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公開番号2025062723
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-15
出願番号2023171928
出願日2023-10-03
発明の名称コレット
出願人BIG DAISHOWA株式会社,大昭和精機株式会社
代理人弁理士法人R&C
主分類B23B 31/20 20060101AFI20250408BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約【課題】切削工具の振れを抑制できるコレットを提供する。
【解決手段】コレット30は、軸心AXを中心に回転する切削工具Tとともに、軸心AXに対して同軸心にホルダ本体によって保持される。コレット30は、切削工具Tの一部を収容し、外周面321Gが締め付けられることによりホルダ本体に保持される円筒状の保持部32と、切削工具Tを保持部32に固定するために切削工具Tと保持部32との間に配置される固定部材60が嵌る嵌合孔32Hと、外周面321Gから径方向内側DR1に向けて窪み、嵌合孔32Hに対して軸心AXを中心とする点対称となる位置に配置される孔対向部331と、を備え、保持部32の径方向DRに沿って視たときに、孔対向部331の面積は、嵌合孔32Hの面積以上である。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
軸心を中心に回転する切削工具とともに、前記軸心に対して同軸心にホルダ本体によって保持されるコレットであって、
前記切削工具の一部を収容し、外周面が締め付けられることにより前記ホルダ本体に保持される円筒状の保持部と、
前記切削工具を前記保持部に固定するために前記切削工具と前記保持部との間に配置される固定部材が嵌る嵌合孔と、
前記外周面から径方向内側に向けて窪み、前記嵌合孔に対して前記軸心を中心とする点対称となる位置に配置される孔対向部と、を備え、
前記保持部の径方向に沿って視たときに、前記孔対向部の面積は、前記嵌合孔の面積以上である、コレット。
続きを表示(約 670 文字)【請求項2】
前記孔対向部の前記軸心に沿う方向の長さは、前記嵌合孔の前記軸心に沿う方向の長さ以上である、請求項1に記載のコレット。
【請求項3】
前記径方向内側に向けて窪み、前記嵌合孔を含むように配置された孔包含部を更に備える、請求項1又は2に記載のコレット。
【請求項4】
前記孔対向部と前記孔包含部とは、前記保持部の周方向でつながって、一つの窪みを構成する請求項3に記載のコレット。
【請求項5】
前記孔対向部と前記孔包含部とは、前記保持部の周方向で離間している、請求項3に記載のコレット。
【請求項6】
前記保持部の周方向における前記孔対向部の両端がなす中心角は、周方向における前記嵌合孔の両端がなす角度以上である、請求項5に記載のコレット。
【請求項7】
軸心を中心に回転する切削工具とともに、前記軸心に対して同軸心にホルダ本体によって保持されるコレットであって、
前記切削工具の一部を収容し、外周面が締め付けられることにより前記ホルダ本体に保持される円筒状の保持部と、
前記切削工具を前記保持部に固定するために前記切削工具と前記保持部との間に配置される固定部材が嵌る嵌合孔と、
前記ホルダ本体と前記外周面との間に隙間を形成し、前記嵌合孔に対して前記軸心を中心とする点対称となる位置に配置される隙間部と、を備え、
前記保持部の径方向に沿って視たときに、前記隙間部の面積は、前記嵌合孔の面積以上である、コレット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コレットに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
切削工具を保持する構造に関する様々な技術として、例えば、特許文献1には、切削工具をフライス盤、ボール盤等に取り付けるためのエンドミルアダプタが開示されている。上記のエンドミルアダプタは、フライス盤、ボール盤等に取り付けられるテーパシャンクと、切削工具(特許文献1ではエンドミル)のシャンクを内側に収容するコレットと、切削工具のシャンクに形成されたノッチと、コレットに形成されたウェッジアパーチャとの間に配置されるウェッジと、コレットを半径方向に圧縮するロックナットとを含み、ノッチとウェッジアパーチャとの間にウェッジが配置されたコレットがロックナットで締め付けられることにより、切削工具がコレットに対して回転不能に拘束される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表平9-500336号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示されるように、切削工具との間にウェッジが配置される孔を有するコレットは、ロックナットによって締め付けられると、その締め付け力によって変形し、結果、切削工具に振れが生じるという課題がある。
【0005】
このような理由から、切削工具の振れを抑制できるコレットが望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係るコレットの特徴は、軸心を中心に回転する切削工具とともに、前記軸心に対して同軸心にホルダ本体によって保持されるコレットであって、前記切削工具の一部を収容し、外周面が締め付けられることにより前記ホルダ本体に保持される円筒状の保持部と、前記切削工具を前記保持部に固定するために前記切削工具と前記保持部との間に配置される固定部材が嵌る嵌合孔と、前記外周面から径方向内側に向けて窪み、前記嵌合孔に対して前記軸心を中心とする点対称となる位置に配置される孔対向部と、を備え、前記保持部の径方向に沿って視たときに、前記孔対向部の面積は、前記嵌合孔の面積以上である点にある。
【0007】
本構成によると、孔対向部に作用する締め付け力を低減することができる。これにより、嵌合孔と孔対向部とに作用する締め付け力のバランスの改善によりコレットの変形が抑制され、切削工具の振れを抑制することができる。
【0008】
他の特徴として、前記孔対向部の前記軸心に沿う方向の長さは、前記嵌合孔の前記軸心に沿う方向の長さ以上であってもよい。
【0009】
本構成によると、孔対向部の軸心に沿う方向の長さが、嵌合孔の軸心に沿う方向の長さ以上であることから、例えば、嵌合孔の周辺に撓みが生じることを抑制することができる。
【0010】
他の特徴として、前記径方向内側に向けて窪み、前記嵌合孔を含むように配置された孔包含部を更に備えてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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