TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025019394
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-07
出願番号2023122992
出願日2023-07-28
発明の名称圧延ロール、データ処理装置、データ処理プログラム、応力算出システム、及び応力算出方法
出願人株式会社神戸製鋼所
代理人個人,個人,個人
主分類B21B 38/08 20060101AFI20250131BHJP(本質的には材料の除去が行なわれない機械的金属加工;金属の打抜き)
要約【課題】 圧延ロールのロール表面の応力の推定精度を向上する。
【解決手段】 応力算出システム10が、圧延ロール11及びデータ処理装置30を備える。圧延ロール11が、円筒状のロール体12と、ロール体12の内部においてロール体12のひずみを測定する4つ以上のひずみ測定器20と、を備える。データ処理装置30が、4つ以上のひずみ測定器20で測定されたひずみに基づいて応力関数を決定し、応力関数の係数からロール表面12aの応力を算出するように構成されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
円筒状のロール体と、
前記ロール体の内部において前記ロール体のひずみを測定する4つ以上のひずみ測定器と、
を備える、圧延ロール。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記4つ以上のひずみ測定器が、半径方向に異なる位置に配置された4つ以上のひずみ測定器を含み、同一の方向における前記ロール体のひずみを測定するか、または
前記4つ以上のひずみ測定器が、半径方向に異なる位置に配置された2つ以上のひずみ測定器を含み、2種以上の異なる方向における前記ロール体のひずみを測定する、
請求項1に記載の圧延ロール。
【請求項3】
前記ロール体が、芯ロールと、前記芯ロールの外周側に装着されて前記ロール体の表面を形成するスリーブと、を備え、
前記ひずみ測定器が、前記スリーブに配置される、
請求項1又は2に記載の圧延ロール。
【請求項4】
前記スリーブが、軸方向に隣接する第1スリーブ及び第2スリーブを含み、
前記第1スリーブが、前記第2スリーブとの対向面の外周縁から突出して前記ロール体の前記表面を形成するリブを有し、
前記ひずみ測定器が、前記第2スリーブの前記第1スリーブとの対向面上に設けられ、前記リブよりも半径方向中心側に配置される、
請求項3に記載の圧延ロール。
【請求項5】
圧延ロールのロール体の内部に配置された4つ以上のひずみ測定器で測定されたひずみに基づいて応力関数を決定し、
前記応力関数の係数から前記ロール体の表面の応力を算出する、
ように構成されている、データ処理装置。
【請求項6】
圧延ロールのロール体の内部に配置された4つ以上のひずみ測定器で測定されたひずみに基づいて応力関数を決定する工程と、
前記応力関数の係数から前記ロール体の表面の応力を算出する工程と、
をコンピュータに実行させるための、データ処理プログラム。
【請求項7】
圧延ロール、及びデータ処理装置を備え、
前記圧延ロールが、
円筒状のロール体と、
前記ロール体の内部において前記ロール体のひずみを測定する4つ以上のひずみ測定器と、を備え、
前記データ処理装置が、
前記4つ以上のひずみ測定器で測定されたひずみに基づいて応力関数を決定し、
前記応力関数の係数から前記ロール体の表面の応力を算出する、
ように構成されている、
応力算出システム。
【請求項8】
圧延ロールのロール体の内部に配置された4つ以上のひずみ測定器で前記ロール体のひずみを測定するひずみ測定工程と、
測定されたひずみに基づいて応力関数を決定し、決定された応力関数の係数から前記ロール体の表面の応力を算出するデータ処理工程と、
を備える、応力算出方法。
【請求項9】
前記ひずみ測定工程において、半径方向における位置が異なる4か所以上において同一の方向のひずみを測定するか、または、半径方向における位置が異なる2か所以上において2種以上の異なる方向のひずみを測定する、
請求項8に記載の応力算出方法。
【請求項10】
前記データ処理工程において、前記応力関数を決定する前に、測定されたひずみをフーリエ級数展開する、
請求項8に記載の応力算出方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、圧延ロール、データ処理装置、データ処理プログラム、圧延ロール及びデータ処理装置を備える応力算出システム、並びに応力算出方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
非特許文献1は、圧延ロールの内部のひずみを計測し、計測されたひずみからロール表面の応力を推定する方法を教示している。応力の推定のため、ひずみがフーリエ級数展開される。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
Daniel Weisz-Patrault, et al., "Experimental evaluation of contact stress during cold rolling process with optical fiber Bragg gratings sensors measurements and fast inverse method", Journal of Materials Processing Technology 223: 105-123
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
非特許文献1に開示される推定結果は、滑らかな曲線で表されている。そこから、高次のフーリエ級数展開が実行されていないものと看取される。ロール表面の応力の推定においては、その推定精度に関して改善の余地がある。
【0005】
本発明は、圧延ロールのロール表面の応力の推定精度を向上することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一形態は、円筒状のロール体と、前記ロール体の内部において前記ロール体のひずみを測定する4つ以上のひずみ測定器と、を備える、圧延ロールを提供する。
【0007】
上記構成によれば、4つ以上のひずみの測定結果が得られる。多数の測定結果を用いることで、各測定結果に含まれ得るノイズを消去することが可能となる。よって、圧延ロールのロール表面の応力の推定精度が向上する。
【0008】
前記4つ以上のひずみ測定器が、半径方向に異なる位置に配置された4つ以上のひずみ測定器を含み、同一の方向における前記ロール体のひずみを測定するか、または、前記4つ以上のひずみ測定器が、半径方向に異なる位置に配置された2つ以上のひずみ測定器を含み、2種以上の異なる方向における前記ロール体のひずみを測定してもよい。
【0009】
上記構成によれば、4か所以上の異なる半径方向位置におけるひずみ、または、2か所以上の異なる半径方向位置において2種以上のひずみを測定することにより、応力の推定精度が向上する。
【0010】
前記ロール体が、芯ロールと、前記芯ロールの外周側に装着されて前記ロール体の表面を形成するスリーブと、を備え、前記ひずみ測定器が、前記スリーブに配置されてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
ハゼ折鋼板のハゼ締め装置
3か月前
株式会社プロテリアル
鍛造装置
1か月前
村田機械株式会社
プレス機械
3か月前
トヨタ自動車株式会社
金型装置
1か月前
株式会社プロテリアル
熱間鍛造用金型
4か月前
株式会社不二越
NC転造盤
2か月前
トヨタ紡織株式会社
金型装置
5か月前
株式会社ゴーシュー
歯車素材
4か月前
日伸工業株式会社
加工システム
3か月前
日産自動車株式会社
逐次成形方法
4か月前
株式会社プロテリアル
ステンレス鋼帯の製造方法
4か月前
A株式会社
接合部材、及び、骨組み構造体
4か月前
株式会社カネミツ
筒張出部形成方法
12日前
株式会社三明製作所
転造装置
22日前
株式会社吉野機械製作所
プレス機械
11日前
東洋製罐株式会社
有底筒状体加工装置
1か月前
トヨタ自動車株式会社
熱間鍛造用金型
1か月前
株式会社カネミツ
歯付円筒体形成方法
18日前
大同特殊鋼株式会社
横型鍛造装置
3か月前
ニデック株式会社
金型及び打ち抜き方法
5か月前
冨士発條株式会社
トリミング装置
4か月前
株式会社不二越
転造加工用鋼製平ダイス
3か月前
村田機械株式会社
金型交換装置及び金型検出方法
3か月前
村田機械株式会社
情報処理装置及び情報処理方法
2か月前
ニデック株式会社
金型及びプレス加工装置
5か月前
個人
日本刀の製造方法
25日前
トヨタ紡織株式会社
モータコアの製造装置
25日前
株式会社ヤマナカゴーキン
ダイセット装置
3か月前
トヨタ紡織株式会社
カシメ装置
3か月前
アイダエンジニアリング株式会社
板状部材送り装置
1か月前
株式会社TMEIC
板離れ防止システム
1か月前
株式会社佐藤精機
鍛造金型及び曲げ加工方法
4か月前
株式会社菊地機械製作所
加工装置、および加工方法
2か月前
個人
ハゼ締め装置、およびハゼ締め装置の自動動停止装置
2か月前
東芝産業機器システム株式会社
金型装置
3か月前
金田工業株式会社
はすば歯車の製造方法
1か月前
続きを見る