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公開番号2025064923
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-17
出願番号2024127931
出願日2024-08-02
発明の名称ガラス粉末、封着材料及び封着材料ペースト
出願人日本電気硝子株式会社
代理人
主分類C03C 8/02 20060101AFI20250410BHJP(ガラス;鉱物またはスラグウール)
要約【課題】環境に有害な鉛を含有することなく、高膨張部材を封着可能なガラス粉末と、それを用いた封着材料、封着材料ペーストを提供する。
【解決手段】ガラス組成として、モル%で、TeO2 30~80%、B2O3+WO3 5~30%、SrO 0.1~20%を含有することを特徴とするガラス粉末。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
ガラス組成として、モル%で、TeO

30~80%、B



+WO

5~30%、SrO 0.1~20%を含有することを特徴とするガラス粉末。
続きを表示(約 800 文字)【請求項2】
ガラス組成として、モル%で、MgO+CaO+BaO+ZnO 0.1~40%を含有することを特徴とする請求項1に記載のガラス粉末。
【請求項3】
ガラス組成として、モル%で、MoO

0.1~30%を含有することを特徴とする請求項1又は2に記載のガラス粉末。
【請求項4】
ガラス組成として、モル%で、SiO

+Al



+La



0.1~15%を含有することを特徴とする請求項1又は2に記載のガラス粉末。
【請求項5】
ガラス組成として、モル%で、Nb



+CuO+Fe



0.1~20%を含有することを特徴とする請求項1又は2に記載のガラス粉末。
【請求項6】
ガラス組成として、モル%で、Li

O+Na

O+K

O 0.1~20%を含有することを特徴とする請求項1又は2に記載のガラス粉末。
【請求項7】
30~250℃における熱膨張係数が、100×10
-7
/℃~200×10
-7
/℃であることを特徴とする請求項1又は2に記載のガラス粉末。
【請求項8】
請求項1に記載のガラス粉末を含有することを特徴とする封着材料。
【請求項9】
高膨張金属の封着に使用されることを特徴とする請求項8に記載の封着材料。
【請求項10】
高膨張イオン結晶の封着に使用されることを特徴とする請求項8に記載の封着材料。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ガラス粉末に関し、特に高膨張部材の封着に好適なガラス粉末及びこれを用いた封着材料、封着材料ペーストに関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
高膨張部材(例えば、高膨張金属、高膨張イオン結晶等)の封着には低融点ガラスからなるガラス粉末が使用されている。そして、低融点ガラスは、用途に応じて、化学的耐久性、機械的強度、電気絶縁性等の特性が要求される。
【0003】
これらの要求特性を満たす低融点ガラスとして、PbOを多量に含む鉛系ガラスが広く用いられてきた(特許文献1参照)。
【0004】
しかし、PbOは、環境負荷が大きいという問題がある。このため、鉛系ガラスから無鉛ガラスへの置き換えが望まれており、種々の無鉛ガラスが開発されるに至っている。特に、特許文献2等に記載のビスマス系ガラスは、鉛系ガラスの代替候補として有力である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開昭63-315536号公報
特開2000-128574号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、ビスマス系ガラスは、熱膨張係数が低く、高膨張部材の熱膨張係数に整合させ難い。その結果、高膨張部材を封着した後に、不当な応力が残留して、高膨張部材との界面でクラックや剥離が生じ易かった。
【0007】
以上に鑑み、本発明は、環境に有害な鉛を含有することなく、高膨張部材を封着可能なガラス粉末と、それを用いた封着材料、封着材料ペーストを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明のガラス粉末は、ガラス組成として、モル%で、TeO

30~80%、B



+WO

5~30%、SrO 0.1~20%を含有することを特徴とする。ここで、「B



+WO

」とは、B



及びWO

の合量を意味する。
【0009】
本発明のガラス粉末は、ガラス組成として、モル%で、MgO+CaO+BaO+ZnO 0.1~40%を含有することが好ましい。ここで、「MgO+CaO+BaO+ZnO」とは、MgO、CaO、BaO及びZnOの合量を意味する。
【0010】
本発明のガラス粉末は、ガラス組成として、モル%で、MoO

0.1~30%を含有することが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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