TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025001559
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-08
出願番号
2023101206
出願日
2023-06-20
発明の名称
弁装置
出願人
株式会社テイエルブイ
代理人
個人
,
個人
主分類
F16T
1/10 20060101AFI20241225BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】運転開始時にドレンをいち早く排出する。
【解決手段】ドレントラップ100は、弁室22が形成されたケーシング1と、弁室22に形成された第1弁孔311、弁室22に収容され、変位して第1弁孔311を開閉する第1弁体32を有する第1弁機構3と、第1弁体32に貫通形成され、第1弁機構3が閉弁状態のときに弁室22と第1弁孔311とを連通させ且つ孔径が第1弁孔311よりも小さい連通孔40、弁室22に収容され、変位して連通孔40を開閉する第2弁体42、温度に応じて第2弁体42を変位させる第2熱応動器43を有する第2弁機構4とを備え、第1弁機構3は、第1弁体32を開弁方向に付勢するバネ33をさらに有し、弁室22の圧力が所定値まで低下すると、第1弁体32がバネ33の付勢力によって変位し第1弁孔311を開放するように構成される。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
流体が流通する弁室が形成されたケーシングと、
前記弁室に形成された第1弁孔、前記弁室に収容され、変位して前記第1弁孔を開閉する第1弁体を有する第1弁機構と、
前記第1弁体に貫通形成され、前記第1弁機構が閉弁状態のときに前記弁室と前記第1弁孔とを連通させ且つ孔径が前記第1弁孔よりも小さい連通孔、前記弁室に収容され、変位して前記連通孔を開閉する第2弁体、温度に応じて前記第2弁体を変位させる第2熱応動器を有する第2弁機構とを備え、
前記第1弁機構は、前記第1弁体を開弁方向に付勢するバネをさらに有し、前記弁室の圧力が所定値まで低下すると、前記第1弁体が前記バネの付勢力によって変位し前記第1弁孔を開放するように構成されている
ことを特徴とする弁装置。
続きを表示(約 420 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の弁装置において、
前記第2熱応動器は、前記第2弁体を保持しており、
前記第1弁体は、前記連通孔と前記第2弁体との距離が所定値となるように前記第2熱応動器を支持する支持部を有している
ことを特徴とする弁装置。
【請求項3】
請求項1に記載の弁装置において、
前記弁室に形成された第3弁孔、前記弁室に収容され、変位して前記第3弁孔を開閉する第3弁体、温度に応じて前記第3弁体を変位させる第3熱応動器を有する第3弁機構をさらに備えている
ことを特徴とする弁装置。
【請求項4】
請求項3に記載の弁装置において、
前記連通孔および前記第3弁孔は、前記弁室における流体の流通方向に開口しており、
前記流通方向における前記第3弁孔の開口位置は、前記連通孔の開口位置よりも上流側である
ことを特徴とする弁装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示の技術は、弁装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来より、蒸気システムに設けられ、周囲の温度に応じて閉弁または開弁を行う熱応動式のドレントラップが知られている。例えば特許文献1に開示のドレントラップは、弁孔、弁体および熱応動器を有する弁機構を備える。弁機構では、周囲の温度が高温のときに弁体が熱応動器によって変位して弁孔を閉鎖し、周囲の温度が低温のときに弁体が熱応動器によって変位して弁孔を開放する。これにより、ドレントラップは、所定の温度未満のドレンを排出する一方、所定の温度以上の蒸気の排出を阻止する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-151960号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、蒸気システムの運転開始時には、システム内に残存する低温ドレンに蒸気が混合することによって発生し得るウォーターハンマを防止する観点から、残存するドレンをいち早く排出する必要がある。しかしながら、システム内に残存するドレンの量が想定以上に多い場合があり、その場合には、ドレンをいち早く排出することが困難になる。
【0005】
本開示の技術は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、運転開始時に流体をいち早く排出することができる弁装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の弁装置は、ケーシングと、第1弁機構と、第2弁機構とを備えている。前記ケーシングは、流体が流通する弁室が形成されている。前記第1弁機構は、前記弁室に形成された第1弁孔、前記弁室に収容され、変位して前記第1弁孔を開閉する第1弁体を有する。前記第2弁機構は、前記第1弁体に貫通形成され、前記第1弁機構が閉弁状態のときに前記弁室と前記第1弁孔とを連通させ且つ孔径が前記第1弁孔よりも小さい連通孔、前記弁室に収容され、変位して前記連通孔を開閉する第2弁体、温度に応じて前記第2弁体を変位させる第2熱応動器を有する。そして、前記第1弁機構は、前記第1弁体を開弁方向に付勢するバネをさらに有し、前記弁室の圧力が所定値まで低下すると、前記第1弁体が前記バネの付勢力によって変位し前記第1弁孔を開放するように構成されている。
【発明の効果】
【0007】
前記の弁装置によれば、運転開始時に流体をいち早く排出することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、ドレントラップの断面図である。
図2は、ケーシング内の弁室を流入口側から視て示す平面図である。
図3は、第1弁機構および第2弁機構を拡大して示す側面図である。
図4は、第3弁機構を拡大して示す側面図である。
図5は、開弁時の第2熱応動器および第3熱応動器を示す断面図である。
図6は、第1弁機構および第2弁機構の一状態を示す図3相当図である。
図7は、閉弁時の第2熱応動器および第3熱応動器を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、例示的な実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、ドレントラップ100の断面図である。図2は、ケーシング1内の弁室22を流入口21側から視て示す平面図である。
【0010】
ドレントラップ100は、蒸気システムの蒸気配管等に設けられ、蒸気の流出を阻止する一方、ドレンを流出させる。ドレントラップ100は弁装置の一例であり、ドレンおよび蒸気は流体の一例である。ドレントラップ100は、ケーシング1と、3つの弁機構(即ち、第1弁機構3、第2弁機構4および第3弁機構5)とを備えている。ケーシング1には、ドレンが流通する流路2が形成されている。3つの弁機構は、流路2に設けられ、流路2を開閉する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
保持機
2か月前
個人
回転伝達機構
5か月前
個人
免震留具
1か月前
個人
振り子式免震装置
2か月前
株式会社フジキン
配管
4か月前
丸一株式会社
配管構造
7か月前
個人
弁装置
6か月前
個人
ロックナット
4か月前
藤井電工株式会社
フック
2か月前
個人
ネジの緩み防止装置
2か月前
個人
緩み防止ナット
3か月前
個人
リンクプレート
5か月前
株式会社テイエルブイ
排気弁
3か月前
マフレン株式会社
自動給脂器
6か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
1日前
カヤバ株式会社
緩衝器
1日前
カヤバ株式会社
緩衝器
6か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
1か月前
株式会社ニフコ
留め具
7か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
6か月前
株式会社キッツ
管継手
6か月前
株式会社テイエルブイ
自動弁
2か月前
株式会社不二工機
電磁弁
7か月前
北村精工株式会社
固定具
5か月前
日動電工株式会社
保持具
2か月前
株式会社不二工機
電動弁
2か月前
株式会社キッツ
逆止め弁
3か月前
株式会社フジキン
バルブ
3か月前
矢崎化工株式会社
連結具
1日前
日本精工株式会社
直動案内装置
6か月前
スズキ株式会社
防振装置
4か月前
株式会社三五
ドライブシャフト
4か月前
株式会社ナベル
直動機構
1か月前
株式会社不二工機
電動弁
4か月前
未来工業株式会社
固定体
1か月前
株式会社不二工機
電磁弁
3か月前
続きを見る
他の特許を見る