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公開番号2025047366
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-03
出願番号2023155821
出願日2023-09-21
発明の名称溶融炉及びガラス物品の製造方法
出願人日本電気硝子株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類C03B 5/04 20060101AFI20250326BHJP(ガラス;鉱物またはスラグウール)
要約【課題】アーチ状の天井壁を長期間にわたって安定して支持する。
【解決手段】ガラス原料を加熱溶融して溶融ガラスGmを生成する溶融炉1が、アーチ状の天井壁3cと、天井壁3cの端面3caを支持する天井受け煉瓦3dと、天井受け煉瓦3dを保持する保持具5と、保持具5を支持する支柱4と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
ガラス原料を加熱溶融して溶融ガラスを生成する溶融炉であって、
アーチ状の天井壁と、前記天井壁の端面を支持する天井受け煉瓦と、前記天井受け煉瓦を保持する保持具と、前記保持具を支持する支柱と、を備えることを特徴とする溶融炉。
続きを表示(約 910 文字)【請求項2】
前記保持具は、前記天井受け煉瓦を下方から支持する下方支持部と、前記天井受け煉瓦を側方から支持する側方支持部とを有し、
前記天井壁の端面は、前記天井受け煉瓦の受け面に当接し、前記端面における前記受け面との当接面は、前記受け面と同じ角度だけ傾斜する傾斜面とされ、
前記保持具が、前記下方支持部と前記側方支持部との角部に対応する前記天井受け煉瓦の角部を中心部として前記天井受け煉瓦が下方に回転する力を受けるように構成されることを特徴とする請求項1に記載の溶融炉。
【請求項3】
前記保持具は、上下動可能に前記支柱に支持されていることを特徴とする請求項1に記載の溶融炉。
【請求項4】
前記保持具は、少なくとも当該溶融炉の稼働時に、上下動可能に前記支柱に支持され、且つ、前記天井受け煉瓦の下方に配置された壁部を取り除く時に、前記支柱に固定されることを特徴とする請求項1~3の何れかに記載の溶融炉。
【請求項5】
前記天井受け煉瓦は、前記天井壁側の第一煉瓦と、前記保持具側の第二煉瓦とを備えると共に、前記第一煉瓦が前記溶融炉内に露出し且つ前記第二煉瓦が前記溶融炉内に露出していないことを特徴とする請求項1~3の何れかに記載の溶融炉。
【請求項6】
前記第一煉瓦は、前記第二煉瓦よりも、耐熱性及び/又は耐食性に優れていることを特徴とする請求項5に記載の溶融炉。
【請求項7】
前記第二煉瓦は、前記第一煉瓦よりも保温性に優れていることを特徴とする請求項5に記載の溶融炉。
【請求項8】
前記第一煉瓦と前記第二煉瓦とのそれぞれの当接面同士は、ずれ防止構造を用いて当接していることを特徴とする請求項5に記載の溶融炉。
【請求項9】
前記天井受け煉瓦は、前記支柱側に突出する凸部を有することを特徴とする請求項1~3の何れかに記載の溶融炉。
【請求項10】
前記保持具は、前記凸部を受け入れる凹部を有することを特徴とする請求項9に記載の溶融炉。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、溶融炉及びこれを用いてガラス物品を製造する方法に関する。
続きを表示(約 910 文字)【背景技術】
【0002】
周知のように、ガラス板、ガラス管及びガラス繊維等に代表されるガラス物品は、溶融炉でガラス原料を加熱溶融して生成された溶融ガラスを所定の形状に成形することにより製造される。
【0003】
溶融炉は、大別すると、溶融ガラスを生成して貯留する溶融槽と、溶融槽の上部空間を覆う上部構造物とを備える。
【0004】
溶融炉の上部構造物としては、例えば特許文献1に開示されているように、アーチ状の天井壁を備える場合がある。
【0005】
そして、同文献には、アーチ状の天井壁(1a)の端部(両端部)を、支柱(3a)に取り付けたL字型の保持具(8)によって保持することが開示されている(同文献の図1参照)。
【0006】
また、同文献には、この保持具(8)を鉄鋼SS400などの材料で形成することも開示されている(同文献の段落0039参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2008-1538号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
ところで、特許文献1に開示のように、耐火煉瓦等の耐火性部材で形成されたアーチ状の天井壁の端部が、鋼材等の金属で形成された保持具によって直接保持されていると、天井壁の端部が破損し易くなる。そのため、天井壁を長期間にわたって安定して支持できなくなるという問題が生じる。
【0009】
以上の観点から、本発明は、アーチ状の天井壁を長期間にわたって安定して支持することを技術的課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
(1) 上記課題を解決するために創案された本発明の第一の側面は、ガラス原料を加熱溶融して溶融ガラスを生成する溶融炉であって、アーチ状の天井壁と、天井壁の端面を支持する天井受け煉瓦と、天井受け煉瓦を保持する保持具と、保持具を支持する支柱と、を備えることに特徴づけられる。
(【0011】以降は省略されています)

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