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公開番号2025077279
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-19
出願番号2023189353
出願日2023-11-06
発明の名称ガラス繊維の製造装置、及びガラス繊維の製造方法
出願人日本電気硝子株式会社
代理人個人,個人
主分類C03B 37/12 20060101AFI20250512BHJP(ガラス;鉱物またはスラグウール)
要約【課題】ギャザリングシューでの摩擦の増大を抑制可能としたガラス繊維の製造装置を提供する。
【解決手段】ガラス繊維の製造装置11は、複数のガラスフィラメントFが下方に引き出されるブッシング12と、複数のガラスフィラメントFに集束剤を塗布するアプリケータ13と、複数のガラスフィラメントFを集束させてガラスストランドSを形成するギャザリングシュー14と、ギャザリングシュー14に水を供給する水供給装置16とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数のガラスフィラメントが下方に引き出されるブッシングと、
前記複数のガラスフィラメントに集束剤を塗布するアプリケータと、
前記複数のガラスフィラメントを集束させてガラスストランドを形成するギャザリングシューと、
を備えたガラス繊維の製造装置であって、
前記ギャザリングシューに水を供給する水供給装置を備える、ガラス繊維の製造装置。
続きを表示(約 350 文字)【請求項2】
前記水供給装置は、粒状の水を噴射する噴射ノズルを有する、請求項1に記載のガラス繊維の製造装置。
【請求項3】
前記噴射ノズルは、水と気体とを混合して噴射する混合流体ノズルである、請求項2に記載のガラス繊維の製造装置。
【請求項4】
前記水供給装置は、前記ギャザリングシューの上部に設置されており、水を収集して前記ギャザリングシューに案内する案内部材を有する、請求項1に記載のガラス繊維の製造装置。
【請求項5】
複数のガラスフィラメントをギャザリングシューにより集束させてガラスストランドを形成する集束工程を備えた、ガラス繊維の製造方法であって、
前記集束工程で、前記ギャザリングシューに水を供給する、ガラス繊維の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ガラス繊維の製造装置、及びガラス繊維の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ガラス繊維の製造装置としては、複数のガラスフィラメントが下方に引き出されるブッシングと、複数のガラスフィラメントに集束剤を塗布するアプリケータと、ギャザリングシューとを備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。ギャザリングシューは、複数のガラスフィラメントを集束させてガラスストランドを形成する。このガラスストランドは、コレットに巻き取られることでケーキを構成することになる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-137222号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記のようなガラス繊維の製造装置では、ギャザリングシューで複数のガラスフィラメントを集束させる際にガラスフィラメントが絞られることによってギャザリングシューの部位で水分が不足する場合がある。これにより、ギャザリングシューでの摩擦が増大してしまうという問題があった。このことは、例えば、ガラスストランドに傷や毛羽を発生させる原因となる。
【0005】
本発明の目的は、ギャザリングシューでの摩擦の増大を抑制可能としたガラス繊維の製造装置、及びガラス繊維の製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
[1]上記課題を解決するガラス繊維の製造装置は、複数のガラスフィラメントが下方に引き出されるブッシングと、前記複数のガラスフィラメントに集束剤を塗布するアプリケータと、前記複数のガラスフィラメントを集束させてガラスストランドを形成するギャザリングシューと、を備えたガラス繊維の製造装置であって、前記ギャザリングシューに水を供給する水供給装置を備える。
【0007】
同構成によれば、水供給装置によって、ギャザリングシューに水が供給されるため、ギャザリングシューでの水分不足が抑制される。よって、ギャザリングシューで摩擦が増大してしまうことが抑制される。よって、ガラスストランドに傷や毛羽が発生することが抑制される。
【0008】
[2]上記[1]に記載のガラス繊維の製造装置において、前記水供給装置は、粒状の水を噴射する噴射ノズルを有することが好ましい。
同構成によれば、水供給装置は、粒状の水を噴射する噴射ノズルを有するため、例えば、ホース等で水を供給する場合に比べて、狙った部位に水を吹き付け易くなる。
【0009】
[3]上記[2]に記載のガラス繊維の製造装置において、前記噴射ノズルは、水と気体とを混合して噴射する混合流体ノズルであることが好ましい。
同構成によれば、噴射ノズルは、水と気体とを混合して噴射する混合流体ノズルであるため、混合流体ノズルから小さい粒径の水を気体と共に勢い良く噴射することができる。よって、狙った部位に水を良好に供給することができる。また、噴射された小さい粒径の水は気化しやすく、ギャザリングシュー周辺の雰囲気温度、ひいてはギャザリングシュー自体の温度上昇を抑えることができ、結果としてギャザリングシューでの集束剤のガムアップの発生を抑制できる。
【0010】
[4]上記[1]から上記[3]のいずれか1つに記載のガラス繊維の製造装置において、前記水供給装置は、前記ギャザリングシューの上部に設置されており、水を収集して前記ギャザリングシューに案内する案内部材を有することが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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