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公開番号2025081214
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-27
出願番号2024135862
出願日2024-08-16
発明の名称光学ガラスおよび光学素子
出願人HOYA株式会社,豪雅光電科技(威海)有限公司
代理人弁理士法人特許事務所サイクス
主分類C03C 3/068 20060101AFI20250520BHJP(ガラス;鉱物またはスラグウール)
要約【課題】熱的安定性に優れる光学ガラスを提供すること。
【解決手段】質量基準で、La2O3含有量が43.40%以上65.00%以下、(SiO2+B2O3)が19.60%以下、(TiO2+Nb2O5+WO3+Ta2O5)が20.00%以下、(SiO2/B2O3)が0.168以上1.510以下、(Ln2O3/B2O3)が5.100以上、(Ln2O3-Nb2O5-ZrO2-TiO2-WO3-Ta2O5)が34.20%以上、(TiO2/(SiO2+B2O3))が0.081以上、((Nb2O5+ZrO2+WO3)/TiO2)が2.010以上、かつ(Ln2O3/(Ln2O3+SiO2+B2O3))が0.457x+0.396以上であり、xは、(Ln2O3/(Nb2O5+TiO2+WO3+Ln2O3))である光学ガラス。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
質量基準で、
La



含有量が43.40%以上65.00%以下、
SiO

とB



との合計含有量(SiO

+B



)が19.60%以下、
TiO

、Nb



、WO

およびTa



の合計含有量(TiO

+Nb



+WO

+Ta



)が20.00%以下、




含有量に対するSiO

含有量の質量比(SiO

/B



)が0.168以上1.510以下、
希土類酸化物(La



、Gd



、Y



およびYb



)をLn



と表記し、
Ln



含有量は、La



、Gd



、Y



続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
SiO

とB



との合計含有量に対するNb



含有量の質量比(Nb



/(SiO

+B



))が0.200以上0.900以下である、請求項1に記載の光学ガラス。
【請求項3】
Nb



、TiO

およびWO

の合計含有量に対するNb



含有量の質量比(Nb



/(Nb



+TiO

+WO

))が0.200以上1.000以下である、請求項1に記載の光学ガラス。
【請求項4】
Ta



含有量が0.00%以上15.00%以下である、請求項1に記載の光学ガラス。
【請求項5】
La



とGd



との合計含有量に対するLa



とY



との合計含有量の質量比((La



+Y



)/(La



+Gd



))が0.500以上1.500以下である、請求項1に記載の光学ガラス。
【請求項6】
屈折率ndが1.89000以上2.05000以下であり、かつ
アッベ数νdが25.00以上45.00以下である、請求項1に記載の光学ガラス。
【請求項7】
比重が5.30以下である、請求項1に記載の光学ガラス。
【請求項8】
ガラス転移温度Tgが800℃以下である、請求項1に記載の光学ガラス。
【請求項9】
液相温度が1400℃以下である、請求項1に記載の光学ガラス。
【請求項10】
SiO

とB



との合計含有量に対するNb



含有量の質量比(Nb



/(SiO

+B



))が0.200以上0.900以下であり、
Nb



、TiO

およびWO

の合計含有量に対するNb



含有量の質量比(Nb



/(Nb



+TiO

+WO

))が0.200以上1.000以下であり、
Ta



含有量が0.00%以上15.00%以下であり、
La



とGd



との合計含有量に対するLa



とY



との合計含有量の質量比((La



+Y



)/(La



+Gd



))が0.500以上1.500以下であり、
屈折率ndが1.89000以上2.05000以下であり、
アッベ数νdが25.00以上45.00以下であり、
比重が5.30以下であり、
ガラス転移温度Tgが800℃以下であり、かつ
液相温度が1400℃以下である、請求項1に記載の光学ガラス。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、光学ガラスおよび光学素子に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
光学ガラスは、レンズ等の光学素子用材料として有用である(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-253013号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
光学ガラスに望まれる物性としては、熱的安定性に優れることが挙げられる。熱的安定性に優れるガラスは、ガラスの成形性維持の観点から望ましい。
【0005】
本発明の一態様は、熱的安定性に優れる光学ガラスを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様は、以下の通りである。
[1]質量基準で、
La



含有量が43.40%以上65.00%以下、
SiO

とB



との合計含有量(SiO

+B



)が19.60%以下、
TiO

、Nb



、WO

およびTa



の合計含有量(TiO

+Nb



+WO

+Ta



)が20.00%以下、




含有量に対するSiO

含有量の質量比(SiO

/B



)が0.168以上1.510以下、
希土類酸化物(La



、Gd



、Y



およびYb



)をLn



と表記し、
Ln



含有量は、La



、Gd



、Y

【発明の効果】
【0007】
本発明の一態様によれば、熱的安定性に優れる光学ガラスを提供できる。また、本発明の一態様によれば、かかる光学ガラスからなる光学素子も提供できる。
【発明を実施するための形態】
【0008】
[光学ガラス]
<ガラス組成>
本発明および本明細書では、ガラス組成を、酸化物基準のガラス組成で表示する。ここで「酸化物基準のガラス組成」とは、ガラス原料が熔融時にすべて分解されてガラス中で酸化物として存在するものとして換算することにより得られるガラス組成をいうものとする。また、特記しない限り、ガラス組成は質量基準(質量%、質量比)で表示するものとする。
本発明および本明細書におけるガラス組成は、例えばICP-AES(Inductively Coupled Plasma-Atomic Emission Spectrometry)等の方法により求めることができる。定量分析は、ICP-AESを用い、各元素別に行われる。その後、分析値は酸化物表記に換算される。ICP-AESによる分析値は、例えば、分析値の±5%程度の測定誤差を含んでいることがある。したがって、分析値から換算された酸化物表記の値についても、同様に±5%程度の誤差を含んでいることがある。
また、本発明および本明細書において、構成成分の含有量が0.0%または含まないもしくは導入しないとは、この構成成分を実質的に含まないことを意味し、この構成成分の含有量が不純物レベル程度以下であることを指す。不純物レベル程度以下とは、例えば、0.01%未満であることを意味する。
【0009】
以下、上記光学ガラス(単に「ガラス」とも記載する。)のガラス組成について、更に詳細に説明する。
【0010】
SiO

およびB



は、熱的安定性を向上させる働きをする成分である。
SiO

とB



との合計含有量(SiO

+B



)は、ガラスの高屈折率化の維持の観点から、19.60%以下であり、19.50%以下であることが好ましく、19.40%以下、19.30%以下、19.20%以下、19.10%以下、19.00%以下、18.90%以下、18.80%以下、18.70%以下、18.60%以下、18.50%以下、18.40%以下、18.30%以下、18.20%以下、18.10%以下、18.00%以下、17.90%以下、17.80%以下、17.70%以下、17.60%以下、17.50%以下、17.40%以下、17.30%以下、17.20%以下、17.10%以下、17.00%以下の順により好ましい。
ガラスの熱的安定性の維持の観点からは、合計含有量(SiO

+B



)は、5.00%以上であることが好ましく、5.50%以上、6.00%以上、6.50%以上、7.00%以上、7.50%以上、8.00%以上、8.50%以上、9.00%以上、9.50%以上、10.00%以上、10.50%以上の順により好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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