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公開番号
2025085427
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-05
出願番号
2023199300
出願日
2023-11-24
発明の名称
車両用合わせガラスの製造方法及び車両
出願人
AGC株式会社
代理人
弁理士法人志賀国際特許事務所
,
個人
,
個人
主分類
C03C
27/12 20060101AFI20250529BHJP(ガラス;鉱物またはスラグウール)
要約
【課題】外観上の品質を維持しつつ、歩留りを向上させた車両用合わせガラスの製造方法を提供する。
【解決手段】本発明に係る車両用合わせガラスの製造方法は、第1ガラス板と、第2ガラス板とが中間膜によって接合された車両用合わせガラスの製造方法であって、第1曲率を少なくとも一部に含む前記第1ガラス板と、前記第1曲率よりも大きい第2曲率を少なくとも一部に含む前記第2ガラス板とを前記中間膜を介して貼り合わせる貼り合わせ工程を含み、前記貼り合わせ工程は、前記第1ガラス板と前記第2ガラス板とを前記中間膜を介して貼り合わせる際に、前記第2曲率が小さくなるように前記第2ガラス板を変形させ、前記第2ガラス板の主面の外周に周方向に沿って引張応力を生じさせる。
【選択図】図9
特許請求の範囲
【請求項1】
第1ガラス板と、第2ガラス板とが中間膜によって接合された車両用合わせガラスの製造方法であって、
第1曲率を少なくとも一部に含む前記第1ガラス板と、前記第1曲率よりも大きい第2曲率を少なくとも一部に含む前記第2ガラス板とを前記中間膜を介して貼り合わせる貼り合わせ工程を含み、
前記貼り合わせ工程は、前記第1ガラス板と前記第2ガラス板とを前記中間膜を介して貼り合わせる際に、前記第2曲率が小さくなるように前記第2ガラス板を変形させ、前記第2ガラス板の主面の外周に周方向に沿って引張応力を生じさせる、車両用合わせガラスの製造方法。
続きを表示(約 800 文字)
【請求項2】
前記第1ガラス板及び前記第2ガラス板の矢高が、90mm以上である、請求項1に記載の車両用合わせガラスの製造方法。
【請求項3】
前記第2ガラス板の曲率半径が、前記第1ガラス板の曲率半径よりも1mm以上小さい、請求項1又は2に記載の車両用合わせガラスの製造方法。
【請求項4】
前記中間膜の厚さが、2.0mm以下である、請求項1又は2に記載の車両用合わせガラスの製造方法。
【請求項5】
前記第1ガラス板の厚さが、前記第2ガラス板の厚さよりも厚い、請求項1又は2に記載の車両用合わせガラスの製造方法。
【請求項6】
前記第1ガラス板の厚さが、1.1mm~6.0mmであり、
前記第2ガラス板の厚さが、0.5mm~3.5mmである、請求項1又は2に記載の車両用合わせガラスの製造方法。
【請求項7】
前記第1ガラス板及び前記第2ガラス板の弧長に対する中心角が、110°以上である、請求項1又は2に記載の車両用合わせガラスの製造方法。
【請求項8】
前記第1ガラス板の厚さと前記第2ガラス板の厚さとの差が、0.7mm以下である、請求項1又は2に記載の車両用合わせガラスの製造方法。
【請求項9】
前記第1ガラス板と前記第2ガラス板とを貼り合わせる前の前記第1ガラス板と前記第2ガラス板との間の最大間隔が、2.7mm以下である、請求項1又は2に記載の車両用合わせガラスの製造方法。
【請求項10】
前記第1ガラス板及び前記第2ガラス板のいずれか一方と前記中間膜との間に、平面視における前記第1ガラス板及び前記第2ガラス板の周縁を覆うように遮蔽層を設ける、請求項1又は2に記載の車両用合わせガラスの製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用合わせガラスの製造方法及び車両に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
自動車のような車両、航空機、建築物等用の窓ガラスには、遮音性が高く、破損時の飛散が少なく、飛翔物が貫通し難い等の利点を有する合わせガラスが用いられている。合わせガラスは、一般に、一対のガラス板を、中間膜を介して貼り合わせることにより構成されている。
【0003】
このような合わせガラスとして、例えば、特許文献1には、一対のガラス板の間に第一の中間層及び第二の中間層からなる2つの中間層を配置した車両用合わせガラスが開示されている。
【0004】
特許文献2には、第1曲率を有する第1ガラス板と、第1曲率よりも低い第2曲率を有する第2ガラス板とを中間膜によって接合された車両用合わせガラスの製造方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2022-128738号公報
国際公開第2022/224908号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、一対のガラス板は、用途等に応じて、様々な曲面形状を持つように成形されている。そのため、一対のガラス板の湾曲具合及び形状等によっては、中間膜を介して一対のガラス板を貼り合わせる際、ガラス板の主面に割れや外観不良が生じる等、貼り合わせ不良が生じる場合があり、合わせガラスの製造の歩留りが低下するという問題があった。
【0007】
本発明の一態様は、外観上の品質を維持しつつ、歩留りを向上させた車両用合わせガラスの製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様は、
第1ガラス板と、第2ガラス板とが中間膜によって接合された車両用合わせガラスの製造方法であって、
第1曲率を少なくとも一部に含む前記第1ガラス板と、前記第1曲率よりも大きい第2曲率を少なくとも一部に含む前記第2ガラス板とを前記中間膜を介して貼り合わせる貼り合わせ工程を含み、
前記貼り合わせ工程は、前記第1ガラス板と前記第2ガラス板とを前記中間膜を介して貼り合わせる際に、前記第2曲率が小さくなるように前記第2ガラス板を変形させ、前記第2ガラス板の主面の外周に周方向に沿って引張応力を生じさせる、車両用合わせガラスの製造方法である。
【発明の効果】
【0009】
本発明の一態様に係る車両用合わせガラスの製造方法によれば、外観上の品質を維持しつつ、歩留りを向上できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の第1の実施形態に係る車両用合わせガラスの製造方法により得られる車両用合わせガラスを備えた自動車の正面図である。
図1に示す車両用合わせガラスの平面図である。
図1に示す車両用合わせガラスの部分断面図である。
車外側ガラス板及び車内側ガラス板の矢高、中心角、曲率半径の説明図である。
車外側ガラス板と車内側ガラス板が中間膜を介して貼り合わされている状態で車内側ガラス板の外周に引張応力が生じる状態を示す説明図である。
車外側ガラス板と車内側ガラス板が中間膜を介して貼り合わされている状態で車外側ガラス板の外周に引張応力が生じる状態を示す説明図である。
本発明の第1の実施形態に係る車両用合わせガラスの製造方法の一例を示すフローチャートである。
平板状ガラス板準備工程(ステップS11)の一例を示すフローチャートである。
貼り合わせ工程(ステップS13)の一例を示す説明図である。
貼り合わせ工程(ステップS13)の他の一例を示す説明図である。
本発明の第2の実施形態に係る車両用合わせガラスの製造方法により得られる車両用合わせガラスの平面図である。
図11に示す車両用合わせガラスの部分断面図である。
本発明の第2の実施形態に係る車両用合わせガラスの製造方法の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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