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公開番号2024165913
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-28
出願番号2023082501
出願日2023-05-18
発明の名称回転ダンパー、および、ロック装置
出願人株式会社ニフコ
代理人個人,個人
主分類F16F 15/16 20060101AFI20241121BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】スプリングの復元力を保持することを可能とした回転ダンパー、および、ロック装置を提供する。
【解決手段】回転ダンパー10は、粘性流体が充填された環状の充填部11Aと、充填部11A内に配置された軸支部11Bとを備えるハウジング11と、軸支部11Bの周方向に回転可能に軸支部11Bに軸支され、粘性流体による制動力を係合対象に伝える回転体10Rと、充填部11Aの外側に配置され、回転体10Rに周方向の付勢力を伝えるスプリング12と、を備える。ハウジング11と回転体10Rとは、付勢力によって回転する回転体10Rをハウジング11と回転体10Rとの当接によって所定位置に止める規制部を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
粘性流体が充填された環状の充填部と、前記充填部内に配置された軸支部と、を備えるハウジングと、
前記軸支部の周方向に回転可能に前記軸支部に軸支され、前記粘性流体による制動力を係合対象に伝える回転体と、
前記充填部の外側に配置され、前記回転体に前記周方向の付勢力を伝えるスプリングと、
を備える回転ダンパーであって、
前記ハウジングと前記回転体とは、前記付勢力によって回転する前記回転体を前記ハウジングと前記回転体との当接によって所定位置に止める規制部を備える
回転ダンパー。
続きを表示(約 890 文字)【請求項2】
前記回転体は、
前記軸支部の周方向に回転可能に前記軸支部に軸支されるローターと、
前記ローターに回転不能に連結されて前記係合対象に係合する係合部材と、を備える
請求項1に記載の回転ダンパー。
【請求項3】
前記ハウジングと前記回転体とのいずれか一方が第1規制部材であり、
前記ハウジングと前記回転体とのなかで前記第1規制部材以外が第2規制部材であり、
前記規制部は、
前記第1規制部材に備えられる突起と、
前記第2規制部材に備えられ、前記突起が嵌合する溝と、を備える
請求項1に記載の回転ダンパー。
【請求項4】
前記規制部は、
前記ハウジングのなかで前記回転体に覆われるストッパと、
前記回転体のなかで前記ハウジングに対向する下面に位置する当接部であって、前記ストッパに当接して前記回転体を所定位置に止める前記当接部と、を備える
請求項1に記載の回転ダンパー。
【請求項5】
前記周方向に並ぶ複数の前記規制部を備える
請求項1に記載の回転ダンパー。
【請求項6】
前記規制部は、前記回転体の第1部分と、前記ハウジングのなかで前記第1部分に係合する第2部分と、を備え、
各規制部の前記第1部分は、前記スプリングの巻き込みの変更によって他の前記規制部の前記第2部分に係合することが可能に構成される
請求項5に記載の回転ダンパー。
【請求項7】
前記スプリングは、前記周方向に巻かれた螺旋状のコイル部を備え、
前記コイル部は、前記ハウジングが備える座面と、前記回転体が備える天面とに挟まれ、
前記座面と前記天面とは、前記コイル部の外形に準じた螺旋面状を有する
請求項1に記載の回転ダンパー。
【請求項8】
ロッドと、
前記ロッドに係合する請求項1から7のいずれか一項に記載の回転ダンパーと、を備える
ロック装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、回転ダンパー、および、ロック装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
回転ダンパーは、ハウジング、ハウジングに対して位置決めされた回転軸、ハウジング内に位置するぜんまいばね、ハウジングに係合されるキャップ、および、回転軸のうち、キャップの外部に突出した軸部に固定された歯車を備えている。ぜんまいばねは、外周端と内周端とを有している。外周端はハウジングに固定され、かつ、内周端は回転軸に固定されている。ハウジングとキャップとによって形成されるケージング内には、粘性流体が充填される。回転ダンパーは、クリップをさらに備えている。回転ダンパーによって所定の復元力を得るためには、ぜんまいばねが巻締められるように歯車を回した状態で、キャップにクリップを被せることによって、歯車の回転を拘束する(例えば、特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平5-321527号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した回転ダンパーは、歯車の回転を拘束するクリップにぜんまいばねの復元力を保持させる。一方、例えば、回転ダンパーがロッドに組み付けられる場合など、クリップが取り外される場合、ぜんまいばねの復元力が保持されにくい。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するための回転ダンパーは、粘性流体が充填された環状の充填部と、前記充填部内に配置された軸支部と、を備えるハウジングと、前記軸支部の周方向に回転可能に前記軸支部に軸支され、前記粘性流体による制動力を係合対象に伝える回転体と、前記充填部の外側に配置され、前記回転体に前記周方向の付勢力を伝えるスプリングと、を備える。前記ハウジングと前記回転体とは、前記付勢力によって回転する前記回転体を前記ハウジングと前記回転体との当接によって所定位置に止める規制部を備える。
【0006】
上記課題を解決するためのロック装置は、ロッドと、前記ロッドに係合する上記回転ダンパーと、を備える。
【0007】
上記回転ダンパーおよびロック装置によれば、スプリングの復元力に基づく付勢力によって回転する回転体の位置が規制部によって所定位置に止められる。そして、所定位置に止められた回転体がスプリングに復元力を保持させることが可能である。
【0008】
上記回転ダンパーにおいて、前記回転体は、前記軸支部の周方向に回転可能に前記軸支部に軸支されるローターと、前記ローターに回転不能に連結されて前記係合対象に係合する係合部材と、を備えてもよい。
【0009】
上記回転ダンパーによれば、回転体がローターと係合部材とを別々に備えるから、ローターの位置に独立して係合部材の位置を調整することが可能である。
【0010】
上記回転ダンパーにおいて、前記ハウジングと前記回転体とのいずれか一方が第1規制部材であり、前記ハウジングと前記回転体とのなかで前記第1規制部材以外が第2規制部材であり、前記規制部は、前記第1規制部材に備えられる突起と、前記第2規制部材に備えられ、前記突起が嵌合する溝と、を備えてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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