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公開番号
2025121134
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-19
出願番号
2024016384
出願日
2024-02-06
発明の名称
ガラス物品の製造方法及び製造装置
出願人
日本電気硝子株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C03B
17/06 20060101AFI20250812BHJP(ガラス;鉱物またはスラグウール)
要約
【課題】縦方向に搬送されるガラスリボンの幅方向の位置ずれを検出する。
【解決手段】ガラス物品の製造方法は、ガラスリボンGRを縦方向Yに搬送しつつガラスリボンGRの幅方向Xの端部GRa,GRbを撮像装置16a,16bによって撮像する撮像工程S31と、撮像工程S31で撮像された画像19に基づきガラスリボンGRの端部GRa,GRbの位置を検出する検出工程S32と、を備える。
【選択図】図8
特許請求の範囲
【請求項1】
溶融ガラスからガラスリボンを成形する成形工程と、成形された前記ガラスリボンを縦方向に搬送しつつ徐冷炉で徐冷する徐冷工程とを備えるガラス物品の製造方法であって、
前記ガラスリボンを縦方向に搬送しつつ前記ガラスリボンの幅方向の端部を撮像する撮像工程と、前記撮像工程で撮像された画像に基づき前記ガラスリボンの前記端部の位置を検出する検出工程と、を備えるガラス物品の製造方法。
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【請求項2】
前記撮像工程では、照明装置によって前記ガラスリボンの前記端部に光を照射する請求項1に記載のガラス物品の製造方法。
【請求項3】
前記検出工程では、画像処理装置を用いることにより、前記画像に含まれる前記ガラスリボンの前記端部の色相、彩度及び明度の一つ以上に基づいて、前記端部の位置を検出する請求項1又は2に記載のガラス物品の製造方法。
【請求項4】
前記検出工程では、前記撮像工程で撮像された前記画像に基づいて、前記ガラスリボンの前記端部に含まれる耳部の幅を検出する請求項1又は2に記載のガラス物品の製造方法。
【請求項5】
前記検出工程では、画像処理装置を用いることにより、前記画像に含まれる前記ガラスリボンの前記端部の色相、彩度及び明度の一つ以上に基づいて、前記耳部の前記幅を検出する請求項4に記載のガラス物品の製造方法。
【請求項6】
前記撮像工程は、前記徐冷炉の下方で実施される請求項1又は2に記載のガラス物品の製造方法。
【請求項7】
前記徐冷工程を経た前記ガラスリボンを縦方向に搬送しつつ冷却する冷却工程と、前記冷却工程後に前記ガラスリボンからガラス板を切り出す切断工程と、を備え、
前記撮像工程は、前記冷却工程で実施される請求項1又は2に記載のガラス物品の製造方法。
【請求項8】
前記ガラスリボンの前記端部の位置の良否を判定する判定工程を備え、
前記判定工程では、前記ガラスリボンの前記端部における位置が基準値を超えたときに、前記ガラスリボンに過剰な位置ずれが発生していると判定し、
前記ガラスリボンの過剰な前記位置ずれが判定された場合に、前記成形工程及び/又は前記徐冷工程の条件を変更する対処工程を備える請求項1又は2に記載のガラス物品の製造方法。
【請求項9】
溶融ガラスからガラスリボンを成形する成形装置と、前記ガラスリボンを縦方向に搬送する搬送装置と、前記搬送装置によって搬送される前記ガラスリボンを徐冷する徐冷炉と、を備えるガラス物品の製造装置であって、
前記搬送装置によって搬送される前記ガラスリボンの幅方向の端部を撮像する撮像装置と、前記撮像装置によって撮像された画像に基づいて前記ガラスリボンの前記端部の位置を検出する画像処理装置と、を備えるガラス物品の製造装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ガラス板等のガラス物品を製造する方法及び装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
周知のように、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等のディスプレイやスマートフォン等のモバイル端末の部品としてガラス板が使用されている。ガラス板の製造方法としては、ダウンドロー法が広く利用されている。ダウンドロー法としては、例えばオーバーフローダウンドロー法やスロットダウンドロー法が公知である。
【0003】
オーバーフローダウンドロー法は、断面が略くさび形の成形体の上部に設けられたオーバーフロー溝に溶融ガラスを流し込み、このオーバーフロー溝から溢れ出た溶融ガラスを成形体の両側の側壁部に沿って流下させながら、成形体の下端部で融合一体化し、一枚のガラスリボンを連続成形するというものである。また、スロットダウンドロー法は、溶融ガラスが供給される成形体の底壁にスロット状の開口部が形成され、この開口部を通じて溶融ガラスを流下させることにより一枚のガラスリボンを連続成形するというものである。
【0004】
例えば特許文献1は、オーバーフローダウンドロー法を用いるガラス板の製造方法を開示している。この製造方法では、成形体によって溶融ガラスからガラスリボンを成形する成形ゾーンと、成形ゾーンから降下するガラスリボンを下方に案内しつつ徐冷する徐冷ゾーンと、徐冷ゾーンを通過したガラスリボンを支持ローラにより下方に牽引しつつ冷却する冷却ゾーンとを用いて、冷却ゾーンを通過したガラスリボンを帯状のガラス板(ガラスフィルム)として取得する(同文献の請求項1参照)。
【0005】
この製造方法では、成形ゾーンに設けられたエッジローラ、徐冷ゾーンに設けられたアニーラローラ、及び冷却ゾーンに設けられた支持ローラによってガラスリボンを縦方向に搬送する(同文献の段落0032~0038参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2022-91351号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
従来のガラス物品の製造方法では、ガラスリボンの搬送中に、ガラスリボンがその幅方向に移動することで蛇行し、位置ずれが生じる場合がある。搬送中のガラスリボンに位置ずれが発生すると、ガラスリボンの反りが変化し、或いはガラスリボンの歪が変化するなどして、ガラスリボンの品質異常の原因となる。
【0008】
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、縦方向に搬送されるガラスリボンの幅方向の位置ずれを検出することを技術的課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
(1) 本発明は上記の課題を解決するためのものであり、溶融ガラスからガラスリボンを成形する成形工程と、成形された前記ガラスリボンを縦方向に搬送しつつ徐冷炉で徐冷する徐冷工程とを備えるガラス物品の製造方法であって、前記ガラスリボンを縦方向に搬送しつつ前記ガラスリボンの幅方向の端部を撮像する撮像工程と、前記撮像工程で撮像された画像に基づき前記ガラスリボンの前記端部の位置を検出する検出工程と、を備えることを特徴とする。
【0010】
かかる構成によれば、撮像工程によって取得したガラスリボンの端部の画像に基づいて、ガラスリボンの端部の位置を検出工程によって検出することで、搬送中のガラスリボンに位置ずれが発生した場合に、この位置ずれをガラスリボンの端部の位置の変化から検出することができる。このようにガラスリボンの搬送異常を検出することで、ガラスリボンの反りの変化や歪の変化による品質異常を早期に検知し、この異常を解消するために適切な処理を施すことができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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