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公開番号
2025095527
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-26
出願番号
2023211583
出願日
2023-12-14
発明の名称
ガラス製品の製造方法
出願人
個人
代理人
個人
主分類
C03B
19/02 20060101AFI20250619BHJP(ガラス;鉱物またはスラグウール)
要約
【課題】複雑な内部構造を持つガラス製品を、安価で精度良く簡単に成形できるようにする。
【解決手段】可塑性材料による原型にワックスを流し込み、硬化させた後に、原型を取り除くことでワックス凹型を成形し、そのワックス凹型に石膏を流し込み、硬化させた後に、ワックス凹型を取り除き、原型と同じ形状を有する石膏凸型を成形し、そこにガラス材を埋め込み、硬化させた後に、石膏凸型を取り除くことでガラス凹型を成形するガラス製品の製造方法である。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
可塑性材料による原型にワックスを流し込み、硬化させた後に、前記原型を取り除くことでワックス凹型を成形するワックス凹型成形ステップと、
前記ワックス凹型に石膏を流し込み、硬化させた後に、前記ワックス凹型を取り除き、前記原型と同じ形状を有する石膏凸型を成形する石膏凸型成形ステップと、
前記石膏凸型にガラス材を埋め込み、硬化させた後に、前記石膏凸型を取り除き、ガラス凹型を成形するガラス凹型成形ステップ
とを有するガラス製品の製造方法。
続きを表示(約 330 文字)
【請求項2】
前記ガラス凹型成形ステップは、
前記石膏凸型に、固体のガラス片を詰めて高温に溶融することでガラス材を埋め込む、
請求項1記載のガラス製品の製造方法。
【請求項3】
前記ガラス凹型成形ステップは、
前記石膏凸型に、あらかじめ溶融したガラス材を流し込むことでガラス材を埋め込む、
請求項1記載のガラス製品の製造方法。
【請求項4】
前記石膏凸型成形ステップは、さらに、
顔料と前記ガラス材を混ぜたもので前記石膏凸型に彩色し、
前記ガラス凹型成形ステップは、さらに
前記石膏凸型の彩色が前記ガラス凹型に転写される
請求項1~3記載のガラス製品の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、工芸品、彫刻作品、装飾品等のためのガラス鋳造内部の複雑な形状のガラス製品の製造方法とガラス内部への色彩焼き付けに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
ガラス製品の製造を行うために用いられる代表的な手法として、キルンキャスティングがある。キルンキャスティングとは、型に入れたガラス材料を電気炉で焼成して徐冷後、窯から出し、型を外して研磨する技術である。
【0003】
このキルンキャスティングを応用した方法として、特許文献1では、アルギンサン印象材に原型(手足など)を押し付けて凹版をとり、この凹版に1対1の割合のロウとセメントを混ぜて熱溶解したものを流し込んで、このロウとセメントの固まったものを凸版とし、この凸版をもとに焼入用石膏を材料として別の凹版をつくり、更にこの凹版に硝子材料を入れて炉にて焼成する技術が開示されている。
【0004】
また、特許文献2では、人や動物の手や足等を軟質ゴム製の歯科用印象材に押し付けて第一の凹型を成形し、次いで硬化したこの第一の凹型内に石膏を流し込んで硬化させることにより第一の凸型を成形し、次いで硬化したこの第一の凸型を砂材に押し付けて第二の凹型を形成し、更にこの第二の凹型内に溶融したガラス材を流し込んで冷却硬化させる技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
実開昭61-164796号公報
特開2005-97020号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
前述の特許文献の技術はいずれも、作りたい原型をそのままガラスで表現する場合には良いが、潮だまりを覗き込む時のように、向こうが見えそうで見えない複雑なモチーフをガラスに内包させるようなデザインを作りこむことはできない。
【0007】
特許文献1では、ロウとセメントで固めた凸版をもとに焼入用石膏で別の凹版をつくるため、製品が凸版と同じ形態になるのみで、ガラスにデザインを内包させる部分となる中子が無いため、内部空間を作成できない。
【0008】
特許文献2では、石膏を硬化させた凸版をもとに砂材で凹版を作るため、製品が凸版と同じ形態になり、同様に中子が無いため、内部空間を作成できない。
【0009】
また、アルギンサン印象材や軟質ゴム製の歯科用印象材による型取りではテーパー(抜き勾配)の限界があり、中子構造の形状の自由度が少ない。更には、アルギンサン印象材、軟質ゴム製の歯科用印象材はいずれも、使用後はリサイクルができず、廃棄時の処理にも問題がある。
【0010】
通常、粘土などの不透明な素材で原型を作っていくと、出来上がった透明なガラスでは、粘土の「凹み」「陰」の形態でも、見る角度により「でっぱり」「陽」の形になり得て、複雑なモチーフを表現できる可能性がある。しかし、これを予想しつつ粘土原型を彫っていくのは難しく、複雑なモチーフをガラスに内包させるための簡易な技術は存在しなかった。
(【0011】以降は省略されています)
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