請求項5に記載のガラス板の製造方法。
【請求項7】
前記冷却工程では、前記切断室内から吸引して冷却した前記第一冷却気体を、前記冷却室内で前記ガラスリボンに吹き付ける請求項5に記載のガラス板の製造方法。
【請求項8】
前記第一冷却気体は、フィルタを通過した後に前記ガラスリボンに吹き付けられる請求項7に記載のガラス板の製造方法。
【請求項9】
前記切断室内に設けられた給気口から前記切断室内に第二冷却気体を供給する請求項4に記載のガラス板の製造方法。
【請求項10】
前記切断室内から吸引して冷却した前記第二冷却気体を、前記切断室内に供給する請求項9に記載のガラス板の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ガラス板の製造方法及び製造装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
ガラス板の製造装置としては、例えば、ダウンドロー法により溶融ガラスからガラスリボンを成形する成形炉と、成形炉の下方に連通してガラスリボンを徐冷する徐冷炉と、徐冷炉の下方に連通してガラスリボンを冷却する冷却室と、冷却室の下方に連通してガラスリボンを所定長さ毎に切断してガラス板を得る切断室と、を備えたものが挙げられる。
【0003】
切断室では、スクライブ装置によって、ガラスリボンにスクライブ線を形成した後に、折割装置によって、ガラスリボンをスクライブ線に沿って折り割って所定サイズのガラス板を得る(例えば、特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2020/129907号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
近年、ガラス板の生産効率を向上させるために、成形炉に供給する溶融ガラスの流量が増加傾向にある。これに伴い、成形炉の下流側では、ガラスリボンの搬送速度が上昇し、ガラスリボンによって冷却室や切断室に単位時間に持ち込まれる熱量も増加している。
【0006】
このようにガラスリボンによって持ち込まれる熱量が増加すると、従来の冷却室ではガラスリボンを十分に冷却できず、切断室には冷却が不十分なガラスリボンが搬入される。そのため、スクライブ線を形成する際に、スクライブ装置のカッターは、冷却が不十分なガラスリボンと接触することになる。しかしながら、スクライブ装置のカッターは、ダイヤモンドチップ等の耐熱性の低い材質で形成されていることが多い。その結果、スクライブ装置のカッターが、熱により摩耗して切れ味がすぐに落ち、ガラスリボンにスクライブ線を適正に形成できなくなるという問題がある。そして、このようにスクライブ線の形成不良が生じると、折割装置で折り割る際に、ガラスリボンの切断不良(折り割り不良)が生じやすくなる。
【0007】
本発明は、ガラスリボンを長期間にわたって安定して切断することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
(1) 上記の課題を解決するために創案された本発明は、ガラスリボンを成形する成形工程と、ガラスリボンを徐冷炉内で徐冷する徐冷工程と、ガラスリボンにスクライブ線を形成するスクライブ工程と、スクライブ線に沿ってガラスリボンを折り割って所定サイズのガラス板を得る折割工程と、を備えるガラス板の製造方法であって、スクライブ工程の実行前に、ガラスリボンに第一冷却気体を吹き付ける冷却工程を備えることを特徴とする。
【0009】
このようにすれば、スクライブ工程では、第一冷却気体の吹き付けによって十分に冷却されたガラスリボンに対して、スクライブ線を形成することができる。そのため、スクライブ線を形成するためのスクライブ装置のカッターが熱により摩耗しにくくなり、ガラスリボンを長期間にわたって安定して切断することが可能となる。
【0010】
(2) 上記(1)の構成において、第一冷却気体は、ガラスリボンの両面に吹き付けられることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
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