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公開番号
2025086470
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-09
出願番号
2023200464
出願日
2023-11-28
発明の名称
内装織物および内装織物の製造方法
出願人
合名会社安田商店
代理人
個人
主分類
D03D
15/513 20210101AFI20250602BHJP(織成)
要約
【課題】撥水剤を利用しての十分な撥水性の性能、および防炎剤を利用しての十分な防炎性の性能を有する内装織物を提供すること。
【解決手段】本願の発明が適用された一実施形態である内装織物は、難燃性ポリエステル繊維と、非難燃性ポリエステル繊維と、を交織した織物と、織物において、防炎剤が付着している部分である防炎剤付着部と、防炎剤付着部が形成された織物の一方の面であって、抗菌剤が塗布されている抗菌剤塗布面と、防炎剤付着部が形成された織物の他方の面であって、撥水剤が塗布されている撥水剤塗布面と、を備えたことを要旨とする。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
難燃性ポリエステル繊維と、非難燃性ポリエステル繊維と、を交織した織物と、
前記織物において、防炎剤が付着している部分である防炎剤付着部と、
前記防炎剤付着部が形成された前記織物の一方の面であって、抗菌剤が塗布されている抗菌剤塗布面と、
前記防炎剤付着部が形成された前記織物の他方の面であって、撥水剤が塗布されている撥水剤塗布面と、
を備えることを特徴とする内装織物。
続きを表示(約 740 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の内装織物において、
前記織物は、50.0重量%~76.0重量%の前記難燃性ポリエステル繊維と、24.0重量%~50.0重量%の前記非難燃性ポリエステル繊維と、が交織されていることを特徴とする内装織物。
【請求項3】
難燃性ポリエステル繊維と、非難燃性ポリエステル繊維と、を交織した織物からなる内装織物の製造方法であって、
前記織物の一方の面と他方の面とにおいて、防炎剤を塗布する防炎処理と、
前記防炎処理が施された前記織物の前記一方の面において、抗菌剤を塗布する抗菌処理と、
前記防炎処理が施された前記織物の前記他方の面において、撥水剤を塗布する撥水処理と、
を実行することを特徴とする内装織物の製造方法。
【請求項4】
請求項3に記載の内装織物の製造方法において、
前記抗菌処理は、前記防炎処理が施された前記織物の前記一方の面に対して、前記抗菌剤を噴霧することによって、前記抗菌剤を塗布することを特徴とする内装織物の製造方法。
【請求項5】
請求項3に記載の内装織物の製造方法において、
前記撥水処理は、前記防炎処理が施された前記織物の前記他方の面に対して、前記撥水剤を噴霧することによって、前記撥水剤を塗布することを特徴とする内装織物の製造方法。
【請求項6】
請求項3に記載の内装織物の製造方法において、
前記織物は、50.0重量%~76.0重量%の前記難燃性ポリエステル繊維と、24.0重量%~50.0重量%の前記非難燃性ポリエステル繊維と、を交織したものであることを特徴とする内装織物の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、内装用に利用するものであって、撥水性、防炎性、および抗菌性の十分な性能を有する内装織物に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、ホテルや病院等の公共施設の内装用で利用される内装織物としては、ポリエステル繊維からなる織物があり、消防法で規定された難燃性/防炎性の性能を有することが義務付けられている。このような内装織物を構成する繊維としては、具体的に、ポリエステル繊維に防炎剤を浸漬させることによって、高い防炎性の性能を有するポリエステル防炎繊維がある(例えば、特許文献1を参照。)。また、このような内装織物としては、ホテル等の浴室用のシャワーカーテンとして利用するものもあり、高い撥水性および高い抗菌性の性能を有することが求められている。このような内装織物としては、具体的に、異なる繊度の2種類のポリエステル繊維で構成される混繊交絡糸からなる織物であって、表面の凹凸に撥水剤を付着させることによって高い撥水性の性能を有する織物がある(例えば、特許文献2を参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-53403号公報
特開2018-53414号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところが、このような従来の内装織物では、撥水性と防炎性との両方において十分な性能を兼ね備えた織物とする必要があるものの、一般的に、撥水剤は防炎性を著しく低下させる性質を有するため、特に、撥水剤と防炎剤とを利用して両性能を十分なものとすることは難しい、といった問題があった。また、ホテルや病院等の公共施設の内装用で利用される内装織物では、十分な撥水性の性能と十分な防炎性の性能とを有するようにするだけでなく、さらに、十分な抗菌性の性能や十分な防臭性の性能をも有するようなものにすることも望まれているものの、これら4つの性能を十分なものとすることも難しい、といった問題もあった。
【0005】
本発明は、こうした問題に鑑みなされたもので、撥水剤を利用しての十分な撥水性の性能、および防炎剤を利用しての十分な防炎性の性能を有する内装織物を提供することを目的とする。また、十分な撥水性や十分な防炎性の性能の性能だけでなく、さらに、十分な抗菌性の性能や十分な防臭性の性能をも有する内装織物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の適用例として実現することが可能である。なお、本欄における括弧内の参照符号や補足説明等は、本発明の理解を助けるために、後述する実施形態との対応関係を示したものであって、本発明を何ら限定するものではない。
【0007】
本発明の適用例の一つである内装織物は、難燃性ポリエステル繊維と、非難燃性ポリエステル繊維と、を交織した織物と、織物において、防炎剤が付着している部分である防炎剤付着部と、防炎剤付着部が形成された織物の一方の面であって、抗菌剤が塗布されている抗菌剤塗布面と、防炎剤付着部が形成された織物の他方の面であって、撥水剤が塗布されている撥水剤塗布面と、を備えたことを要旨とする。
【0008】
上記の適用例の内装織物において、織物は、50.0重量%~76.0重量%の難燃性ポリエステル繊維と、24.0重量%~50.0重量%の非難燃性ポリエステル繊維と、が交織されていてもよい。
【0009】
本発明の適用例の一つである内装織物の製造方法は、難燃性ポリエステル繊維と、非難燃性ポリエステル繊維と、を交織した織物からなる内装織物の製造方法であって、織物の一方の面と他方の面とにおいて、防炎剤を塗布する防炎処理と、防炎処理が施された織物の一方の面において、抗菌剤を塗布する抗菌処理と、防炎処理が施された織物の他方の面において、撥水剤を塗布する撥水処理と、を実行することを要旨とする。
【0010】
上記の適用例の内装織物の製造方法において、抗菌処理は、防炎処理が施された織物の一方の面に対して、抗菌剤を噴霧することによって、抗菌剤を塗布するようにしてもよい。また、上記の適用例の内装織物の製造方法において、撥水処理は、防炎処理が施された織物の他方の面に対して、撥水剤を噴霧することによって、撥水剤を塗布するようにしてもよい。さらに、上記の適用例の内装織物の製造方法において、織物は、50.0重量%~76.0重量%の難燃性ポリエステル繊維と、24.0重量%~50.0重量%の非難燃性ポリエステル繊維と、を交織したものであってもよい。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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