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公開番号
2025151763
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-09
出願番号
2024053346
出願日
2024-03-28
発明の名称
積層体及び移動体
出願人
AGC株式会社
代理人
弁理士法人志賀国際特許事務所
主分類
C03C
27/12 20060101AFI20251002BHJP(ガラス;鉱物またはスラグウール)
要約
【課題】板材の曲げ深さの大きさの影響を受けることなく、複数の板材を位置ずれを抑えて、デザイン通りに精度良く積層できる積層体を提供する。
【解決手段】本発明に係る積層体は、湾曲した第1板材と、湾曲した第2板材と、前記第1板材と前記第2板材との間に設けられ、前記第1板材と前記第2板材を接着する中間層とを備え、前記第1板材及び前記第2板材の少なくとも一方がガラス板である積層体であって、前記積層体の矢高が90mm以上であり、湾曲した凸面側を前記積層体が設置される面側として前記積層体を前記面上に置いた状態において、前記第1板材及び前記第2板材の端面は、いずれも前記面に対して垂直な面を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
湾曲した第1板材と、
湾曲した第2板材と、
前記第1板材と前記第2板材との間に設けられ、前記第1板材と前記第2板材を接着する中間層とを備え、
前記第1板材及び前記第2板材の少なくとも一方がガラス板である積層体であって、
前記積層体の矢高が90mm以上であり、
湾曲した凸面側を前記積層体が設置される面側として前記積層体を前記面上に置いた状態において、前記第1板材及び前記第2板材の端面は、いずれも前記面に対して垂直な面を有する積層体。
続きを表示(約 640 文字)
【請求項2】
前記中間層は、固相である、請求項1に記載の積層体。
【請求項3】
前記中間層は、液体層を含む、請求項1又は2に記載の積層体。
【請求項4】
前記第1板材及び前記第2板材は、前記面に対して垂直な面に、少なくとも2箇所で接触する構造を有する、請求項1又は2に記載の積層体。
【請求項5】
前記第1板材の厚さが1.1mm~6.0mmであり、
前記第2板材の厚さが、0.5mm~3.5mmである、請求項1又は2に記載の積層体。
【請求項6】
前記第1板材及び前記第2板材の弧長に対する中心角が、110°以上である、請求項1又は2に記載の積層体。
【請求項7】
前記第1板材の厚さと前記第2板材の厚さとの差が、0.7mm以下である、請求項1又は2に記載の積層体。
【請求項8】
前記中間層は、前記第1板材及び前記第2板材の少なくとも一方と前記液体層との間に固体層を有し、
前記固体層は、樹脂材料を含む、請求項3に記載の積層体。
【請求項9】
前記中間層は、中間層用液剤及びシール剤を前記第1板材と前記第2板材との間に配置した状態で硬化させた硬化物である、請求項2に記載の積層体。
【請求項10】
前記中間層用液剤及びシール剤の少なくとも一方が、シリコーンを含む、請求項9に記載の積層体。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、積層体及び移動体に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
複数の異なる部材を積層して構成される積層体として、一対のガラス板を中間膜を介して貼り合わせることにより構成された合わせガラスがある。合わせガラスは、遮音性が高く、破損時の飛散が少なく、飛翔物が貫通しにくいなどの利点を有するため、自動車のような車両、航空機、建築物などの窓ガラスに用いられている。
【0003】
このような合わせガラスとして、例えば、特許文献1には、一対のガラス板の間に第一の中間層及び第二の中間層からなる2つの中間層を配置した車両用合わせガラスが開示されている。
【0004】
特許文献2には、第1曲率を有する第1ガラス板と、第1曲率よりも低い第2曲率を有する第2ガラス板とを中間膜によって接合された車両用合わせガラスの製造方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2022-128738号公報
国際公開第2022/224908号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、合わせガラスを構成する一対のガラス板のように対向した一対の板材は、用途などに応じて、様々な曲面形状を持つように成形されている。そのため、一対の板材の湾曲具合及び形状などによっては、一対の板材は、大きく湾曲し、曲げ深さが大きい面を有する場合がある。一対の板材の曲げ深さが大きいと、一対の板材を貼り合わせる際、板材の固定に用いる位置決めピンなどの固定部材が一対の板材の側面に同時に接触できず、一対の板材の位置決めを正確にできない場合がある、という問題があった。
【0007】
本発明の一態様は、板材の曲げ深さの大きさの影響を受けることなく、複数の板材を位置ずれを抑えて、デザイン通りに精度良く積層された積層体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様は、
湾曲した第1板材と、
湾曲した第2板材と、
前記第1板材と前記第2板材との間に設けられ、前記第1板材と前記第2板材を接着する中間層とを備え、
前記第1板材及び前記第2板材の少なくとも一方がガラス板である積層体であって、
前記積層体の矢高が90mm以上であり、
湾曲した凸面側を前記積層体が設置される面側として前記積層体を前記面上に置いた状態において、前記第1板材及び前記第2板材の端面は、いずれも前記面に対して垂直な面を有する積層体である。
【発明の効果】
【0009】
本発明の一態様に係る積層体は、板材の曲げ深さの大きさの影響を受けることなく、複数の板材を位置ずれを抑えて、デザイン通りに精度良く積層されている。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施形態に係る積層体の一例を示す斜視図である。
図1のI-I方向視の図である。
図1のII-II方向視の図である。
図1のIII-III方向視の図である。
積層体の位置決めを説明する図である。
板材の矢高、中心角、曲率半径の説明図である。
積層体を製造する一の工程の概略を示す説明図である。
積層体を製造する他の工程の概略を示す説明図である。
積層体を製造する他の工程の概略を示す説明図である。
図7AのI-I方向視の部分拡大図である。
積層体を製造する他の工程の概略を示す説明図である。
位置決めピンの数を変更して積層体を固定した状態の一例を示す図である。
位置決めピンの数を変更して積層体を固定した状態の他の一例を示す図である。
積層体の他の一例を、図1のII-II方向視から見た断面図である。
本発明の実施形態に係る積層体の他の構成の一例を、図1のII-II方向視から見た断面図である。
積層体の他の構成の一例の外観を示す斜視図である。
積層体の他の構成の一例の外観を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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