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公開番号2025099670
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2023216521
出願日2023-12-22
発明の名称エアジェット織機
出願人株式会社豊田自動織機
代理人個人,個人
主分類D03D 47/30 20060101AFI20250626BHJP(織成)
要約【課題】供給管において発生する負荷を低減できるエアジェット織機を提供する。
【解決手段】エアジェット織機100は、基台10と、スレイ13と、エアノズルとしてのサブノズルSと、供給管としてのサブノズル供給管40と、を備えている。サブノズル供給管40は、スレイ13に支持されているサブノズルSと、基台10に設けられている第2電磁開閉弁22と、を接続している。サブノズル供給管40は、予め成形された曲げ部43を有する。この結果、エアジェット織機100は、サブノズル供給管40において発生する負荷を低減できる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
筬を支持し、緯糸の緯入れ方向に延びるスレイと、
前記スレイに支持されるエアノズルと、
基台に支持される電磁開閉弁と、
前記エアノズルと前記電磁開閉弁とを接続する供給管と、を有し、
前記筬は、前記スレイとともに揺動することで、前記緯糸の筬打ちを行うエアジェット織機であって、
前記供給管は、予め成形された曲げ部を有することを特徴とするエアジェット織機。
続きを表示(約 850 文字)【請求項2】
前記エアノズルは、前記筬に設けられる筬内通路に緯入れされた前記緯糸にエアを噴射するサブノズルであることを特徴とする請求項1に記載のエアジェット織機。
【請求項3】
前記供給管は、前記電磁開閉弁と、前記スレイが揺動する範囲の中心に位置するときに前記スレイに支持されている前記サブノズルと、を接続する形状に予め成形されていることを特徴とする請求項2に記載のエアジェット織機。
【請求項4】
前記曲げ部は、
前記電磁開閉弁から流入するエアの流向を、前記緯入れ方向と直交する面内において変化させる第1転向部と、
前記第1転向部を通過したエアの流向を、前記緯入れ方向と直交する面内において変化させる第2転向部と、を有することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のエアジェット織機。
【請求項5】
前記曲げ部は、前記緯入れ方向において異なる位置にある前記電磁開閉弁と前記サブノズルとを接続する形状に予め成形されていることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のエアジェット織機。
【請求項6】
前記供給管は、前記緯入れ方向と直交する中心軸を有する形状に予め成形されていることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のエアジェット織機。
【請求項7】
前記エアノズルは、前記筬に設けられる筬内通路に前記緯糸を緯入れするメインノズルであることを特徴とする請求項1に記載のエアジェット織機。
【請求項8】
前記電磁開閉弁と前記メインノズルとの間に介在するとともに前記スレイに設けられる中継器を有し、
前記供給管は、
前記電磁開閉弁と前記中継器とを接続する第1接続供給管と、
前記中継器と前記メインノズルとを接続する第2接続供給管と、を有し、
前記曲げ部は、前記第1接続供給管に予め成形されていることを特徴とする請求項7に記載のエアジェット織機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、エアジェット織機に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、変形筬と、スレイと、エアタンクを含む基台と、を備えるエアジェット織機であるジェットルームが開示されている。また、特許文献1には、エアノズルである緯入れ用メインノズル及び緯入れ用補助ノズルと、電磁開閉弁と、供給管であるフレキシブルチューブと、を備えるエアジェット織機であるジェットルームが開示されている。
【0003】
スレイには、変形筬が立設されるとともに、緯入れ用メインノズル及び緯入れ用補助ノズルが装着されている。電磁開閉弁は、エアタンクに取り付けられている。緯入れ用メインノズル及び緯入れ用補助ノズルは、エアの供給を制御する電磁開閉弁とフレキシブルチューブにより接続している。
【0004】
エアジェットルームにおいて、緯入れ用メインノズルにより射出された緯糸は、緯入れ用補助ノズルによるリレー噴射により牽引されることで、変形筬に形成されている筬内通路である緯入れ通路を飛走する。緯入れされた緯糸は、変形筬の揺動により筬打ちされる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2003-239160号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
変形筬は、スレイの揺動により、緯糸を筬打ちする。つまり、緯糸の筬打ちは、スレイに支持されるエアノズルの揺動を伴う。エアノズルと接続する電磁開閉弁は、基台といった筬打ちの際に揺動しない場所に取り付けられている。したがって、エアノズルに接続された供給管は、エアノズルの揺動により、変形筬が揺動する方向に振られる。
【0007】
つまり、エアノズルの揺動により、エアノズルにエアを供給する供給管には、負荷が加えられる。供給管に加えられる負荷は、当該供給管の折損を導く虞がある。エアジェット織機においては、エアノズルの揺動により、供給管に加えられる負荷を低減することが望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するためのエアジェット織機は、筬を支持し、緯糸の緯入れ方向に延びるスレイと、前記スレイに支持されるエアノズルと、基台に支持される電磁開閉弁と、前記エアノズルと前記電磁開閉弁とを接続する供給管と、を有し、前記筬は、前記スレイとともに揺動することで、前記緯糸の筬打ちを行うエアジェット織機であって、前記供給管は、予め成形された曲げ部を有することを要旨とする。
【0009】
これによれば、供給管は、エアジェット織機に設けられていない状況においても予め成形された曲げ部を有する。曲げ部を予め供給管に設けることにより、エアジェット織機は、エアノズルと電磁開閉弁に供給管を取り付ける際に、供給管において生じる負荷を低減できる。
【0010】
また、エアジェット織機は、スレイの揺動により緯糸を筬打ちすることにより製織する。スレイの揺動により、供給管は、伸長又は屈曲を伴い変形する。供給管には、変形の大きさに応じた負荷が発生する。予め成形された供給管においては、曲げ部を有する形状を基準として、エアノズルの揺動により伸長又は屈曲が生じる。つまり、供給管において発生する変形は、例えば、供給管がエアジェット織機に設けられていない状況において直線状である場合と比較して、小さい。言い換えると、曲げ部を有する供給管において発生する負荷は、予め成形された曲げ部により低減される。以上より、エアジェット織機は、供給管が予め成形された曲げ部を有することにより、供給管において発生する負荷を低減できる。
(【0011】以降は省略されています)

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