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公開番号
2025100303
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-03
出願番号
2024098085
出願日
2024-06-18
発明の名称
光学ガラスおよび光学素子
出願人
HOYA株式会社
,
豪雅光電科技(威海)有限公司
代理人
前田・鈴木国際特許弁理士法人
主分類
C03C
3/062 20060101AFI20250626BHJP(ガラス;鉱物またはスラグウール)
要約
【課題】所望のアッベ数νdおよび屈折率ndを有し、色収差補正に好適な光学ガラスおよび光学素子を提供すること。
【解決手段】アッベ数νdが25.20を超え29.00以下であり、屈折率ndが1.80000以上1.85000以下であり、質量%表示で、SiO
2
の含有量が20~30%であり、Nb
2
O
5
の含有量が35~55%であり、Nb
2
O
5
の含有量に対するSiO
2
の含有量の質量比[SiO
2
/Nb
2
O
5
]が0.47~0.66である光学ガラス。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
アッベ数νdが25.20を超え29.00以下であり、
屈折率ndが1.80000以上1.85000以下であり、
質量%表示で、
SiO
2
の含有量が20~30%であり、
Nb
2
O
5
の含有量が35~55%であり、
Nb
2
O
5
の含有量に対するSiO
2
の含有量の質量比[SiO
2
/Nb
2
O
5
]が0.47~0.66であり、
SiO
2
およびNb
2
O
5
の合計含有量[SiO
2
+Nb
2
O
5
]が60~75%であり、
SiO
2
の含有量に対するB
2
O
3
の含有量の質量比[B
2
O
3
/SiO
2
]が0.00~0.07であり、
Li
2
Oの含有量が6.20%以下であり、
K
2
Oの含有量が0.62%以上であり、
Li
2
O、Na
2
O、およびK
2
Oの合計含有量[Li
2
O+Na
2
O+K
2
O]が13.00~15.69%であり、
Li
2
O、Na
2
O、およびK
2
Oの合計含有量に対するLi
2
Oの含有量の質量比[Li
2
O/(Li
2
O+Na
2
O+K
2
O)]が0.34~0.41であり、
Li
2
続きを表示(約 370 文字)
【請求項2】
比重dが3.32以上3.51以下である、請求項1に記載の光学ガラス。
【請求項3】
SiO
2
、Nb
2
O
5
、ZrO
2
、およびアルカリ金属酸化物を含み、
アッベ数νdが25.20を超え29.00以下であり、
屈折率ndが1.80000以上1.85000以下であり、
大気中でガラス転移温度Tgより50℃高い温度[Tg+50℃]にて10分間加熱後、該ガラス転移温度Tgより240℃高い温度[Tg+240℃]で10分間加熱したときに析出する、最大径が1μm以上である結晶の数密度が2000個/kg以下である、光学ガラス。
【請求項4】
請求項1~3のいずれか1項に記載の光学ガラスからなる光学素子。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、光学ガラスおよび光学素子に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
光学系の設計において、高屈折率高分散性の光学ガラスは、色収差を補正し、光学系を高機能化、コンパクト化する上で利用価値が高い。
【0003】
光学系で使用されるこのような光学ガラスの製造方法として、ガラスを再加熱して成形する、リヒートプレス製法が挙げられる。この製法において、SiおよびNbを含むSi-Nb系の高屈折率高分散性光学ガラスでは、再加熱の際に分相が生じやすい。分相が生じると、再加熱時のガラスの流動性が悪くなって所望の形状に成形できないことがある。また、この分相は、結晶の析出の原因となる。すなわち、SiおよびNbを含むSi-Nb系の高屈折率高分散性光学ガラスでは、再加熱の際に結晶が析出しやすい。再加熱の際に析出した結晶は、光学ガラスにおける失透の起点となる。したがって、再加熱の際に結晶の析出が抑制された、Si-Nb系の高屈折率高分散性光学ガラスが求められている。
【0004】
また、光学系の設計において、一次の色収差の補正は、異なるアッベ数を有する二種類のレンズを組合せて行われる。そのため、所望のアッベ数および屈折率を有する光学ガラスが要求される。
【0005】
特許文献1、2には、Si-Nb系の高屈折率高分散性光学ガラスが開示されている。しかし、いずれのガラスもアッベ数および屈折率の観点から、色収差の補正にはさらなる改善が求められる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2019-64898号公報
特開2020-7214号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、このような実状に鑑みてなされ、所望のアッベ数νdおよび屈折率ndを有し、色収差補正に好適な光学ガラスおよび光学素子を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の要旨は以下のとおりである。
【0009】
〔1〕 アッベ数νdが25.20を超え29.00以下であり、
屈折率ndが1.80000以上1.85000以下であり、
質量%表示で、
SiO
2
の含有量が20~30%であり、
Nb
2
O
5
の含有量が35~55%であり、
Nb
2
O
5
の含有量に対するSiO
2
の含有量の質量比[SiO
2
/Nb
2
O
5
]が0.47~0.66であり、
SiO
2
およびNb
2
O
5
の合計含有量[SiO
2
+Nb
2
O
5
]が60~75%であり、
SiO
2
の含有量に対するB
2
O
3
の含有量の質量比[B
2
O
3
/SiO
2
]が0.00~0.07であり、
Li
2
Oの含有量が6.20%以下であり、
K
2
Oの含有量が0.62%以上であり、
Li
2
O、Na
2
O、およびK
2
Oの合計含有量[Li
2
O+Na
2
O+K
2
O]が13.00~15.69%であり、
Li
2
O、Na
2
O、およびK
2
Oの合計含有量に対するLi
2
Oの含有量の質量比[Li
2
O/(Li
2
O+Na
2
O+K
2
O)]が0.34~0.41であり、
Li
2
【0010】
〔2〕 比重dが3.32以上3.51以下である、〔1〕に記載の光学ガラス。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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