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公開番号
2025173568
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-28
出願番号
2024079150
出願日
2024-05-15
発明の名称
光コネクタおよび接続構造
出願人
住友電気工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G02B
6/38 20060101AFI20251120BHJP(光学)
要約
【課題】光コネクタ同士を接続した際の接続ロスのばらつきを低減することができる光コネクタ、およびそのような光コネクタを備える接続構造を提供する。
【解決手段】光コネクタは、第1前端面と、第1後端面と、第1方向に沿って延びる第1ガイド孔と、第1方向と交差する第2方向において第1ガイド孔を挟むように位置する第1主面および第2主面とを有する第1フェルールと、第1ガイド孔に挿入され、第1方向に沿う中心軸を有するガイドピンと、を備える。第1ガイド孔は、第1前端面に開口している。ガイドピンは、第1前端面から第1フェルールの外部に露出した端部を有する。端部は、第2方向において、中心軸に対して第1主面の近くに位置する第1部分と、中心軸に対して第2主面の近くに位置する第2部分とを含む。中心軸に直交する断面において、第2部分の第2方向に沿う幅は、第1部分の第2方向に沿う幅よりも小さい。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
第1前端面と、第1方向において前記第1前端面とは反対側に位置する第1後端面と、前記第1方向に沿って延びる第1ガイド孔と、前記第1方向と交差する第2方向において前記第1ガイド孔を挟むように位置する第1主面および第2主面と、を有する第1フェルールと、
前記第1ガイド孔に挿入され、前記第1方向に沿う中心軸を有するガイドピンと、を備え、
前記第1ガイド孔は、前記第1前端面に開口しており、
前記ガイドピンは、前記第1前端面から前記第1フェルールの外部に露出した端部を有し、
前記端部は、前記第2方向において、前記中心軸に対して前記第1主面の近くに位置する第1部分と、前記中心軸に対して前記第2主面の近くに位置する第2部分と、を含み、
前記中心軸に直交する断面において、前記第2部分の前記第2方向に沿う幅は、前記第1部分の前記第2方向に沿う幅よりも小さい、
光コネクタ。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記第1前端面は、前記第1主面から前記第2主面に近づくにつれて前記第1後端面に近づくように、前記第2方向に対して傾斜している、
請求項1に記載の光コネクタ。
【請求項3】
前記第2部分は、前記第1前端面から前記端部の先端面に近づくにつれて前記中心軸に近づくように、前記中心軸に対して傾斜する第1表面を有する、
請求項1または請求項2に記載の光コネクタ。
【請求項4】
前記第1方向および前記第2方向に沿い前記中心軸を通る断面において、前記中心軸に対する前記第1表面の傾斜角度は、30度以下である、
請求項3に記載の光コネクタ。
【請求項5】
前記第2部分は、前記中心軸に対して平行に延在する第2表面を有する、
請求項1または請求項2に記載の光コネクタ。
【請求項6】
前記端部の先端面は、前記中心軸に対して前記第1主面の近くに位置する第1領域と、前記中心軸に対して前記第2主面の近くに位置する第2領域と、を含み、
前記第2領域の前記第2方向に沿う幅は、前記第1領域の前記第2方向に沿う幅よりも小さい、
請求項1または請求項2に記載の光コネクタ。
【請求項7】
それぞれが前記ガイドピンである一対のガイドピンを備え、
前記第1フェルールは、それぞれが前記第1ガイド孔である一対の第1ガイド孔を有し、
前記一対の第1ガイド孔は、前記第1方向および前記第2方向と交差する第3方向において並んでおり、
前記一対のガイドピンのそれぞれは、前記一対の第1ガイド孔のうち対応する第1ガイド孔に挿入されている、
請求項1または請求項2に記載の光コネクタ。
【請求項8】
請求項1または請求項2に記載の光コネクタと、
前記光コネクタに接続される相手方の光コネクタと、を備え、
前記相手方の光コネクタは、第2前端面と、前記第1方向において前記第2前端面とは反対側に位置する第2後端面と、前記第1方向に沿って延びる第2ガイド孔と、前記第2方向において前記第2ガイド孔を挟むように位置する第3主面および第4主面と、を含む第2フェルールを有し、
前記第2前端面は、前記第3主面から前記第4主面に近づくにつれて前記第2後端面に近づくように、前記第2方向に対して傾斜している、
接続構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、光コネクタおよび接続構造に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
光ファイバの端部を保持するフェルールと、フェルールに形成されたガイド孔に挿入されるガイドピンとを備える光コネクタが知られている(例えば特許文献1)。このような光コネクタでは、ガイドピンがガイド孔に挿入された状態において、ガイドピンの端部がガイド孔から露出している。光コネクタを接続の相手方の光コネクタに接続する際、露出したガイドピンの端部を、相手方の光コネクタのガイド孔に挿入することにより、光コネクタ同士の位置合わせが行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-212957号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述したような光コネクタでは、ガイドピンの端部を相手方の光コネクタのガイド孔に挿入する際、ガイドピンの端部がフェルールの前端面に接触し、フェルールの前端面が損傷するおそれがある。このような損傷は、光コネクタ同士を接続した際の接続ロスのばらつきを発生させる。
【0005】
本開示は、光コネクタ同士を接続した際の接続ロスのばらつきを低減することができる光コネクタ、およびそのような光コネクタを備える接続構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一実施形態に係る光コネクタは、第1前端面と、第1方向において第1前端面とは反対側に位置する第1後端面と、第1方向に沿って延びる第1ガイド孔と、第1方向と交差する第2方向において第1ガイド孔を挟むように位置する第1主面および第2主面と、を有する第1フェルールと、第1ガイド孔に挿入され、第1方向に沿う中心軸を有するガイドピンと、を備え、第1ガイド孔は、第1前端面に開口しており、ガイドピンは、第1前端面から第1フェルールの外部に露出した端部を有し、端部は、第2方向において、中心軸に対して第1主面の近くに位置する第1部分と、中心軸に対して第2主面の近くに位置する第2部分と、を含み、中心軸に直交する断面において、第2部分の第2方向に沿う幅は、第1部分の第2方向に沿う幅よりも小さい。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、光コネクタ同士を接続した際の接続ロスのばらつきを低減することができる光コネクタ、およびそのような光コネクタを備える接続構造が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、一実施形態に係る光コネクタを示す斜視図である。
図2は、図1に示されるII-II線に沿っての光コネクタの断面図である。
図3は、図1に示されるガイドピンが挿入されたフェルールを示す斜視図である。
図4は、図1に示される光コネクタの拡大断面図である。
図5は、図1に示されるガイドピンの断面図である。
図6は、図5に示されるVI-VI線に沿ってのガイドピンの断面図である。
図7は、図1に示されるガイドピンの端部の外観を示す図である。
図8は、光コネクタが接続の相手方である光コネクタに接続される前の状態を示す断面図である。
図9は、光コネクタが接続の相手方である光コネクタに接続された状態を示す断面図である。
図10は、ガイドピンがフェルールに接触した場合のフェルールの変形を説明するための断面図である。
図11は、ガイドピンがフェルールに接触した場合のフェルールの変形を説明するための断面図である。
図12は、第1変形例に係るガイドピンの断面図である。
図13は、図12に示されるガイドピンの端部の外観を示す図である。
図14は、第2変形例に係るガイドピンの断面図である。
図15は、図14に示されるガイドピンの端部の外観を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に、本開示の実施形態の内容を列記して説明する。
(1)本開示の光コネクタは、第1前端面と、第1方向において第1前端面とは反対側に位置する第1後端面と、第1方向に沿って延びる第1ガイド孔と、第1方向と交差する第2方向において第1ガイド孔を挟むように位置する第1主面および第2主面と、を有する第1フェルールと、第1ガイド孔に挿入され、第1方向に沿う中心軸を有するガイドピンと、を備え、第1ガイド孔は、第1前端面に開口しており、ガイドピンは、第1前端面から第1フェルールの外部に露出した端部を有し、端部は、第2方向において、中心軸に対して第1主面の近くに位置する第1部分と、中心軸に対して第2主面の近くに位置する第2部分と、を含み、中心軸に直交する断面において、第2部分の第2方向に沿う幅は、第1部分の第2方向に沿う幅よりも小さい。
【0010】
この光コネクタでは、ガイドピンの端部が、第2方向において、中心軸に対して第1主面の近くに位置する第1部分と、中心軸に対して第2主面の近くに位置する第2部分とを含み、中心軸に直交する断面において、第2部分の第2方向に沿う幅が、第1部分の第2方向に沿う幅よりも小さい。これにより、第2方向におけるガイドピンの端部の幅を小さく形成することができる。そのため、ガイドピンの端部を相手方の光コネクタのフェルールの前端面に接触させることなくガイド孔へと容易に挿入することができ、フェルールの損傷を防止することができる。よって、この光コネクタによれば、光コネクタ同士を接続した際の接続ロスのばらつきを低減することができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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