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公開番号
2025087336
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-10
出願番号
2023201917
出願日
2023-11-29
発明の名称
石英ガラスフィラメント、石英ガラスヤーン、及び石英ガラスクロス
出願人
信越化学工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C03C
25/47 20180101AFI20250603BHJP(ガラス;鉱物またはスラグウール)
要約
【課題】石英ガラスヤーンの毛羽立ちや糸切れの抑制に効果的な石英ガラスフィラメント、前記石英ガラスフィラメントを用いた石英ガラスヤーン、及び前記石英ガラスヤーンを用いて製織した石英ガラスクロスを提供すること。
【解決手段】集束剤が付着した石英ガラスフィラメントであり、該石英ガラスフィラメントのSiO
2
組成量が99.5質量%~100質量%であって、前記集束剤に含まれる固体状粒子の体積平均粒子径r1と前記石英ガラスフィラメントのフィラメント径r2の比(r1/r2)が、0.06~1.0であることを特徴とする石英ガラスフィラメント。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
集束剤が付着した石英ガラスフィラメントであり、該石英ガラスフィラメントのSiO
2
組成量が99.5質量%~100質量%であって、前記集束剤に含まれる固体状粒子の体積平均粒子径r1と前記石英ガラスフィラメントのフィラメント径r2の比(r1/r2)が、0.06~1.0であることを特徴とする石英ガラスフィラメント。
続きを表示(約 390 文字)
【請求項2】
前記集束剤が、澱粉、ポリウレタン、酢酸ビニルのうちのいずれか1成分以上を主成分とする集束剤であることを特徴とする請求項1に記載の石英ガラスフィラメント。
【請求項3】
前記固体状粒子が、澱粉を含むものであることを特徴とする請求項1に記載の石英ガラスフィラメント。
【請求項4】
請求項1に記載の石英ガラスフィラメントを20本~400本有し、25mm当たり0.1回以上5回以下の撚りを有するものであることを特徴とする石英ガラスヤーン。
【請求項5】
前記石英ガラスヤーンの625℃×2時間後の強熱減量が、0.5質量%~4.0質量%であることを特徴とする請求項4に記載の石英ガラスヤーン。
【請求項6】
請求項4に記載の石英ガラスヤーンが経糸及び緯糸であることを特徴とする石英ガラスクロス。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は石英ガラスフィラメント、石英ガラスヤーン、及び石英ガラスクロスに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
近年の高速通信化などに伴い、プリント配線板に用いられるガラスクロスとして、低い誘電正接を有する石英ガラスが注目されている。
通常、製織に用いられるガラスヤーンは、製織等の加工時に毛羽立ちや糸切れの発生を防止する目的で、集束剤で被膜処理されたフィラメントが用いられる。
【0003】
ガラスクロスの毛羽は、プリプレグの表面に凹凸を生じ易く、プリント配線板にあってはこのプリプレグに重ねる銅箔が破損して回路不良を生じる恐れがある。
石英ガラスフィラメントは剛直で脆弱な材料であり、Eガラス繊維などに比べ毛羽立ちや糸切れが発生しやすい。特許文献1では、製織時の滑り性の改善のためウレタン樹脂とシランカップリング剤、ワックスを含む集束剤が提案されている。また特許文献2では帯電の抑制のためカチオン系酢酸ビニル共重合体エマルションを集束剤とした石英ガラス繊維が提案されている。
【0004】
しかしながら、石英ガラスヤーンやフィラメントにおいて、毛羽抑制と製織性の向上は依然課題となっている。特に、石英ガラスヤーンを引き出して解舒する際に毛羽立ちや糸切れが発生しやすいことが問題となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2016-098135号公報
特開2017-001926号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、上記事情に鑑みなされたものであり、石英ガラスヤーンの毛羽立ちや糸切れの抑制に効果的な石英ガラスフィラメント、前記石英ガラスフィラメントを用いた石英ガラスヤーン、及び前記石英ガラスヤーンを用いて製織した石英ガラスクロスを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明では、下記の集束剤が付着した石英ガラスフィラメント、石英ガラスヤーン、及び石英ガラスクロスを提供する。
【0008】
即ち、本発明は、集束剤が付着した石英ガラスフィラメントであり、該石英ガラスフィラメントのSiO
2
組成量が99.5質量%~100質量%であって、前記集束剤に含まれる固体状粒子の体積平均粒子径r1と前記石英ガラスフィラメントのフィラメント径r2の比(r1/r2)が、0.06~1.0であることを特徴とする石英ガラスフィラメントを提供する。
【0009】
このような本発明の石英ガラスフィラメントであれば、製織等の加工時の毛羽立ちや糸切れを抑制することができ、高速通信等において伝送損失の少ない基板の製造に好適な石英ガラスクロスが提供できる。
【0010】
又、本発明の石英ガラスフィラメントは、集束剤が、澱粉、ポリウレタン、酢酸ビニルのうちのいずれか1成分以上を主成分とする集束剤であることを特徴とする石英ガラスフィラメントであることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
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