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公開番号
2025090011
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-16
出願番号
2024198229
出願日
2024-11-13
発明の名称
ガラス繊維の製造装置及び製造方法
出願人
日本電気硝子株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C03B
37/035 20060101AFI20250609BHJP(ガラス;鉱物またはスラグウール)
要約
【課題】回転コレットに形成されるケーキの品質低下を防止する。
【解決手段】ガラス繊維の製造装置1に係る押込部材11は、巻回部9a側から仮巻回部8c側に向かう移動方向H1に沿って移動可能に構成される。押込部材11は、移動方向H1に沿う移動中においてガラス繊維GF1に交差するように接触する第一棒状部12を備える。第一棒状部12は、平面視において、回転コレット8aから離れるに従って押込部材11の移動方向H1の上流側に向かって傾斜するように延びる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
ガラス繊維を巻き取る巻回部と、前記巻回部の側方に同軸に設けられる仮巻回部と、を備える回転コレットと、
前記回転コレットの前記巻回部に導かれる前記ガラス繊維を前記仮巻回部に移動させる押込部材と、を備えるガラス繊維の製造装置であって、
前記押込部材は、前記巻回部側から前記仮巻回部側に向かう移動方向に沿って移動可能に構成され、
前記押込部材は、前記移動方向に沿う移動中において前記ガラス繊維に交差するように接触する第一棒状部を備え、
前記第一棒状部は、平面視において、前記回転コレットから離れるに従って前記押込部材の前記移動方向の上流側に向かって傾斜するように延びる、ガラス繊維の製造装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記第一棒状部は、平面視において、前記押込部材の前記移動方向に直交する方向に対して、5°~30°傾斜している、請求項1に記載のガラス繊維の製造装置。
【請求項3】
前記押込部材は、前記移動方向に沿って延びる本体部を備え、
前記第一棒状部は、前記本体部の先端部に接続される、請求項1又は2に記載のガラス繊維の製造装置。
【請求項4】
前記押込部材は、前記第一棒状部の上方に配置されるとともに前記ガラス繊維に交差するように接触する第二棒状部を備え、
前記第二棒状部は、平面視において、前記押込部材の前記移動方向に直交する方向に沿って延びる、請求項1又は2に記載のガラス繊維の製造装置。
【請求項5】
前記押込部材は、前記移動方向に沿って延びる本体部と、前記第一棒状部と前記第二棒状部とを接続する第三棒状部と、を備え、
前記第一棒状部は、前記本体部に近い位置にある第一端部と、前記第一端部よりも前記本体部から離れた位置にある第二端部と、を備え、
前記第二棒状部は、前記本体部に接続される第一端部と、平面視において、前記第一棒状部の前記第一端部よりも前記本体部から離れた位置にある第二端部と、を備え、
前記第三棒状部は、前記第一棒状部の第一端部と、前記第二棒状部の前記第二端部とを接続する、請求項4に記載のガラス繊維の製造装置。
【請求項6】
前記第二棒状部の前記第一端部は、前記本体部の先端部に接続される、請求項5に記載のガラス繊維の製造装置。
【請求項7】
ガラス繊維を回転コレットに巻回してケーキを形成する巻回工程と、前記回転コレットを交換する交換工程と、備える、ガラス繊維の製造方法であって、
前記回転コレットは、前記ガラス繊維を巻き取る巻回部と、前記巻回部の側方に同軸に設けられる仮巻回部と、を備え、
前記交換工程は、前記回転コレットの前記巻回部に導かれる前記ガラス繊維に押込部材を押し当てて前記ガラス繊維を前記仮巻回部に移動させる移動工程を備え、
前記押込部材は、前記巻回部側から前記仮巻回部側に向かう移動方向に沿って移動可能に構成され、
前記押込部材は、平面視において、前記ガラス繊維に対して前記回転コレットから離れる方向に応力をかける、ガラス繊維の製造方法。
【請求項8】
前記押込部材は、前記移動工程において前記ガラス繊維に交差するように接触する第一棒状部を備え、
前記第一棒状部は、平面視において、前記回転コレットから離れるに従って前記移動工程における前記押込部材の前記移動方向の上流側に向かって傾斜するように延びる、請求項7に記載のガラス繊維の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ガラス繊維を製造する装置及び方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示されるガラス繊維の製造方法では、先ず、ガラス溶融炉によって生成した溶融ガラスをブッシングに流入させる。その後、ブッシングに設けられた多数のブッシングノズルから溶融ガラスを吐出させる。吐出された溶融ガラスは、冷却されて繊維状のガラス繊維となる。
【0003】
次に、ガラス繊維に集束剤を塗布し、複数のガラス繊維をギャザリングシュー等により束ねてストランドを構成する。ストランドは、回転コレットを備える巻取装置によって巻き取られることで、ケーキとなる。このケーキを加工して、ガラスチョップドストランドやガラスロービング等の各種ガラス繊維製品が製造される(同文献の段落0002参照)。
【0004】
巻取装置は、複数の回転コレットを回転させることで、複数のケーキを同時に形成することができる。回転コレットへのガラス繊維(ストランド)の巻き取りが終了すると、当該回転コレットを空の回転コレットに交換し、巻き取りを終えた回転コレットからケーキを回収する作業が行われる。
【0005】
具体的には、ケーキが形成された回転コレットを退避位置に移動させるとともに、退避位置で待機していた空の回転コレットを巻回位置に移動させる。その後、退避位置に移動した回転コレットからケーキが抜き取られる。
【0006】
回転コレットにガラス繊維を巻回して形成されたケーキには、ギャザリングシューから導かれるガラス繊維がまだ繋がった状態となっている。そこで、回転コレットの同軸側方に仮巻回部を設け、回転コレットからケーキを取り外す前に、ギャザリングシューからケーキに繋がるガラス繊維を仮巻回部に集める。その状態で、ガラス繊維をまとめて切断する(同文献の段落0003参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2013-245138号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
上記のような従来のガラス繊維の製造方法では、巻取装置によって同時に複数のケーキを形成する場合に、ケーキの一部が変形し、又は損傷するおそれがあった。この点について、図13を参照しながら説明する。
【0009】
図13は、ギャザリングシューGSによって導かれたガラス繊維(ストランド)GF1,GF2を巻き取る巻取装置WDを示している。
【0010】
巻取装置WDは、回転駆動されるシャフトSHと、シャフトSHに装着される回転コレットRC1,RC2,ARCと、回転コレットRC1,RC2にガラス繊維GF1,GF2を案内するガイドG1,G2と、回転コレットRC1,RC2を交換する際に、ガラス繊維GF1,GF2を移動させる押込部材OWRと、を備える。
(【0011】以降は省略されています)
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