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公開番号
2024079951
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-06-13
出願番号
2022192674
出願日
2022-12-01
発明の名称
留め具
出願人
株式会社ニフコ
代理人
個人
主分類
F16B
13/04 20060101AFI20240606BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】グロメット体を構成する胴部の座屈時に留め付け対象の穴における胴部の挿入先側に位置される穴縁と胴部との間にの間に隙間が生じないようにする。
【解決手段】留め付け対象Pの穴Paにグロメット体2の胴部15を挿入した後に軸体1をグロメット体2内から所要量を抜き出すことで胴部15の少なくとも一部を頭部12側の基部17とこれと反対の端末部18との間で中心軸xから離れ出させるように座屈させて頭部12と胴部15とで留め付け対象Pを挟み付けて留めつく留め具である。胴部15の外面の一部を、中心軸xに沿う向きに続き、かつ、端末部18側に近づくに連れて中心軸xとの間の距離を漸増させる傾斜面19とすると共に、この傾斜面19の形成範囲において胴部15の肉厚20を端末部18側に近づくに連れて漸増させるようにしてなる。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
軸体と、
頭部と胴部とを備え、前記軸体を前記頭部において開放して前記胴部の中心軸に沿って続く収容部に前記軸体の一部を前記開放箇所から外部に突き出させた状態で納めてなるグロメット体とからなり、
留め付け対象の穴に前記グロメット体の胴部を挿入した後に前記軸体の一部を利用して前記グロメット体内から所要量軸体を抜き出すことで前記胴部の少なくとも一部を前記頭部側の基部とこれと反対の端末部との間で前記中心軸から離れ出させるように座屈させて前記頭部と前記胴部とで留め付け対象を挟み付けて前記留め付け対象に留めつく留め具であって、
前記胴部の外面の一部を、前記中心軸に沿う向きに続き、かつ、前記端末部側に近づくに連れて前記中心軸との間の距離を漸増させる傾斜面とすると共に、この傾斜面の形成範囲において前記胴部の肉厚を前記端末部側に近づくに連れて漸増させるようにしてなる、留め具。
続きを表示(約 530 文字)
【請求項2】
前記傾斜面を、前記留め付け対象の穴に前記胴部を挿入したときに、前記傾斜面のいずれかの箇所が前記穴における前記挿入の挿入先側の穴縁に向き合うように形成させてなる、請求項1に記載の留め具。
【請求項3】
前記傾斜面を、平面によって構成させてなる、請求項1に記載の留め具。
【請求項4】
前記傾斜面の少なくとも一部は前記端末部に近づくに連れてその幅を漸減させてなる、請求項3に記載の留め具。
【請求項5】
前記胴部における前記傾斜面と前記端末部との間に前記座屈時に屈曲される薄肉のヒンジ部を形成させてなる、請求項1に記載の留め具。
【請求項6】
前記胴部は、2以上の胴部構成体を、これらの内側に前記収容部が形成されるように、前記基部と前記端末部とでそれぞれ一体化させてなる、請求項1に記載の留め具。
【請求項7】
2つの前記胴部構成体から前記胴部を構成させると共に、2つの前記胴部構成体の間に前記中心軸に沿う向きに続く開口部を形成させてなり、かつ、前記開口部における前記基部側の開口縁に前記端末部側に突き出す凸部を形成させてなる、請求項6に記載の留め具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、軸体とその一部を納めてなるグロメット体とからなり、留め付け対象の穴にグロメット体を挿入した後の軸体の抜き出し操作によって挿入先側でグロメット体に座屈を生じさせてグロメット体の頭部と座屈箇所との間で留め付け対象を挟み付けてこれに留めつくように構成された留め具の改良に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
リベットスリーブとピンとからなるブラインドリベットとして、特許文献1に示されるものがある。
【0003】
特許文献1のものでは、留め付け対象の穴にリベットスリーブを挿入した後、リベットスリーブ内からピンを引き抜くと、リベットスリーブのシャンクが座屈し、これにより、リベットスリーブのヘッドと座屈箇所とで留め付け対象を挟み付けるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特表2014-530327号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ここで、この種の留め具においては、前記座屈時、すなわち、前記挟み付け時に、留め付け対象の穴におけるリベットスリーブのシャンクの挿入先側の穴縁と、シャンクとの間に、隙間を生じさせてしまっていると、例えば留め付け対象が二枚のパネルであるときは、留め具により二枚のパネルの離間は抑止できるがリベットスリーブの中心軸に直交する向きにおける前記隙間の範囲でのパネルの移動や前記穴内での留め具の移動、すなわち、ガタつきは抑止できない。このようなガタつきは、例えば、この種の留め具を自動車を構成する二つの部品の留め付けに用いた場合、走行時の異音の原因となる。
【0006】
この発明が解決しようとする主たる問題点は、この種の留め具を前記のように座屈させたときに、座屈された後述のグロメット体を構成する胴部と留め付け対象の穴における前記胴部の挿入先側に位置される穴縁との間に前記胴部の中心軸に直交する向きの隙間が可及的に生じないようにする点にある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題を達成するために、この発明にあっては、留め具を、
軸体と、
頭部と胴部とを備え、前記軸体を前記頭部において開放して前記胴部の中心軸に沿って続く収容部に前記軸体の一部を前記開放箇所から外部に突き出させた状態で納めてなるグロメット体とからなり、
留め付け対象の穴に前記グロメット体の胴部を挿入した後に前記軸体の一部を利用して前記グロメット体内から所要量軸体を抜き出すことで前記胴部の少なくとも一部を前記頭部側の基部とこれと反対の端末部との間で前記中心軸から離れ出させるように座屈させて前記頭部と前記胴部とで留め付け対象を挟み付けて前記留め付け対象に留めつく留め具であって、
前記胴部の外面の一部を、前記中心軸に沿う向きに続き、かつ、前記端末部側に近づくに連れて前記中心軸との間の距離を漸増させる傾斜面とすると共に、この傾斜面の形成範囲において前記胴部の肉厚を前記端末部側に近づくに連れて漸増させるようにしてなる、ものとした。
【0008】
前記傾斜面の傾斜の向きによって、前記胴部の挿入先側に位置される穴縁に対して向き合う傾斜面の箇所での胴部の肉厚は、これより端末部側に位置される胴部の肉厚よりも常に薄くなるようにすることができる。これにより、前記座屈時において、前記箇所はこれよりも座屈中心に近い位置に比し常に脆弱で前記軸体を抜き出すことにより胴部に作用される力により屈曲しやすく、したがって、前記座屈時に前記箇所よりも座屈中心に偏った位置において胴部の基部側が屈曲してしまう事態の可及的防止が図られる。
これによって、胴部が座屈するときは、前記胴部の挿入先側に位置される穴縁に、これに向き合う傾斜面の箇所を必ず押しつけさせた状態で、この箇所を中心として胴部の基部側を屈曲させることができる。この結果、座屈された胴部と留め付け対象の穴における前記胴部の挿入先側に位置される穴縁との間に前記中心軸に直交する向きの隙間が生じないようにすることができる。
【0009】
前記傾斜面を、前記留め付け対象の穴に前記胴部を挿入したときに、前記傾斜面のいずれかの箇所が前記穴における前記挿入の挿入先側の穴縁に向き合うように形成させておくことが、この発明の態様の一つとされる。
【0010】
また、前記傾斜面を、平面によって構成させることが、この発明の態様の一つとされる。
(【0011】以降は省略されています)
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