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公開番号
2025112819
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-01
出願番号
2024007314
出願日
2024-01-22
発明の名称
光ファイバの製造方法
出願人
住友電気工業株式会社
代理人
弁理士法人信栄事務所
主分類
C03B
37/027 20060101AFI20250725BHJP(ガラス;鉱物またはスラグウール)
要約
【課題】スパイクの発生が抑制された光ファイバの製造方法を提供する。
【解決手段】
ガラス母材を加熱炉に送りながら線引して光ファイバを製造する線引工程を含み、ガラス母材は、コアロッドと、コアロッドが挿入されたクラッド管とを有し、支持管をクラッド管の上端と接合してコアロッドとクラッド管の隙間と連通させ、線引工程において、隙間および支持管の内部空間を大気圧より圧力が低い状態にすることを含み、ガラス母材の周囲1m以内の雰囲気を、0.3μm以上0.5μm未満のパーティクル数が15000個/CF以下であり、かつ、0.5μm以上1.0μm未満のパーティクル数が3500個/CF以下であるクリーン環境とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
ガラス母材を加熱炉に送りながら線引して光ファイバを製造する線引工程を含み、
前記ガラス母材は、コアロッドと、前記コアロッドが挿入されたクラッド管とを有し、
支持管を前記クラッド管の上端と接合して前記コアロッドと前記クラッド管の隙間と連通させ、
前記線引工程において、前記隙間および前記支持管の内部空間を大気圧より圧力が低い状態にすることを含み、
前記ガラス母材の周囲1m以内の雰囲気を、0.3μm以上0.5μm未満のパーティクル数が15000個/CF以下であり、かつ、0.5μm以上1.0μm未満のパーティクル数が3500個/CF以下であるクリーン環境とする、
光ファイバの製造方法。
続きを表示(約 390 文字)
【請求項2】
前記線引工程は、前記ガラス母材に対してクリーンエアを当てるように送風することを含む、
請求項1に記載の光ファイバの製造方法。
【請求項3】
前記線引工程は、前記ガラス母材に対して前記クリーンエアを少なくとも異なる2方向から当てるように送風することを含む、
請求項2に記載の光ファイバの製造方法。
【請求項4】
前記線引工程は、前記ガラス母材の周囲1m以内において、大気圧より5Pa以上陽圧である 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の光ファイバの製造方法。
【請求項5】
前記線引工程において、
前記ガラス母材は、前記加熱炉よりも上部に設けられる囲い部によって周囲を覆われており、
前記囲い部から、クリーンエアが送風される、
請求項1に記載の光ファイバの製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、光ファイバの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ガラス母材に支持管を接合させた状態で、光ファイバを製造する方法が開示されている。ガラス母材は加熱炉で溶融および細径化されることによって光ファイバが製造される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-173895号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示される光ファイバの製造方法はRod―In-Tube(RIT)と称される方法である。
【0005】
しかしながら、RIT線引においては、スパイクの発生を抑制することが課題である。スパイクが発生する原因の一つは、線引前及び線引中にガラス母材の内部に異物が入り込むことが考えられる。
【0006】
本開示の目的は、スパイクの発生が抑制された光ファイバの製造方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様に係る光ファイバの製造方法は、
ガラス母材を加熱炉に送りながら線引して光ファイバを製造する線引工程を含み、
前記ガラス母材は、コアロッドと、前記コアロッドが挿入されたクラッド管とを有し、
支持管を前記クラッド管の上端と接合して前記コアロッドと前記クラッド管の隙間と連通させ、
前記線引工程において、前記隙間および前記支持管の内部空間を大気圧より圧力が低い状態にすることを含み、
前記ガラス母材の周囲1m以内の雰囲気を、0.3μm以上0.5μm未満のパーティクル数が15000個/CF以下であり、かつ、0.5μm以上1.0μm未満のパーティクル数が3500個/CF以下であるクリーン環境とする。
【発明の効果】
【0008】
本開示によればスパイクの発生が抑制された光ファイバの製造方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本実施形態に係る光ファイバの製造装置の模式図である。
図2は、囲い部とガラス母材との断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
(本開示の実施形態の説明)
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示の一態様に係る光ファイバの製造方法は、
(1)ガラス母材を加熱炉に送りながら線引して光ファイバを製造する線引工程を含み、
前記ガラス母材は、コアロッドと、前記コアロッドが挿入されたクラッド管とを有し、
支持管を前記クラッド管の上端と接合して前記コアロッドと前記クラッド管の隙間と連通させ、
前記線引工程において、前記隙間および前記支持管の内部空間を大気圧より圧力が低い状態にすることを含み、
前記ガラス母材の周囲1m以内の雰囲気を、0.3μm以上0.5μm未満のパーティクル数が15000個/CF以下であり、かつ、0.5μm以上1.0μm未満のパーティクル数が3500個/CF以下であるクリーン環境とする。
上記の光ファイバの製造方法によれば、ガラス母材の周囲1m以内の雰囲気において、上記のクリーン環境であるので、ガラス母材の周囲に異物が入りにくくなる。これにより、ガラス母材に異物が付着しにくくなるので、光ファイバの製造においてスパイクが発生することが抑制される。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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