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公開番号2024135501
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-04
出願番号2023046218
出願日2023-03-23
発明の名称歯車素材
出願人株式会社ゴーシュー
代理人個人,個人
主分類B21K 1/30 20060101AFI20240927BHJP(本質的には材料の除去が行なわれない機械的金属加工;金属の打抜き)
要約【課題】小モジュールの2段歯車を冷間鍛造により、低コストで製造することができるようにした歯車素材を提供すること。
【解決手段】2段歯車を製造するための歯車素材であって、冷間鍛造により成形された、外径φ20~30mm、厚さ5~10mmの第一の円柱部1と、それより直径の小さい外径φ20~30mm、厚さ5~10mmの第二の円柱部2と、第一の円柱部1及び第二の円柱部2の外周面に形成されたモジュールが0.2~1.0の歯形31、32と、その両端面に形成された窪み形状の軸穴41、42とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
外径φ20~30mm、厚さ5~10mmの第一のリング部と、それより直径の小さい外径φ20~30mm、厚さ5~10mmの第二のリング部とが、中心軸を同一にして一体となり、かつ、第一のリング部及び第二のリング部の外周面に、歯形が形成されてなる2段歯車を製造するための歯車素材であって、前記歯車素材が、冷間鍛造により成形された、外径φ20~30mm、厚さ5~10mmの第一の円柱部と、それより直径の小さい外径φ20~30mm、厚さ5~10mmの第二の円柱部と、第一の円柱部及び第二の円柱部の外周面に形成された歯形とを備えてなることを特徴とする歯車素材。
続きを表示(約 130 文字)【請求項2】
前記歯車素材は、その両端面に形成された窪み形状の軸穴を備えてなることを特徴とする請求項1に記載の歯車素材。
【請求項3】
前記歯形のモジュールが、0.2~1.0であることを特徴とする請求項1又は2に記載の歯車素材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、歯車素材に関し、特に、小モジュールの2段歯車を製造するための歯車素材に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
外周面に歯形を形成してなる歯車を成形するに当たっては、ホブ盤、シェービング盤などの切削加工装置による切削加工を繰り返して行うのが一般的である。しかしながら、小モジュール(本明細書において、1.0以下のモジュールを、「小モジュール」という。)になると、ホブ加工用の特殊な工具の製作が必要となるため、通常、ギヤシェーパによる切削加工が用いられるが、この場合、サイクルタイムが長くなり、コスト高になるという問題があった。
【0003】
また、小モジュールの2段歯車を製造する場合、小さい直径(大径)の歯形を加工する際に、工具が、大きい直径(大径)の歯形に干渉するため、ホブ加工が難しく、そこで、異なった直径(大径)の歯形を持つ歯車を別々に製作し、後からすき間嵌めや中間嵌めにより嵌合する方法が採用されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
一方、最近、歯車の製造工程の合理化を図るために、粗加工に冷間鍛造方法を採用することが試みられている。冷間鍛造により歯車を成形するには、ダイスの内部に素材を配置し、その軸方向の両側からパンチとダイスリーブにより加圧する。そして、ダイスの内部に形成した成形面の形状を素材の外周面に転写して歯車の成形を行う方法が採用されている(例えば、特許文献2参照。)。
【0005】
しかしながら、小モジュールの2段歯車を同時に成形しようとすると、モジュールが大きい歯車を成形する場合に比べて、成形金型内に材料が充満しやすく、これにより、材料が軸方向に流れるため、歯面にキズが発生したり、分割面にバリが発生したりすることが多いという問題があった。
さらに、2段歯車の1段のみを冷間鍛造で成形する場合は、大きい直径(大径)の歯形の成形に限られ、小さい直径(大径)の歯形はギヤシェーパなどの加工方法で加工する必要があり、著しく生産性が低下し、コスト高になるという問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2021-162036号公報
特開平5-154598号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、小モジュールの2段歯車の成形に係る従来の問題点に鑑みてなされたもので、小モジュールの2段歯車を冷間鍛造により、低コストで製造することができるようにした歯車素材を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するため、本発明の歯車素材は、外径φ20~30mm、厚さ5~10mmの第一のリング部と、それより直径の小さい外径φ20~30mm、厚さ5~10mmの第二のリング部とが、中心軸を同一にして一体となり、かつ、第一のリング部及び第二のリング部の外周面に、歯形が形成されてなる2段歯車を製造するための歯車素材であ
って、前記歯車素材が、冷間鍛造により成形された、外径φ20~30mm、厚さ5~10mmの第一の円柱部と、それより直径の小さい外径φ20~30mm、厚さ5~10mmの第二の円柱部と、第一の円柱部及び第二の円柱部の外周面に形成された歯形とを備えてなることを特徴とする。
【0009】
この場合において、前記歯車素材は、その両端面に形成された窪み形状の軸穴を備えてなることができる。
【0010】
また、前記歯形のモジュールが、0.2~1.0であることができる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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