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公開番号
2025040461
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-25
出願番号
2023147282
出願日
2023-09-12
発明の名称
織物および繊維製品
出願人
帝人株式会社
代理人
個人
主分類
D03D
15/513 20210101AFI20250317BHJP(織成)
要約
【課題】耐熱性、耐炎性、外観品位に優れ、さらには伸縮性にも極めて優れた織物および繊維製品を提供する。
【解決手段】JIS K7201により測定される限界酸素指数が25以上の難燃性繊維を含む紡績糸と、2成分がサイドバイサイド型または偏心芯鞘型に貼り合わされた複合繊維からなる糸条とを含む複合糸を用いてなる織物であり、前記複合糸において、前記複合繊維からなる糸条の重量比率が40~60重量%であり、前記複合糸に、撚係数Kが270~400で撚りが施されており、前記難燃性繊維の重量比率が織物重量に対して77重量%以上であり、かつ前記複合繊維の重量比率が織物重量に対して23重量%以下であり、織物において、目付けが220g/m
2
以上であり、かつ経糸および緯糸のうち前記複合糸が配された方向のカバーファクターCFと織物のトータルカバーファクターTCFとの比CF/TCFが0.3以下である。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
JIS K7201により測定される限界酸素指数が25以上の難燃性繊維を含む紡績糸と、2成分がサイドバイサイド型または偏心芯鞘型に貼り合わされた複合繊維からなる糸条とを含む複合糸を用いてなる織物であり、
前記複合糸において、前記複合繊維からなる糸条の重量比率が40~60重量%であり、かつ前記複合糸に下記式で定義する撚係数Kが270~400で撚りが施されており、
前記難燃性繊維の重量比率が織物重量に対して77重量%以上であり、かつ前記複合繊維の重量比率が織物重量に対して23重量%以下であり、
織物において、目付けが220g/m
2
以上であり、かつ経糸および緯糸のうち前記複合糸が配された方向のカバーファクターCFと織物のトータルカバーファクターTCFとの比CF/TCFが0.3以下であることを特徴とする織物。
撚係数K=T×√D
ただし、Tは撚数(回/2.54cm)、Dは複合糸の総繊度(dtex)である。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
経糸および緯糸のうち前記複合糸が配された方向の伸長率が20~50%の範囲内である、請求項1に記載の織物。
【請求項3】
経糸および緯糸のうち前記複合糸が配された方向の伸長回復率が70%以上である、請求項1に記載の織物。
【請求項4】
織物において、JIS K7201により測定される限界酸素指数が24を超える、請求項1に記載の織物。
【請求項5】
下記(1)~(4)の要件を全て満たす、請求項1に記載の織物。
(1)ISO 15025 Procedure Aに規定される耐炎性試験において、以下を全て満たす。
a)着炎なし
b)着炎落下物または溶融落下物なし
c)5mmを超える穴あきなし
d)残じんが2秒以下
e)残炎が2秒以下
(2)ISO 15025 Procedure Bに規定される耐炎性試験において、以下を全て満たす。
a)炎が端部へ到達しない
b)着炎落下物または溶融落下物なし
c)残じんが2秒以下
d)残炎が2秒以下
(3)ASTM D6413に規定される耐炎性試験において、以下を全て満たす。
a)炭化長 100mm以下
b)残炎が2秒以下
c)溶融なし
d)滴下物なし
(4)ISO 13937-2に規定される引き裂き強さが35N以上である。
【請求項6】
前記難燃性繊維が、メタ型全芳香族ポリアミド繊維、パラ型全芳香族ポリアミド繊維、ポリパラフェニレンベンズオキサゾール繊維、ポリベンゾイミダゾール繊維、ポリイミド繊維、ポリエーテルイミド繊維、ポリアミドイミド繊維、炭素繊維、ポリフェニレンサルファイド繊維、ポリ塩化ビニル繊維、難燃レーヨン、モダアクリル繊維、難燃アクリル繊維、難燃ポリエステル繊維、難燃ビニロン繊維、メラミン繊維、フッ素繊維、難燃ウール、および難燃コットンからなる群から選ばれた1種類以上の繊維である、請求項1に記載の織物。
【請求項7】
前記複合繊維からなる糸条が、単繊維繊度0.5~10.0dtex、かつ総繊度20~200dtexのマルチフィラメントである、請求項1に記載の織物。
【請求項8】
前記複合繊維を構成する成分の少なくとも1成分がリサイクル由来または植物由来である、請求項1に記載の織物。
【請求項9】
請求項1~8のいずれかに記載された織物を用いてなり、消防服、防火服、執務服、モータースポーツ用レーシングスーツ、作業服、手袋、帽子、ベスト、シート、テント、膜材、幌、建築資材、住宅材、および車両内装材からなる群より選択される繊維製品。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、耐熱性、耐炎性、外観品位に優れ、さらには伸縮性にも極めて優れた織物および繊維製品に関するものである。
続きを表示(約 2,900 文字)
【背景技術】
【0002】
消防、電力、化学会社など火炎に晒される可能性のある作業に従事する人々が着用する作業服として難燃性織物が用いられている。かかる難燃性織物は、メタ型全芳香族ポリアミド繊維やパラ型全芳香族ポリアミド繊維などの難燃性繊維を主体として使用しており、一般的に伸縮性に劣る傾向にある。
【0003】
その対策として、例えば特許文献1には、2成分がサイドバイサイド型または偏心芯鞘型に貼り合わされた複合繊維を含む複合糸を用いて製織し、加熱収縮により伸縮性を付与した織物が提案されている。
しかしながら、織物の伸縮性を高めるために複合繊維の重量比率を高めると織物の難燃性が低下するという問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-240532号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上記問題に鑑みなされたもので、耐熱性、耐炎性、外観品位に優れ、さらには伸縮性にも極めて優れた織物および繊維製品を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者は、上記の課題を達成するため鋭意検討した結果、布帛を構成する繊維を巧みに工夫することにより、耐熱性、耐炎性、外観品位に優れ、さらには伸縮性にも優れた織物および繊維製品が得られることを見出し、さらに鋭意検討を重ねることにより本発明を完成するに至った。かくして、本発明によれば以下の発明が提供される。
【0007】
1.JIS K7201により測定される限界酸素指数が25以上の難燃性繊維を含む紡績糸と、2成分がサイドバイサイド型または偏心芯鞘型に貼り合わされた複合繊維からなる糸条とを含む複合糸を用いてなる織物であり、
前記複合糸において、前記複合繊維からなる糸条の重量比率が40~60重量%であり、かつ前記複合糸に下記式で定義する撚係数Kが270~400で撚りが施されており、
前記難燃性繊維の重量比率が織物重量に対して77重量%以上であり、かつ前記複合繊維の重量比率が織物重量に対して23重量%以下であり、
織物において、目付けが220g/m
2
以上であり、かつ経糸および緯糸のうち前記複合糸が配された方向のカバーファクターCFと織物のトータルカバーファクターTCFとの比CF/TCFが0.3以下であることを特徴とする織物。
撚係数K=T×√D
ただし、Tは撚数(回/2.54cm)、Dは複合糸の総繊度(dtex)である。
2.経糸および緯糸のうち前記複合糸が配された方向の伸長率が20~50%の範囲内である、上記1に記載の織物。
3.経糸および緯糸のうち前記複合糸が配された方向の伸長回復率が70%以上である、上記1または2に記載の織物。
4.織物において、JIS K7201により測定される限界酸素指数が24を超える、上記1~3のいずれかに記載の織物。
5.下記(1)~(4)の要件を全て満たす、上記1~4のいずれかに記載の織物。
(1)ISO 15025 Procedure Aに規定される耐炎性試験において、以下を全て満たす。
a)着炎なし
b)着炎落下物または溶融落下物なし
c)5mmを超える穴あきなし
d)残じんが2秒以下
e)残炎が2秒以下
(2)ISO 15025 Procedure Bに規定される耐炎性試験において、以下を全て満たす。
a)炎が端部へ到達しない
b)着炎落下物または溶融落下物なし
c)残じんが2秒以下
d)残炎が2秒以下
(3)ASTM D6413に規定される耐炎性試験において、以下を全て満たす。
a)炭化長が100mm以下
b)残炎が2秒以下
c)溶融なし
d)滴下物なし
(4)ISO 13937-2に規定される引き裂き強さが35N以上である。
6.前記難燃性繊維が、メタ型全芳香族ポリアミド繊維、パラ型全芳香族ポリアミド繊維、ポリパラフェニレンベンズオキサゾール繊維、ポリベンゾイミダゾール繊維、ポリイミド繊維、ポリエーテルイミド繊維、ポリアミドイミド繊維、炭素繊維、ポリフェニレンサルファイド繊維、ポリ塩化ビニル繊維、難燃レーヨン、モダアクリル繊維、難燃アクリル繊維、難燃ポリエステル繊維、難燃ビニロン繊維、メラミン繊維、フッ素繊維、難燃ウール、および難燃コットンからなる群から選ばれた1種類以上の繊維である、上記1~5のいずれかに記載の織物。
7.前記複合繊維からなる糸条が、単繊維繊度0.5~10.0dtex、かつ総繊度20~200dtexのマルチフィラメントである、上記1~6のいずれかに記載の織物。
8.前記複合繊維を構成する成分の少なくとも1成分がリサイクル由来または植物由来である、上記1~7のいずれかに記載の織物。
9.上記1~8のいずれかに記載された織物を用いてなり、消防服、防火服、執務服、モータースポーツ用レーシングスーツ、作業服、手袋、帽子、ベスト、シート、テント、膜材、幌、建築資材、住宅材、および車両内装材からなる群より選択される繊維製品。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、耐熱性、耐炎性、外観品位に優れ、さらには伸縮性にも極めて優れた織物および繊維製品が得られる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。まず、本発明において、複合糸はJIS K7201により測定される限界酸素指数が25以上の難燃性繊維(以下、単に「難燃性繊維」ということもある。)を含む紡績糸と、複合繊維からなる糸条とを含む。
【0010】
(難燃性繊維について)
難燃性繊維としては、メタ型全芳香族ポリアミド繊維(メタ系アラミド繊維)、パラ型全芳香族ポリアミド繊維(パラ系アラミド繊維)、ポリパラフェニレンベンズオキサゾール繊維、ポリベンゾイミダゾール繊維、ポリイミド繊維、ポリエーテルイミド繊維、ポリアミドイミド繊維、炭素繊維、ポリフェニレンサルファイド繊維、ポリ塩化ビニル繊維、難燃レーヨン、モダアクリル繊維、難燃アクリル繊維、難燃ポリエステル繊維、難燃ビニロン繊維、メラミン繊維、フッ素繊維、難燃ウール、難燃コットンなどが例示される。これらの難燃性繊維を1種または2種以上用いることができる。
なかでも、優れた限界酸素指数を示しかつ優れた機械的物性の点から、メタ型全芳香族ポリアミド繊維およびパラ型全芳香族ポリアミド繊維が特に有用である。
(【0011】以降は省略されています)
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