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公開番号2025050399
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-04
出願番号2023159168
出願日2023-09-22
発明の名称ガラス組成物
出願人国立大学法人京都工芸繊維大学
代理人弁理士法人三枝国際特許事務所
主分類C03C 4/12 20060101AFI20250327BHJP(ガラス;鉱物またはスラグウール)
要約【課題】白色又は白色に極めて近い発光色を示すことが可能であるガラス組成物を提供する。
【解決手段】本発明のガラス組成物は、
(a)成分;SiO2
(b)成分;Al2O3、並びに
(c)成分;B2O3、MgO、CaO、SrO及びZrO2からなる群より選ばれる少なくとも1種を含有する成分を特定の含有割合で含み、300nm以上の波長で発光する性質を有し、下記の式(I)
-0.01≦duv≦0.01・・・(I)
(式(I)中、duvは、波長365nmの紫外線照射によって得られる発光スペクトルのuv色度図上の点及び黒体放射軌跡に基づいて算出される色差の値を表す)
を満たす。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
下記の(a)成分、(b)成分及び(c)成分
(a)成分;SiO

(b)成分;Al



、並びに
(c)成分;B



、MgO、CaO、SrO及びZrO

からなる群より選ばれる少なくとも1種を含有する成分
を含み、
前記(a)成分、前記(b)成分及び前記(c)成分の総量に対し、
SiO

の含有割合は60~73モル%、
Al



の含有割合は10~20モル%、




の含有割合は15モル%以下、
MgOの含有割合は20モル%以下、
CaOの含有割合は20モル%以下、
SrOの含有割合は8モル%以下、
ZrO

の含有割合は2モル%以下、かつ、
MgO、CaO及びSrOの総含有割合は12~25モル%
であり、
Al



及びSiO

の全量に対するAl



のモル比(Al



/(Al



+SiO

)の値)が0.13~0.23であり、
R´O及びAl



の全量に対するR´Oのモル比(R´O/(R´O+Al



)の値、ただし、R´OはMgO、CaO及びSrOを表す)が0.40~0.65であり、
前記(a)成分、前記(b)成分、前記(c)成分、Cu

O及びSnO

の総量に対する、Cu

Oの含有割合が0.1~3モル%、かつ、SnO

の含有割合が1モル%以下であり、
Cu

Oに対するSnO

のモル比(SnO
続きを表示(約 630 文字)【請求項2】
前記(a)成分、前記(b)成分及び前記(c)成分の総量に対し、
SiO

の含有割合は62~73モル%、
Al



の含有割合は13~19モル%、




の含有割合は1モル%以下、
MgOの含有割合は11~19モル%、
CaOの含有割合は6モル%以下、
SrOの含有割合は5モル%以下、
かつ、
MgO、CaO及びSrOの総含有割合は13~19モル%
であり、
上記のAl



/(Al



+SiO

)の値が0.155~0.23であり、
前記R´Oに対するMgOのモル比(MgO/R´Oの値)が0.40~1であり、
上記のR´O/(R´O+Al



)の値が0.40~0.55である、請求項1に記載のガラス組成物。
【請求項3】
下記の式(II)
-0.005≦d
uv
≦0.005・・・(II)
(式(II)中、d
uv
は前記式(I)のd
uv
と同義である)
を満たす、請求項1又は2に記載のガラス組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ガラス組成物に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
省エネルギー推進の観点から、室内の照明用としてこれまで主流であった蛍光灯が、近年急速に白色LEDに置き換わりつつある。一般的な白色LEDは、470nm付近に発光ピークを持つ青色LEDに黄色発光する蛍光体を組み合わせており、これにより、人間の目に白色に見える光を作り出している。この方法では、光のスペクトルが可視光域でなだらかでなく、人間の目にとって最も自然な太陽光のスペクトル及びその元となっている黒体放射のスペクトルとは大きく異なるため、照明としては自然さを欠き、また演色性と呼ばれる対象物の色の見え方の再現性に劣るという問題が生じ得る。
【0003】
斯かる問題を解決すべく、異なる発光波長域の蛍光体を複数組み合わせる方法、紫外線LEDによる発光を利用し可視光域に励起光の鋭いピークが存在しないようにする方法、あるいはそれらの組み合わせた方法などが考案されている。しかしながら、異なる発光波長域の蛍光体を複数組み合わせる方法では、異種の蛍光体粒子同士はお互い励起光を遮蔽する関係になり、発光効率が低下する問題がある。また、各蛍光体の励起波長域と発光波長域に重なりがあると、ある蛍光体から発する光で他の蛍光体が発光するカスケード励起が起き、製品間の発光色のばらつき、照射エリアの色収差の拡大などの問題も生じ得る。紫外線LEDによる発光を利用する方法においても、単一の蛍光体で可視域全域をカバーする広帯域な発光の蛍光体はなく、複数の蛍光体を用いると前記の問題が生じる。
【0004】
この観点から、紫外線で励起し可視域で広帯域な発光を示す蛍光体は各種研究されている。例えば、非特許文献1には、一価の銅イオンにより290~338nmの波長の紫外線により発光するアルミノシリケートオキシフロライド系ガラスが報告されている。非特許文献2には、Cu

OとSnO

とを添加したアルカリボロシリケート系ガラスの紫外線照射による発光が報告されている。
【0005】
特許文献1には、波長240~405nmの光による励起によって380~750nmの領域の蛍光を発する結晶を含有しないガラスであって、SnO

(x=1~2,ただし典型的にはx=1または2)、P



、ZnO、MnO

(y=1~2,ただし典型的にはy=1または2)を含有する白色発光ガラスが開示されている。特許文献2には、SiO

を50~85%、Al



を1~15%、Li

O、Na

OまたはK

Oのいずれか一種以上を合計で7~30%、MgOまたはCaOのいずれか一種以上を合計で0~18%、Cu

Oを0.1~1%、SnOを0.2~5%含有し、SnOとCu

Oのモル比SnO/Cu

Oが1~10である発光ガラスが開示されている。
【0006】
特許文献3には、ガラス形成酸化物として少なくともB



及びMO(Mは第2族元素を示す。)を含有するガラスを母ガラスとする発光ガラスが、励起波長360nmで黄色発光を示すことが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
国際公開番号WO2012-063492号公報
特開2016-79045号公報
特開2014-133682号公報
【非特許文献】
【0008】
Y. Shi, R. Weil, J. Guo, X. Tian, F. Hu and H. Guo, “Influence of Optical Basicity on Cu+ Luminescence in Aluminosilicate Oxyfluoride Glasses”, Front. Mater., 6 (2019) 246.
安盛ら、第50回ガラスおよびフォトニクス材料討論会予稿集, 1B06 (2009) p23.
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、非特許文献1に開示されるガラスは、その発光色がxy色度図において白色点(0.333,0.333)を大きくはずれて黄緑色から黄色となっており、白色とは言い難いものであった。その原因は、発光スペクトルが十分広帯域ではなく、可視光域の短波長側と長波長側の両方の発光が弱いことにある。非特許文献2に開示されるガラスは発光スペクトルの可視光域の短波長側の発光が弱く、発光色は白色ではなく黄色である。
【0010】
特許文献1に開示されるガラスは主に二価のSnイオンの発光を利用しているため、励起波長が300nm以上では発光が弱いと考えられ、示されている実施例での励起波長も254~287nmに限られており、特に出力が大きく入手しやすい発光波長が365nm付近の紫外線LEDでの励起では実用的な発光は得られず、不都合である。特許文献2には発光ガラスの励起波長360nmでの発光効率が記されているだけで、発光色は何ら検討されておらず、白色は得られていないと考えられる。特許文献3に開示のガラスは黄色発光であり、色度図上で白色点に近い白色光にはなり得ない。
(【0011】以降は省略されています)

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