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公開番号
2025069855
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-01
出願番号
2023179835
出願日
2023-10-18
発明の名称
高通気性ストレッチ織物
出願人
日清紡テキスタイル株式会社
代理人
主分類
D03D
7/00 20060101AFI20250423BHJP(織成)
要約
【課題】
紡績糸から成る経糸と、紡績糸またはフィラメント糸から成る緯糸とを含む経二重織のストレッチ織物において、良好なストレッチ性、高通気性、抗スリップ(縫い目滑脱)性能を有する高通気性ストレッチ織物を提供する
【解決手段】
紡績糸から成る経糸と、紡績糸またはフィラメント糸から成る緯糸とを含む、経二重織の高通気性ストレッチ織物であり、ストレッチ織物の緯糸方向の伸長率を15%以上、1時間後の伸長回復率を70%以上、通気度を50cm
3
/cm
2
・s以上とする。前記経糸は結束紡績により紡績された紡績糸から成り、経糸のローリングテスト値が17回以上、経糸の原糸摩擦抵抗値μが0.350以上であることが好ましい。
【選択図】 なし
特許請求の範囲
【請求項1】
紡績糸から成る経糸と、紡績糸またはフィラメント糸から成る緯糸とを含む、経二重織の高通気性ストレッチ織物であり、緯糸方向の伸長率が15%以上、1時間後の伸長回復率が70%以上、通気度が50cm
3
/cm
2
・s以上であることを特徴とする高通気性ストレッチ織物。
続きを表示(約 390 文字)
【請求項2】
前記経糸が結束紡績により紡績された紡績糸から成ることを特徴とする請求項1に記載の高通気性ストレッチ織物。
【請求項3】
前記結束紡績により紡績された紡績糸から成る経糸のローリングテスト値が17回以上であることを特徴とする請求項2に記載の高通気性ストレッチ織物。
【請求項4】
前記結束紡績により紡績された紡績糸から成る経糸の原糸摩擦抵抗値μが0.350以上であることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の高通気性ストレッチ織物。
【請求項5】
前記緯糸がポリエステルフィラメント糸から成ることを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の高通気性ストレッチ織物。
【請求項6】
前記経二重織の織組織は、三つ綾、四つ綾、五つ綾のいずれかから成る請求項1~5いずれか1項に記載の高通気性ストレッチ織物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、紡績糸から成る経糸と、紡績糸またはフィラメント糸から成る緯糸とを含む経二重織のストレッチ織物であって、良好なストレッチ性、高通気性、抗スリップ(縫い目滑脱)性能を有する高通気性ストレッチ織物に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、ワーキングウェア等の衣料品にはストレッチ性を有するストレッチ織物が使用されている。
【0003】
特許文献1には、緯二重組織の織物であって、表組織を構成する緯糸が種類の異なるポリエステル系ポリマーを繊維長さ方向に沿ってサイドバイサイド型または偏心芯鞘型に貼り合わせた複合繊維であり、裏組織を構成する緯糸が紡績糸であり、以下の(1)~(4)の条件を同時に満足することを特徴とする、緯二重織物が記載されている。
(1)JIS L1096 伸び率B法(荷重14.7N)により測定した緯方向の伸び率が13%以上
(2)JIS L1096 伸び率B法(荷重14.7N)により測定した緯方向の伸び率と経方向の伸び率との和が15%以上
(3)JIS L1096 F-2法(中温ワッシャ法;60℃×30分)で1洗後にタンブル乾燥を行った際の経方向の寸法変化率および緯方向の寸法変化率がいずれも+3%~-3%
(4)未伸長状態での表組織における、KES-Fシステムによる織物表面粗さの平均偏差(SMD)が6.5μm以下
【0004】
特許文献1においては通気性に関する検討はなされていない。
【0005】
特許文献2には、特定溶剤に対して非溶解または難溶解の不溶多繊糸条を使用して構成されるべき原反織物に、その特定溶剤に対して易溶解の可溶多繊糸条を織り込んで原反織物を構成し、その後、その特定溶剤を付与して原反織物に織り込まれている可溶多繊糸条を溶解し、不溶多繊糸条が原反織物に形成している織目に、その溶解した可溶多繊糸条の繊度(太さ)に応じた通気性隙間を発生させる通気性織物製造法が記載されている。
【0006】
特許文献2の製造法によれば通気性を有する織物を得ることができるが、特定溶剤を付与して生地の一部を溶解する工程を必須とするため、工程が煩雑となり、また製造コストがかかるという問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2023-68667号公報
特開2005-220463号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、紡績糸から成る経糸と、紡績糸またはフィラメント糸から成る緯糸とを含む経二重織のストレッチ織物において、良好なストレッチ性、高通気性、抗スリップ(縫い目滑脱)性能を有する高通気性ストレッチ織物を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者らは、鋭意検討の結果、紡績糸から成る経糸と、紡績糸またはフィラメント糸から成る緯糸とを含む、経二重織のストレッチ織物において、緯糸方向の伸長率、1時間後の伸長回復率、通気度を特定の値とすることにより良好なストレッチ性、高通気性、抗スリップ(縫い目滑脱)性能を有する高通気性ストレッチ織物を得られることを知見し、本発明を完成した。
【0010】
本発明は、紡績糸から成る経糸と、紡績糸またはフィラメント糸から成る緯糸とを含む、経二重織のストレッチ織物であり、以下の技術を基礎とするものである。
(【0011】以降は省略されています)
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