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公開番号
2025107334
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-17
出願番号
2025076094,2021124587
出願日
2025-05-01,2021-07-29
発明の名称
補強用メッシュ巻回体
出願人
日本電気硝子株式会社
代理人
弁理士法人大阪フロント特許事務所
主分類
D03D
9/00 20060101AFI20250710BHJP(織成)
要約
【課題】巻回体にしたときに巻き癖が生じ難く、施工性に優れる、補強用メッシュの製造方法を提供する。
【解決手段】経糸4及び緯糸5から構成される二軸の補強用メッシュの製造方法において、経糸4及び緯糸5のうち少なくとも一方に対して、熱可塑性樹脂繊維を含む熱融着糸を絡ませるように製織することによりメッシュ織物1を得る工程と、メッシュ織物1に加熱及び加圧処理をすることにより、経糸4及び緯糸5を圧着させる工程と、圧着後のメッシュ織物1に、二次バインダーを塗布することにより、補強用メッシュを得る工程とを備える、補強用メッシュの製造方法。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
経糸及び緯糸から構成される二軸の補強用メッシュが巻き取られてなる、補強用メッシュ巻回体であって、
前記補強用メッシュは、二次バインダーを含み、
前記補強用メッシュ巻回体から前記補強用メッシュを巻き取り方向に対して500mm切り出して平坦面に載置したときに、前記補強用メッシュの巻き取り方向における両端を結ぶ最短距離が、400mm以上である、補強用メッシュ巻回体。
続きを表示(約 230 文字)
【請求項2】
前記補強用メッシュの強熱減量が、0.5質量%~10.0質量%である、請求項1に記載の補強用メッシュ巻回体。
【請求項3】
前記経糸又は緯糸により構成される列間の最大間隔が、20mm以上、60mm以下である、請求項1又は2に記載の補強用メッシュ巻回体。
【請求項4】
前記経糸又は緯糸により構成される1列の引張強度が、800N/列以上である、請求項1~3のいずれか1項に記載の補強用メッシュ巻回体。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、補強用メッシュの製造方法及び補強用メッシュ巻回体に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
セメント製品や建物の外壁等に使用されるモルタルは、乾燥収縮によりクラックが発生しやすく、このようなクラックを長期間に亘って放置すると、水が浸入して漏水したり、強度等が低下してモルタルが劣化したりすることがある。そのため、モルタルまたはコンクリート中に補強用メッシュを埋設し、それによってクラックの拡大を防止することが試みられている。
【0003】
このような補強用メッシュの一例として、下記の特許文献1には、第1の糸と該第1の糸より長さが短い第2の糸とがネット状に組み合わさったネット状体である、セメント硬化体のひび割れ抑制材が開示されている。特許文献1では、ネット状体における(第1の糸の引張剛性)/(第2の糸の引張剛性)が、1.5~30とされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2009-126730号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1のような補強用メッシュは、モルタル中に直に挿入されることが想定されており、メッシュの開口部が大きいほど、マトリクスにおける骨材の影響を受けにくく施工しやすい。また、モルタルの打設においては、バイブレーターなどの機器を使用して打設するため、そのような環境下でもメッシュにおける経糸や緯糸が外れない強固な目止め処理が必要となる。また、繊維が解れて引張強度が低下しないように繊維自体の保護も必要となる。
【0006】
このような問題を解決するためには、通常、目止め処理を行う二次バインダーの塗布量を多くする方法が考えられるが、二次バインダーの塗布量を多くすると、メッシュ自体が硬くなったり、巻回体の形態で使用したときに、巻き癖が生じて施工が困難になったりする場合がある。また、二次バインダーの組成そのものを柔らかくする方法も考えられるが、この場合二次バインダー皮膜に粘着性が生じることから、巻回体の形態で使用したときにブロッキングが生じて、巻回体から解舒し難くなる場合がある。
【0007】
また、特許文献1のように、一軸方向に多量の繊維を配置し、かつ開口部を大きくしたメッシュの二次バインダー塗布工程では、メッシュが不安定となり、経糸や緯糸が蛇行して目止めされ、所望の引張強度が得られない場合がある。
【0008】
本発明の目的は、巻回体にしたときに巻き癖が生じ難く、施工性に優れる、補強用メッシュの製造方法及び該補強用メッシュが巻き取られてなる、補強用メッシュ巻回体を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係る補強用メッシュの製造方法は、経糸及び緯糸から構成される二軸の補強用メッシュの製造方法において、経糸及び緯糸のうち少なくとも一方に対して、熱可塑性樹脂繊維を含む熱融着糸を絡ませるように製織することによりメッシュ織物を得る工程と、前記メッシュ織物に加熱及び加圧処理をすることにより、前記経糸及び緯糸を圧着させる工程と、前記圧着後の前記メッシュ織物に、二次バインダーを塗布することにより、補強用メッシュを得る工程とを備えることを特徴としている。
【0010】
本発明においては、前記補強用メッシュを得る工程において、前記二次バインダーを、前記補強用メッシュの強熱減量が0.5質量%~10.0質量%となるように塗布することが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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